kekeに「お父さんと会ってみたらどうだろう。」と尋ねてみた。
kekeは消極的にあぁとかうぅとか言うので、「きっとお父さんならkekeの気持をわかってくれると思う。」と私はペラペラ続けた。
(ペラペラと続けたのは一種の照れである。落ち着いてじっくり悟り口調で話すのがキャラ的に苦手なのである。)
kekeはあぁとかうぅとか肯定も否定もしないので、「私は学校に行かないと言う事がなかったから、今のkekeの気持が理解できないので、ついつい『学校に行きなさい』と言ってしまうんだ。でも、お父さんはよく仕事を休んだり辞めたりしてたから、きっと今のkekeの気持を分かってくれるだろう。だからまた別の考えが浮かぶかもしれない。参考になるかもしれないよ。」と言った。
kekeはイヤだとも言わないので、「それじゃ日取りとか決めてもいいかねぇ。向こうがイヤでなかったらだけど。」と言う。
すると、kekeは初めてエーと言うので、「それはイヤ?」と尋ねると、「イヤだ」と答える。
「自分で決めるから。」と言う。
「自分で決めるにしてもアドバイスとか参考意見は多くあったほうがいいだろう?」と言うが、別に要らないと言う。
でも冷静に考えてみると、金の事しか電話を掛けてこない私からそんな頼みごとをされても、向こうも困るに違いない。
kekeは帰ってきてから、お皿も洗ってくれるし、ご飯も炊いてくれる(炊飯器の釜が汚れていれば洗ってやってくれる)、だから一緒に台所に立つ事もある。
ダンボールから出してきたシャンプーも洗顔料も歯磨き粉も、うちで使っていたのを同じものだった。
だから、同じものが二つになった。
計量スプーンもお玉も増えていた。
そんなのを見て「それも悪くないな」なんて思う。
居ない時に洗濯物も入れてくれる。
今までも入れてくれていたけれど、やってくれるかどうか分からない位不機嫌そうだった。
私は自分があっと言う間に離婚して舞い戻ってきた頃を思い出す。
こんな所も親子なのかもしれない。
あれは私が23の頃だ。
そんなもんだった。
kekeは消極的にあぁとかうぅとか言うので、「きっとお父さんならkekeの気持をわかってくれると思う。」と私はペラペラ続けた。
(ペラペラと続けたのは一種の照れである。落ち着いてじっくり悟り口調で話すのがキャラ的に苦手なのである。)
kekeはあぁとかうぅとか肯定も否定もしないので、「私は学校に行かないと言う事がなかったから、今のkekeの気持が理解できないので、ついつい『学校に行きなさい』と言ってしまうんだ。でも、お父さんはよく仕事を休んだり辞めたりしてたから、きっと今のkekeの気持を分かってくれるだろう。だからまた別の考えが浮かぶかもしれない。参考になるかもしれないよ。」と言った。
kekeはイヤだとも言わないので、「それじゃ日取りとか決めてもいいかねぇ。向こうがイヤでなかったらだけど。」と言う。
すると、kekeは初めてエーと言うので、「それはイヤ?」と尋ねると、「イヤだ」と答える。
「自分で決めるから。」と言う。
「自分で決めるにしてもアドバイスとか参考意見は多くあったほうがいいだろう?」と言うが、別に要らないと言う。
でも冷静に考えてみると、金の事しか電話を掛けてこない私からそんな頼みごとをされても、向こうも困るに違いない。
kekeは帰ってきてから、お皿も洗ってくれるし、ご飯も炊いてくれる(炊飯器の釜が汚れていれば洗ってやってくれる)、だから一緒に台所に立つ事もある。
ダンボールから出してきたシャンプーも洗顔料も歯磨き粉も、うちで使っていたのを同じものだった。
だから、同じものが二つになった。
計量スプーンもお玉も増えていた。
そんなのを見て「それも悪くないな」なんて思う。
居ない時に洗濯物も入れてくれる。
今までも入れてくれていたけれど、やってくれるかどうか分からない位不機嫌そうだった。
私は自分があっと言う間に離婚して舞い戻ってきた頃を思い出す。
こんな所も親子なのかもしれない。
あれは私が23の頃だ。
そんなもんだった。