鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

〔臨時版)鬱心理への誤解、正しい理解および対処策

2018年08月20日 | 安全なキリスト教の学び方

 

最近うつ病による、悲しい悲劇を見聞した。

うつ病に関しては、根本的な誤解が医学界にも蔓延していて、多くがその犠牲になっている。
自分がそうでなくても、家族、親族など愛する人たちが犠牲になる可能性が大きい。
この機にうつ病に関する、現代社会の誤解と知的病根と対策について、記しておきたい。
 
 
<鬱心理の本質は霊の波動障害>

鬱心理の本質は霊の波動障害だ。
霊は意識波動体で、常に波動を発している。

だが、科学〔学問、もほぼ同じ意味)はその認識作法上、霊というものへの論及を排除している。

科学は五感経験主義にたつので、霊などと言う見えない存在は、ものごとを因果系列でもって説明する際に、説明要素から排除するんだ。


 
<霊はハードディスクのようなもの>

人間の心理は、パソコンにたとえるとわかりやすい。
霊はハードディスクの位置にある。

聖書でもう一つ挙げられている精神要素は魂(ソウル)だ。
これはRAM(ランダムアクセスメモリー)に相当する。

霊に保存、蓄積されている情報の一部がここに読み出される。
これはモニターに相当する。

これを頭脳が読み取って、これに意志の力で作用を加える。
 
これら諸器官の情報伝達役が神経系だ。
 
頭脳は、モニターに現れたRAM情報を理解し、加工する。
これはキーボードとマウスだな。

これが、修正された情報を再び、神経系統は霊(HD)に上書きし、記憶させる。

 

 

<科学作法の限界>
 
科学は、霊を視界の外に置くので、脳神経系しか見ない。
そこで、これに西洋医薬品で対処しようとする。

方法は二つで~、

① 霊の意識状態を受信する脳神経系を薬で鈍化させるもの。
    (これは鬱という拷問のような心理の受信を、伝達神経を鈍化させて、ごまかすものだ)

② 向精神薬で神経を一時的に興奮させ、躁状態に向かわせるもの。
    (これは依存症、中毒になる。ヒロポンなどと同じだからだ)

              ~となっている。


この処方は、長期的に効力がないだけでなく、危険極まりないものだ。

だが、現代人、とりわけ戦後の日本人は、科学亡者になっている。
だからこの方法に依存して、どんどん精神病患者を作り出している。


 
<うつ病の本質>

うつ病の本質は、霊という意識体の波動障害なのだ。
このことに正面から対処しないので、日本はえらいことになっている。

自覚の少ない軽症者まで入れると、半数以上が鬱心理を体験している。
(いま、中高年者にもその数が驚異的に多いひきこもり、は、これによるのだ)
そして、自覚者になると、2割以上いるのではないか。

このままでは、日本は衰退が必然的だし、場合によっては、滅亡する。


 
<「生きよう」という波動>

人間の肉体とそのなかにある霊は「生きよう、生存しよう」という波動を発している。
一方、頭で考える「自分に関する理念」はやはりその波動でもって、この生存志向波動に影響を及ぼす。

・自己が存在価値ある、という理念は、これに整合し、波動を強め、促進させる。

・存在価値を否定する理念は、生存波動にぶつかり、そこで波動の混乱、混沌を形成する。

これが霊的波動障害をもたらす。

この混沌波動が鬱心理の実体なのだ。
 
 
 
<世界歴史観の心理的影響>

自己に生存価値意識を与えるに力ある理念は、自己をその中に含む世界歴史理念だ。
これを英語ではワールド・パースペクティブという。

これがそのなかの一部としての自分に、存在価値理念を供給したり、自分からそれを奪い取ったりする。

+++

例えば、経済社会理念に自由市場理念と、共産社会理念がある。
いま、企業オウナーの息子がいて、彼は、それを継いで社長になる、と自覚しているとする。

彼が自由市場主義の社会理念を持っていれば、そうした自分を、将来世の中に富を生産し、雇用を造る存在と意識するだろう。
自らを存在価値ある人間と自覚し、彼の生存志向波動は、強まっていくだろう。

+++

反対に、共産主義を理想とする社会理念を持っていれば、将来の自分を労働者を搾取する俗悪な資本家と意識するだろう。
マルクス思想では、自由市場社会(資本主義社会)の本質は、資本家が労働者の労働を搾取するところにある、とするからだ。

この意識波動は、当人の自己存在価値波動と反対方向のものだ。

これは彼の自価意識波動と衝突し、波動混沌をもたらす。

さらにこれが優勢になると、彼の「自分は存在価値ある」という理念を減殺する。

彼の虚無感の原因になり、生きようとする意識を減殺する。

(実際、鹿嶋の親友は、亡き父の会社を継承すべき立場にあり、マルクス思想を受容したがゆえに苦しんだ。学生時代における血を吐くような彼の苦しみと筆者はつきあった。良家育ちの純真な青年だった。
関西の絨毯会社を継承し、この思想問題を完全打開しないままで経営活動を続けたことが、彼の寿命を縮めたように鹿嶋は今でも思っている)

このように、世界意識は人の自己存在意識に大きく影響するのだ。

〔世界理念は単なる教養でもなく、知性の遊びでもない。
生きる人間にとっての、大きな武器だ。
読者が若き日の内に、それを友と議論し、しっかりした世界理念を持つことをすすめる)


 
<大きな世界観を志向する>

また、世界と言っても、その大きさには種々ある。
家族、家庭も一つの世界として意識されうるし、所属企業も、国家も、人類社会も、宇宙も、それになりうる。

〔人生観も、その世界理念を構成要素として持っている。かつて筆者は、学生時代に人生観を確立しておけ、とよく言われたものだ〕

人の自然の情では、規模の大きいものが小さいものの上位に立って、小さいものの価値を規定していく。

それを知った上で、普段から大きな世界理念に意識を飛ばし遊ばせ、考えるという知性のゲームを楽しむことをすすめる。

それがうつ病への、強力な対処策となるのだから。



<極大の世界観は聖書にある>
 
そして、その究極に大きい世界理念は、聖書に埋め込まれているものだ。
 
ここでは、万物の創造神は、時間的及び空間的無限者だ。
 
世界はその懐のなかの存在となる。
 
そこでは創造神は究極の価値ある存在であり、その創造神の意図に沿った行為が、被造物〔人間)最高の価値を持った行為となる。
 
創造神の意図は聖書に埋め込まれている。
 
そこで、生活のなかで、何らかの形でその意図に沿う要素を含むことが究極の自価意識の源になる。

〔これは職業伝道者でなくても、できることだ)
 
それが虚無感ゼロ、自己否定感ゼロをもたらす、究極の力を持つことになるのだ。

 
一般読者にはこれを宗教的信念による言葉と感じる人も多いだろうが、本意はそうではない。
 
理性の論理として、そういうことがいえる、ということだ。
 
もう一度言うけど、うつ病への西欧医学的治療は慎重にすべきだ。
 
廃人にされるか、あるいは最悪の場合、いのちとられるよ。


 
 
 
 
 
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