会社では課長が毎週土曜の午前中に仕事をサボってどこかに行っているらしい。
不真面目な人ではないので、子供の世話とか、止むを得ない事情があるのだと私達は思い、半ば黙認状態であったのだが、社長がとうとうキレて、もうアイツは土曜は休みにしろ!という事になった。
「sakeクンだって困るだろ?アイツが休んでいるのに分からなければ電話を回してしまうだろう?」と無理矢理言うので、「ハイそうですね。」と答えると、「もう土曜は事務所も休みにしよう」といきなり言い出した。
特に最近気が短くなって、ワンテンポおこうとか、誰かに相談しようとか何も無く、彼はこうして電光石火のように全てを決定するのである。
そして、他の者は誰も逆らう事ができず、はいはいと音頭を取るのである。
nanuさんが居なくなった後、私は慌てて「と言う事は私のお給料は減ってしまうのでしょうか。」と社長に訊いてみた。
そうでもしないと、なんせ電光石火なので決定する前にクギを刺さないといけないのである。
こっちはこの状態なので必死であり瀕死でもある。
私のこのダイレクトアタックが度肝を抜いたのか、「それはお前も困るだろう」と社長は言う。「土曜休みにしたのは、電話も来ないし冷房や電気代が無駄だからな。」と言う。しかし、「これから昇給もできそうにないから、ここらで気持を汲んでもらいたい」みたいなことも言う。
けっ。
あの飲み屋のレシート1回我慢すればいいのによ。
(イヤミで五七五にして作りたいである。)
それにしても勘弁してくれよ!課長!!
もう~~~~!!(`´)
kekeからまた音信不通になったので、帰りに即効出向くことにする。
kekeに「返事がないなら心配だからそっちに行くよ」とメールを入れた。
今日の首都高は夜である。夜中は一度あるが、夜の首都高はそれなりに車もあり、ちょっと怖かった。
kekeから返事が来たのはその2時間後である。
「来なくていい」と書いてあるが、もうすぐそこまで来ている。
このまま返事をするとカンヌキをかけられると思い、黙って向う。
kekeはプリプリ怒っていて、「なんでここまで来たんだ。1人にさせてくれ」と文句を言う。
大学はこれからどうするかまだ悩んでいるらしい。
何をそんなに悩んでいるのかと尋ねると、卒業できる自信が無いと言う。
それでもやらないよりはやった方がいいから、ダメでもそこまで頑張ったらどうだろう?と言うと、「金が掛かる」と言う。
「金は掛かってもいいんだよ。」と言うと、「それじゃダメなんだ」と言う。
そしてよくよく訊いてみると、kekeは親の貯めた金を遣うのが嫌らしい。
「そんなの当たり前じゃないか、OM君だってT君だってみんな親の金で大学に行ってるんだから。」
「よそはみんな普通の家庭だからいいんだよ。うちはそうじゃない。」
「関係ないよ。」と言うと、kekeは「どうして自分のために金を遣わなかったんだ」と怒るのである。
「金がないから働けと言われた方がよかった。」
「kekeのために貯めたかったからだよ」と言うと、怒って泣きそうになった。
kekeは帰れ帰れと言うので、ハイハイ分かったよ、と言って帰る事にした。
車をブーと走らせ、私はアイツはうつじゃないな、と確信した。
そして、ウルッと涙が出た。
別に他に使いたいことなんてなかったんだから、そんなん何でもないのになー。
でも、あの子ももしかしたら少し変わったのかもしれないな?
不真面目な人ではないので、子供の世話とか、止むを得ない事情があるのだと私達は思い、半ば黙認状態であったのだが、社長がとうとうキレて、もうアイツは土曜は休みにしろ!という事になった。
「sakeクンだって困るだろ?アイツが休んでいるのに分からなければ電話を回してしまうだろう?」と無理矢理言うので、「ハイそうですね。」と答えると、「もう土曜は事務所も休みにしよう」といきなり言い出した。
特に最近気が短くなって、ワンテンポおこうとか、誰かに相談しようとか何も無く、彼はこうして電光石火のように全てを決定するのである。
そして、他の者は誰も逆らう事ができず、はいはいと音頭を取るのである。
nanuさんが居なくなった後、私は慌てて「と言う事は私のお給料は減ってしまうのでしょうか。」と社長に訊いてみた。
そうでもしないと、なんせ電光石火なので決定する前にクギを刺さないといけないのである。
こっちはこの状態なので必死であり瀕死でもある。
私のこのダイレクトアタックが度肝を抜いたのか、「それはお前も困るだろう」と社長は言う。「土曜休みにしたのは、電話も来ないし冷房や電気代が無駄だからな。」と言う。しかし、「これから昇給もできそうにないから、ここらで気持を汲んでもらいたい」みたいなことも言う。
けっ。
あの飲み屋のレシート1回我慢すればいいのによ。
(イヤミで五七五にして作りたいである。)
それにしても勘弁してくれよ!課長!!
もう~~~~!!(`´)
kekeからまた音信不通になったので、帰りに即効出向くことにする。
kekeに「返事がないなら心配だからそっちに行くよ」とメールを入れた。
今日の首都高は夜である。夜中は一度あるが、夜の首都高はそれなりに車もあり、ちょっと怖かった。
kekeから返事が来たのはその2時間後である。
「来なくていい」と書いてあるが、もうすぐそこまで来ている。
このまま返事をするとカンヌキをかけられると思い、黙って向う。
kekeはプリプリ怒っていて、「なんでここまで来たんだ。1人にさせてくれ」と文句を言う。
大学はこれからどうするかまだ悩んでいるらしい。
何をそんなに悩んでいるのかと尋ねると、卒業できる自信が無いと言う。
それでもやらないよりはやった方がいいから、ダメでもそこまで頑張ったらどうだろう?と言うと、「金が掛かる」と言う。
「金は掛かってもいいんだよ。」と言うと、「それじゃダメなんだ」と言う。
そしてよくよく訊いてみると、kekeは親の貯めた金を遣うのが嫌らしい。
「そんなの当たり前じゃないか、OM君だってT君だってみんな親の金で大学に行ってるんだから。」
「よそはみんな普通の家庭だからいいんだよ。うちはそうじゃない。」
「関係ないよ。」と言うと、kekeは「どうして自分のために金を遣わなかったんだ」と怒るのである。
「金がないから働けと言われた方がよかった。」
「kekeのために貯めたかったからだよ」と言うと、怒って泣きそうになった。
kekeは帰れ帰れと言うので、ハイハイ分かったよ、と言って帰る事にした。
車をブーと走らせ、私はアイツはうつじゃないな、と確信した。
そして、ウルッと涙が出た。
別に他に使いたいことなんてなかったんだから、そんなん何でもないのになー。
でも、あの子ももしかしたら少し変わったのかもしれないな?