私は政治に対して無関心ではありませんが、特定政党の支持者でもありませんし、特別に政治に熱心というわけでもありません。しかし、もうアカン(菅)です。イラ菅以上に、イライラが募って病気になりそうです。
松本前復興大臣の辞任であれだけの大騒動になったにもかかわらず、菅くんは、昨日の記者からの問いかけには知らぬ存ぜぬの得意の引きこもりを見せましたが、今日の国会での質問ではさすがに答えないわけにはいかず、「任命責任は自分にある」と答弁したそうです。そりゃ、そうです。本来ならば、やむなくではなくその前にきちんと説明すべき事柄です。
しかし、口では「責任がある」と言いながら、反省していないことは、他の答弁で明らかです。「一定のメドがたったら、若い人に責任を任せたいと言っただけで、退陣するとは言っていない」と述べたそうです。
確かに、客観的事実はそうでしょう。しかし、誰がどう見たって、詭弁です。子どもたちが、この日本のトップの「ああ言えば、こう言う」(以前にどっかの宗教団体にもいましたが…)を真似することのないように祈るだけです(しかし、こういう卑怯な大人をトップに持つと、子どもにどう教育していいのかが難しいですね…。本当に教育上良くありません)。
百歩譲って、“言っていないこと”は事実だとして、過去に“言ったこと”に対しては、どのように責任を取るのでしょうか。これまで野党切っての論客として鳴らした菅くんは、数え切れないほど、多くの首相や与党政治家を切って捨ててきました。
いろんな場面で引用されているそれらの言葉の多くが、今、まさに自らに降りかかっていますが、それに対しては、やはり「知らぬ存ぜぬ」です。まさに無責任です。
会社などの組織の中でも、何が信用できないって、自分が言ってきたこををまったく忘れてしまったかのように、180度違うことを言ったりする人です。そういう人は、どんなに偉くとも、本気でついていく人はいなくなります。
そんな人がどれだけ権力の座にしがみついたところで、本当に重要なことは成し遂げられません。しかし、こうした当たり前のことももはや菅くんに届くことはないでしょう。彼には、自分が見たいことしか見えず、聞きたいことしか聞こえず、言いたいことしか言わない、裸の菅くんですから…。
昨日は和歌山でも震度5強の地震が起きました。東南海地震との関連はないと言いますが、今回の巨大地震で、30年以内に起きる確率が極めて高い東海地震を含め、今、地震が起きてもおかしくはありません。
そんな時に、菅くんの駄々っ子のような振る舞いで時間を無駄にすることは出来ません。本当に、今、その時を迎えたら、また同じことの繰り返しです。3法案を盾に取ったりせず、即刻、明日にでも辞職すべきです。自分が選んだ松本君を見習うべきです。
本当にお願いですから、何とかしてほしいものです。一国民として、何も出来ないのが、これほど歯がゆいと思ったことはありません。森首相や麻生首相にも、相当思うことはありましたが、あの時は震災はありませんでした。今は、戦後のどんな時よりもリーダーの重要性が高い時です。そんな時に限って、一番ひどい人間を選んでしまった国は本当に不幸です。