きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

塩を買って会社に届けた休日

2005-09-11 | その前の会社

私は休日の朝も、山となした1週間分の洗濯物をたたみながら、塩を買いに行かねばならない事ばかり考えていた。
その理由はこうである。(以下、前後関係の説明文なので緑の文字で書きました。時間が無い方は端折って黒文字だけ読んでください)

金曜の午後、秀クンから電話が掛かって「月曜の10時までに地鎮祭用の米と塩と酒を用意してください」と言われたのである。
すぐさま、酒は注文して(これでOK)、私は戸棚にしまわれているクッキーの空き缶をパヵッと開けた(実はここに前回神様に捧げた米と塩の残りが保存してある。何故かうちの会社は米塩はリサイクルで使い回すのである。バチがあたるとか気にする人間は1人も居ない)。そして、その時塩が少しも無い事に気がついた。

「後で夕飯の買い物ついでに買えばいいか」と思って、そのまま過ごしていたら、案の定、寝る時まで忘れていた。
やっぱり忘れてしまったかぁ~このまま週末も忘れてしまって、当日の10時に塩が無かったら、また大騒ぎになるぞ・・。

社長 「おい、秀!塩がねえじゃねーかよ!」
秀  「あ・・俺、sakeさんに頼んだのに・・・」
社長 「sake君!秀に頼まれていたのか?もう時間がねえだろ、まったくお前は・・どうすんだよ!」
そして、バックに流れる上司BRさんの「姉さん、またやった~?」の笑い声とか・・・。

あぁつまり、その地鎮祭に間に合うように、明日の朝は絶対に塩を買っておこうと心に誓って、昨日からずっと塩の事ばかり私は考えていたのである。
全く休日の朝から、会社のために塩を買いにわざわざスーパーまで行くなんて、やだよなぁ~それが終わったら、今度はkekeさんの昼食も考えないとならない。炊飯器には1人分のご飯が残っていて、これでチャーハンを作ろうかと思ったが、またkekeさんの

「また、チャーハン?えぇ~・・」

と言う台詞が予想され、いよいよやる気が無い。(しかしバリエーションをつけて、違う献立を作ろうとする意欲も無い)

そうだ!そう言えば会社に賞味期限切れのラーメンが冷蔵庫に入っていた!それを持って帰って来よう!
賞味期限切れのラーメンが会社にある理由はこうである。(前と同様に、時間が無い方は端折って黒文字だけ読んでください)

ある下請けさんから、ラーメンが何十個も会社に届いた。私はそれを一人一人持ち帰れるように社員の人数分のスーパーの袋に分配した。しかし、私もかなり大雑把な性格なので、厳密には社員の人数よりそのスーパーの袋は一つ少なかったのである。
分配終えてからその事実に気がついたのだが、「どうせ誰か、ラーメンを持って帰るのを忘れる奴がきっと居るよ」と思って、あまり気にせず冷蔵庫にしまった。もちろん、自分はしっかりラーメンを持って帰った。

そして、ラーメンがある事を社員にメールで一括送信ドン!と送ったのだが、私の予想通り、いつまで経っても、置き去りにされたままのラーメンの袋が一名分だけ残っていたのである。(つまり連絡してもラーメンを無視した人が、社内に約2名居るってこと!)
そして、私はしっかり賞味期限をチェックして、このラーメンが賞味期限を過ぎた時点で、「もう時効」と自分が持って帰って食べちまおうと企んでいたのである。

そうだ!あのラーメンを持って帰って食べちまおう!ついでに塩も買って、会社に置いてくるか!と思って、私はやっと重い腰を上げた。

そして、誰も居ない休日の会社に到着。
そうだ、まず自分のポケットマネィで塩を買ったのだから、しっかり精算しておかねば。
そして、目的のラーメンを冷蔵庫から出して忘れないように身に付ける。
そして、例の塩を、米と酒と一緒に置いておくはずが・・・・。

昨日用意しておいた米と酒が無い!どこにも無い!
そうか!!もう秀クンが現場に持っていったのか!
秀クンの事だから、もう塩が無いのに気付いて買い足すと思うけど~せっかく昨日から塩の事をず~っと思い詰めて、わざわざに買って持ってきたのに、この私の好意は誰にも知られないまま終わるのか・・・・。

と思ったら、だんだん忌々しくなってきて、秀クンの携帯に電話をすると、恩着せがましく一方的に「塩をわざわざ買ってきて持って来たのよ」とアピールする自分。
(ひょっとして行動がだんだんオバサン化してきた・・・・?)

そして、ラーメンはおいしく頂きましたよ。(^^)v