梅雨明けもそろそろだと思い、父の病院の帰りにコイン洗車することにした。
いつもの洗車機の前に車を入れて、400円を用意してさぁ準備である。
そこで思わぬアクシデントが起きる。
私のお守り=初心者マークがはがれないのである。
(最近の熱でマグネットが車にくっついてしまったようである。)
なんてこった!
私はメキメキと無理矢理、初心者マークをはがすと、後はシールをはがした状態のように熱でとけたマグネットが残骸のように転々と残っているではないか。。。
慌てて、爪で(もちろん車体は傷つけないように)こすってみた。
大きなものは落とす事もできたが、それでもシールをはがした状態(点々と溶けたマグネットが残っている)は変わらない。
私は5分ぐらい一所懸命さすったりなぜたり、爪を立てたりして(もちろん車体は傷つけないように!)、一生懸命シール・・ではなく溶けたマグネットを落とそうと試みたが、どうにもならない。
そのうちベンツみたいな黒い車が、コイン洗車をしようと後からやってきたようだ。
まだ他の機械も空いているのだが、これから来る人に迷惑を掛けないよう、サッサと洗うことにする。
えーと、400円を入れ、ノズルを持って・・・・スイッチを。。。。
と思ったら、「スミマセン」と話しかけてくる男がいる。
あん?と思ってよく見ると、アラブ系の外人である。
「この機械の使い方をオシエテクダサイ」と言うのである。
(どうやら黒ベンツの持ち主が彼のようである)
日本語通じるかいな?と思うが英語はしゃべれないので、ごく普通に「いろんなコースがありますが、例えばこのシャンプーコースだと、ここに書いてありますよね?2分間水が出て、次に洗剤が出ます。そして8分間が手洗いタイムとなって、その後にまた水が出るんですよ。」と答えてみる。
すると、そのアラブの男は、フンフンとどうやら話が通じているようである。
それで「それは止まらずに時間が来たら終わりなのか?」と普通の日本語で質問してくるので、「途中で止めたい時はこの一時停止ボタンを押すと止まると思いますよ。でも、一時停止は何分間かって決まっていると思うので、それ以上になると、持ち時間がどんどん減ってしまうと思います。」と普通の日本語で答える。
すると、アラブ人は分かった風でよそに行ってしまったので、私はボタンを押して洗車開始!
ザザザザーと水を一応にふりかけ、一時停止で停めた間に、日産のニイちゃんがくれた、何とかコート洗剤を溶かした液をスポンジでこすりあげる。停止時間は2分ぐらいしかないので、必死であちこちこすりまくる。
・・・・と、また例のアラブ人がやってきて、どんなものか眺めているので、私は必死で答える。
「これは一番安い水洗いコースなんで、持ち時間がないんです!シャンプーコースは100円高いけど、手洗い時間が8分ついていますからぁあ~!」(答えると言うより叫んでいる状態)
アラブ人は私の必死の形相を見て、「家族と一緒でないとこれはタイヘンデスネ」などと言う。
「そうなんですよ!!」と、とりあえず答えながら、必死でスポンジでこする。
そして仕上げの水で流す様子もアラブ人に見つめられながら、彼はトコトコ歩き出すと、今度はこの洗車場の管理人のニイさんと話をしているようである。
(またもう一度機械の説明を受けているようである。)
そして、洗車を終えた私に「どうもアリガトウゴザイマシタ」などと、普通の日本語で話す。
それより、私はこの溶けたマグネットが問題なのだった。
洗車場の管理人が帰ろうとする時に、「すみません~」と呼んで、初心者マークのマグネットが熱で溶けてくっついてしまったのはどうすればいいのか?と尋ねてみた。
すると、彼は爪でこすりながら、取れませんねぇと言いながら、スプレーと何でも落とします繊維系のスポンジを持ってきた。
それでこの液体は水ですから、とこすりはじめて「取れませんねぇ」などと言うので、「もういいです!もういいです!目立たないので。」と止めてもらう。
(何故なら、あのスポンジだと何とかコート染料が心配だったからである。)
私はマグネットのショックで、心うつろに拭き取りながら、帰ることにした。
