Sightsong

自縄自縛日記

「金曜日」の基地利権と岩国記事、「軍縮地球市民」の休刊

2008-02-02 23:59:00 | 政治

寒くて写真をプリントする気にならない。米国でのジュゴン裁判が意味することについても、勉強方々まとめようと思っているのだが、どうも気が散ってすすまない。仙台に行っても寒くてとんぼ帰り。それはさておき。

週刊金曜日」(2008/2/1)が、沖縄の基地利権特集を開始している。名護市、東村、国頭村などの北部振興策(基地と引き換えの麻薬)をめぐり、オカネの行く末やヒモの怪しさ、といった内容だ。ゴシップを含めどこまで出るかだが、それをゴシップとしてではなく、税金の使い道、軍事のあり方、民主的な意思決定のあり方などを考えるために必要なものとして、注目したい。

山口県岩国市長選についても注目である。米軍受け入れを住民に強制するためのオカネとマインドコントロール、構造は沖縄と共通しているようだ。

パキスタン政治の混乱をめぐるブッシュ政権の位置付けに関する宮田律氏(静岡県立大学)の記事はとても参考になった。2001年の「9.11」前にビン・ラディンの存在を強烈に示した『現代イスラムの潮流』(集英社新書、2001年)の著者である。

季刊・軍縮地球市民」(2008冬、明治大学軍縮平和研究所)は、今号で休刊するということだ。まだあまり読んでいないが、土本典昭氏のドキュメンタリーについての考え方や水俣の現在、大樹に寄ってしまい精神が空っぽと化したマスコミについての内部告発、ミサイル防衛に群がる軍事構造、東アジアという文脈で捉えるべき沖縄戦のこと、など、示唆的な記事が多い。