津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■継飛脚で届けられる文箱

2016-08-08 18:10:52 | 史料

                     此文箱壱ツ并油
                     帋包壱ツ熊本
                     御奉行所へ早々可
                     送候也
                      辰ノ刻
                       八月九日 佐渡(ローマ字印)

                         松江
                         興善寺
                         小川
                         宇土
                     右継飛脚くまで 

 時代は判らない。ローマ字印から松井興長の書状であろう。八代から文箱と油帋包を継飛脚をもって急ぎ届けよとの切紙である。
松江(八代)・興善寺・小川・宇土に継飛脚がおり、ここでこの切紙を確認して熊本の奉行所へ届けるのである。
興善寺とは旧千丁・現在の八代市興善寺町の事である。http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_7839.html
辰ノ刻(午前八時)に出立、「熊本ゟ諸所江之道規之事」によると熊本札辻から八代迄は拾壱里とある。お昼頃には着いたのであろうか。 
肝心の内容は文箱の中である。 

コメント
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