あのアラブ人は、やっと機械に立ち向かう勇気が出たようで、洗車機の前で内部のシートの掃除から始めていた。
「ここはみんなが次々来るところですから、ここでは外だけ洗って、拭いたり内部の掃除はこちらに来てやるんですよ。」と言おうかどうか迷ったが、まぁいいかと思った。
そして私はその場を立ち去った。
帰ってからも見るなり、マグネットの残骸を何度もこすってみた。
「別に私のLOVEモコには変わらないから、別にこれでもいいんだ!」と思ったりもした。
思ったりもしたが、日産のニイちゃんに相談してみる事にした。
彼なら「こんな薬がありますよ」とか教えてくれるかもしれない。
電話をすると、彼は他の電話に出ている所だったが、電話を取った人に「落ちるものなら落としてみますので、見せてもらえませんか。」と言われた。
さっそく、日産のお店に向った。
15分ぐらいすると、日産のニイちゃんが「落ちましたよ」と言って、見せてくれた。
「あれが落ちましたか!!!」←飛び上がらんばかりの感激である。
日産のニイちゃんは「ボクは前に修理の部署だったので、だいたい加減が分かるので。」と言う。
「ありがとうございます。感謝感激です」とオーバーな表現をしつつ、私はニイちゃんに見送ってもらって帰途につく。
そして、一息ついてから、さっきのアラブの男を思い出した。
あの黒いベンツと言い、ナンバーのゾロ目といい、少なくてもビンボウ人ではない。
どうして彼はわざわざコイン洗車場にやってきたのだろう?
単純に「ガソリンスタンドで1500円ぐらいで洗ってもらえますよー」と言えばよかったかもしれない。
それから、私の時短の水洗いコースの必死なおおざっぱな洗い方が、一般的な日本の洗車の仕方だと思われたら・・・???
ちょっと日本の恥である。
ちなみに左半分はよく汚れが落ちてなかったので、もう一度近いうちに洗いに行くと思う。
いつもの洗車機の前に車を入れて、400円を用意してさぁ準備である。
そこで思わぬアクシデントが起きる。
私のお守り=初心者マークがはがれないのである。
(最近の熱でマグネットが車にくっついてしまったようである。)
なんてこった!
私はメキメキと無理矢理、初心者マークをはがすと、後はシールをはがした状態のように熱でとけたマグネットが残骸のように転々と残っているではないか。。。
慌てて、爪で(もちろん車体は傷つけないように)こすってみた。
大きなものは落とす事もできたが、それでもシールをはがした状態(点々と溶けたマグネットが残っている)は変わらない。
私は5分ぐらい一所懸命さすったりなぜたり、爪を立てたりして(もちろん車体は傷つけないように!)、一生懸命シール・・ではなく溶けたマグネットを落とそうと試みたが、どうにもならない。
そのうちベンツみたいな黒い車が、コイン洗車をしようと後からやってきたようだ。
まだ他の機械も空いているのだが、これから来る人に迷惑を掛けないよう、サッサと洗うことにする。
えーと、400円を入れ、ノズルを持って・・・・スイッチを。。。。
と思ったら、「スミマセン」と話しかけてくる男がいる。
あん?と思ってよく見ると、アラブ系の外人である。
「この機械の使い方をオシエテクダサイ」と言うのである。
(どうやら黒ベンツの持ち主が彼のようである)
日本語通じるかいな?と思うが英語はしゃべれないので、ごく普通に「いろんなコースがありますが、例えばこのシャンプーコースだと、ここに書いてありますよね?2分間水が出て、次に洗剤が出ます。そして8分間が手洗いタイムとなって、その後にまた水が出るんですよ。」と答えてみる。
すると、そのアラブの男は、フンフンとどうやら話が通じているようである。
それで「それは止まらずに時間が来たら終わりなのか?」と普通の日本語で質問してくるので、「途中で止めたい時はこの一時停止ボタンを押すと止まると思いますよ。でも、一時停止は何分間かって決まっていると思うので、それ以上になると、持ち時間がどんどん減ってしまうと思います。」と普通の日本語で答える。
すると、アラブ人は分かった風でよそに行ってしまったので、私はボタンを押して洗車開始!
