津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

購入予定は無いのですが・・・

2011-07-04 23:11:43 | 書籍・読書
                織豊期の茶会と政治
 
                    思文閣出版

 お茶の不思議さとは、まさしく政治の道具であったことである。
地元熊本で10年ほどお茶のお稽古をしたが、今ではお手前はすっかり忘れてしまっているが、いろんなお茶の作法を記した文書に出くわすと、心にふつふつとたぎって来るものがある。
茶会記などを読むと亭主と客人の間でどのような会話が成されたのだろうかと考えたりする。
随分生くさい会話もあったのであろう。茶道が今日あるのは、まさしく織田・豊臣氏によってであるといって過言ではない。

 この本は一寸高い。購入するにはちょっと躊躇する。しかし魅力的だなと思い、ちょっとどこかの図書館からお借りして拝見しようと思っている。

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本の内容

信長の茶会の場を通して,「大名茶湯」という中世武家社会で発展していった茶湯の歴史を解明。(歴史図書総目録より)

信長の茶会の場を通して、「大名茶湯」という中世武家社会で発展していった茶湯の歴史を解明。

目次

第1部 信長・秀吉所蔵の名物の歴史的背景(秀吉書状に見える「御茶湯御政道」の再検討
名物茶器の史的変遷
織田信長による名物蒐集
豊臣秀吉による名物蒐集)
第2部 織豊期における座敷飾りの展開(信長茶会における名物室礼の性格
名物室礼の奉行—松井友閑の役割
豊臣政権の確立と「ゆるし茶湯」の終焉
織豊期の座敷飾りと「大名茶湯」)

著者情報

竹本 千鶴(タケモト チズ)
1970年神奈川県生まれ。1993年國學院大學文学部史学科卒業。2004年國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期修了。博士(歴史学)学位取得。現在、國學院大學文学部兼任講師 

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梅雨いまだ明けず

2011-07-04 13:22:02 | 熊本

 ここ二三日随分風が強く、小降りの雨がふりおかげで気温もそう上がらず助かっています。
クーラーも止めて窓を開けて風を通すにも、少し強すぎてカーテンが大乱舞しています。
南九州の梅雨明けから数日たちましたが、熊本はいつになるのでしょうか。
あちこちの田んぼも田植えもいよいよ、終盤といったところのようですが、今年は水の心配は無く秋には良いお米が取れることでしょう。

 こんなことを書いていても、やはり東北地方の煙害にあっている田んぼや、放射能の影響がある地区など田植えをしたくても出来ない皆様の事を思うと、そうそう喜ぶことも出来ませんね。別段私は農家ではありませんが、やはりこの時期水が張られ青い苗が風に揺らいでいる風景は心和みますねー。まさに日本の風景です。東北地方にも早くこんな風景が取り戻せるよう祈るばかりです。

追記:   22:54
ここ三時間ほど強烈な雨が降りました。洪水警報も出たようですが・・・解除になったのかなー? 
今晩中降るのでしょうか。水害トラウマを持ち合わせている私としては、余り気持ちよいものではありません。又風がうなりをたてています。早く上がって欲しい一方、途端に強烈な暑さが到来することに成り・・・・いずれにしてもこまった季節ですね~ 

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「旦夕覺書」 鳥--9(1/2)

2011-07-04 13:08:46 | 旦夕覺書

我等は十四より馬を乗習ひ申候 其刻十八日には毎月初瀬へ参候 老父被申候は何と存参候哉と被申候時馬を能乗り落不申怪我不仕様にと拝申と申候へはいや左様に我身の事はかり拝し申さぬ物にて候 頓て御入國被成候へは御目見させ可申候 左候へは無足にても殿様御家来にて候 神前にては先殿様御機嫌よく御繁盛被遊候様次には両親兄共息災に居申様に其次に我身の事を申拝し候物とおしへ被申候 唯今も奉存涙を流申候 尤成る事幼少より如斯おしへ被申候 其志を各にも能合點可被仕候 我等の如く幼少の時分より殿様を本に仕拝し申候 其心御家来は何も同前にて御座候 幼少より利發にて親の教を請す生れ来たる衆も可有之哉 乍去拙者同年位の侍中上下ともに拙者を不存衆無御座候 尤十歳はかりの時分より拙者は老父召連候て同姓八右衛門角入本書書置文左衛所へ毎度参候 屋敷たから町高田原手取三ヶ所今は替り申候 其時分御花畑の辻番所にて夜中にても冬は頭巾をぬき申候て頓て御入國被成候へは侍中是にて下馬仕候 頭巾も同前とておしへ被申候 如斯幼少より色々おしへ被申候へとも生れ付あしく心懸も薄く我身に覺へ節々誤り多く年寄候て思ひ出す事のみにて候 新知被為拝領御供にて江戸へ参り候年より初て上御屋敷へ被成御座候 四十年前迄は芝御屋敷に被成御座候上御屋敷より東海寺妙解院に御参詣直ニ芝へ御寄被成御供衆に御料理被下候 給申候て御廣間の次帳付共居候所に而たはこ給居候へは佐分利再見より小屋へ参候て御國茶申付候給候へと被申越候故得其意候と申草履取呼候へはわたし計持居申故木履を借参り候へとて奥村久左衛門小屋へ遣候て借参り候故其儘御玄関前栗石の上踏通り敷石の所にて二十年前思出先年三田八幡の御祭禮御門にて御覧被成候徒木に爰はうすへり敷候て御歩行被成候所と心付はたしに成候て通又木履にて参候 御廣間御番の内に御横目結居申候 何も御小姓組にて候 惣躰拙者事は御奉行御目附共に皆々憎み壱人も拙者をかはゐかる者無之候

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