今日は雨が止んだり、降ったり、時に強く降ったり・・・そんなお天気だった。
布団の中で強く雨の音を聞いては「このまま寝ていようかな」と思っていたのだが、仕方なく出かけた。返さねばならないCDがあったから。
今や明菜はちょっとお休みしていて(全部聴いちゃうと楽しみがそこで終わってしまうから)、今度はユーミンの懐かしいアルバムを借りている。
「あぁ~これこれ、懐かしい~~~」と感じるために、時にドライブしてまでCDを借りている。
「時間掛けてガソリン使ってアホかしら」とkekeに言うと「それで満足ならいいのでは」と返事が返ってきた。
秀クンは「音楽は月に1,000円で聞きたい放題だよ」と言う。
そういう方法があるのも知らない訳ではない。でも毎月毎月払うという「サブスク」は私好みではない。
月に1,000円ということは、年間に換算すると12,000円である。本当に音楽が好きで年中聞いているのなら元が取れるけれど、私のように瞬間的に聴きたくなるけど、すぐ飽きたり古い曲ばかり聴く人の場合、12,000円は高いような気がする。
(古いアルバムなら、明菜のアルバムも1,600円ぐらいで買えるから。)
写真の画像ソフトで「ライトルーム」なる有名なソフトがあるようだけど、それも今はサブスクになってしまった。知っていたら、そうなる前に買って試してみたかったけれど、サブスクでは払えない。(スマホ版は無料らしいのでそれを試してみてもいいけれど)
月々1,000円払うって軽く考える人が多いけど、侮れないと思う。
年間だと12,000円だし、それは解約しない限り死ぬまで払い続けることになる。だからもう底の底のギリギリまでやりたくないものの一つだ。で、それでなくても雑誌や服と言った物が捨てられない自分である。一度やり出したら、たぶんなかなか解約するタイミングがつかめないだろうと想像する。ドブにお金を流しているようなものになるだろう。
でも、これから世の中の流れが何となくこの流れのような雰囲気がある。この前、ゲームの「課金」という話も聞いたけど、お金が無ければ趣味も満足に楽しめない時代になっていくのだろうか。
私はこの何でも月払いにすりゃいいという世の中の流れがイヤなので、ギリギリのギリまで無料の音楽サイトやyoutubeや、レンタル屋とか、オークションとかで音楽を楽しみたいと思う。コロナが収まればまたカラオケに行くので、作品を作った方々への印税はそこで支払うつもりである。
とにかく「サブスク」という毎月毎月お金を払わねばならないという仕組みがあまり好きでない・・というか、何かの罠なのではないかとまで思ってしまう。毎月毎月お金を払わねばならないものについては、本当にそれが自分に必要なものなのかどうか、慎重に考えた方がいいと思う。(水道や電気は必要なので当然払っているが、本当に音楽や写真ソフトがそこまで必要なのか??)
いったいこれからどんなものが「サブスク」になるのだろう。
私らの稼げるお金は限界がある。一説によると、未来は物を所有せずみんなレンタルの世の中になる、という話もある。
となると、いろんな「サブスク」から、どれが自分に必要なサブスクなのか、収入に合わせて選択する世の中になるのだろうか。
ビデオ観放題、音楽聴き放題、雑誌読み放題、←この辺りは今でもあるよね?・・車借りたい放題、それから・・・ファーストフード食べ放題とか、ケーキ食べ放題とかもできるのかな。カメラのレンズのレンタル借り放題とかもあるかもしれない。
でも体は一つしかないし、時間は限られているから、全部やろうとしてもできないよね?
その時(もしも生きていたら)、ホイホイ借りるかもしれないけど、今の気持ちとしてはあまり面倒なことはしたくない。「う~ん、最近お金使いすぎてるから、何かやめなきゃ」と言って、「明日から音楽聴き放題やめましょ」ってなるだろうか?
1度その罠にはまったら、永久的に脱出できなくなるような予感が走る。
だから私はもう自分の楽しみを捨てても、極力そういうものには関わりあいたくないような気がする。
すると、鉛筆と歳時記があればできる「俳句」なんていうのは、趣味としてはすごくいいよね、サブスク不要、しかも俳句はいくらお金があるからと言ってその場で評価されるかどうかは分からない。お金持ちも平民もまったく同じ土俵でたしなめる趣味なのである。
やはり文化はこうでなければ・・・と思う。(^_^;)