ザザザザーと水を一応にふりかけ、一時停止で停めた間に、日産のニイちゃんがくれた、何とかコート洗剤を溶かした液をスポンジでこすりあげる。停止時間は2分ぐらいしかないので、必死であちこちこすりまくる。
・・・・と、また例のアラブ人がやってきて、どんなものか眺めているので、私は必死で答える。
「これは一番安い水洗いコースなんで、持ち時間がないんです!シャンプーコースは100円高いけど、手洗い時間が8分ついていますからぁあ~!」(答えると言うより叫んでいる状態)
アラブ人は私の必死の形相を見て、「家族と一緒でないとこれはタイヘンデスネ」などと言う。
「そうなんですよ!!」と、とりあえず答えながら、必死でスポンジでこする。
そして仕上げの水で流す様子もアラブ人に見つめられながら、彼はトコトコ歩き出すと、今度はこの洗車場の管理人のニイさんと話をしているようである。
(またもう一度機械の説明を受けているようである。)
そして、洗車を終えた私に「どうもアリガトウゴザイマシタ」などと、普通の日本語で話す。
それより、私はこの溶けたマグネットが問題なのだった。
洗車場の管理人が帰ろうとする時に、「すみません~」と呼んで、初心者マークのマグネットが熱で溶けてくっついてしまったのはどうすればいいのか?と尋ねてみた。
すると、彼は爪でこすりながら、取れませんねぇと言いながら、スプレーと何でも落とします繊維系のスポンジを持ってきた。
それでこの液体は水ですから、とこすりはじめて「取れませんねぇ」などと言うので、「もういいです!もういいです!目立たないので。」と止めてもらう。
(何故なら、あのスポンジだと何とかコート染料が心配だったからである。)
私はマグネットのショックで、心うつろに拭き取りながら、帰ることにした。
あのアラブ人は、やっと機械に立ち向かう勇気が出たようで、洗車機の前で内部のシートの掃除から始めていた。
「ここはみんなが次々来るところですから、ここでは外だけ洗って、拭いたり内部の掃除はこちらに来てやるんですよ。」と言おうかどうか迷ったが、まぁいいかと思った。
そして私はその場を立ち去った。
帰ってからも見るなり、マグネットの残骸を何度もこすってみた。
「別に私のLOVEモコには変わらないから、別にこれでもいいんだ!」と思ったりもした。
思ったりもしたが、日産のニイちゃんに相談してみる事にした。
彼なら「こんな薬がありますよ」とか教えてくれるかもしれない。
電話をすると、彼は他の電話に出ている所だったが、電話を取った人に「落ちるものなら落としてみますので、見せてもらえませんか。」と言われた。
さっそく、日産のお店に向った。
15分ぐらいすると、日産のニイちゃんが「落ちましたよ」と言って、見せてくれた。
「あれが落ちましたか!!!」←飛び上がらんばかりの感激である。
日産のニイちゃんは「ボクは前に修理の部署だったので、だいたい加減が分かるので。」と言う。
「ありがとうございます。感謝感激です」とオーバーな表現をしつつ、私はニイちゃんに見送ってもらって帰途につく。
そして、一息ついてから、さっきのアラブの男を思い出した。
あの黒いベンツと言い、ナンバーのゾロ目といい、少なくてもビンボウ人ではない。
どうして彼はわざわざコイン洗車場にやってきたのだろう?
単純に「ガソリンスタンドで1500円ぐらいで洗ってもらえますよー」と言えばよかったかもしれない。
それから、私の時短の水洗いコースの必死なおおざっぱな洗い方が、一般的な日本の洗車の仕方だと思われたら・・・???
ちょっと日本の恥である。
ちなみに左半分はよく汚れが落ちてなかったので、もう一度近いうちに洗いに行くと思う。