2005年に、モントリオールに1週間ほど滞在した。あまりにも寒かったので、楽ちんなAEカメラ、フォクトレンダー・ベッサR2Aを持っていったのにも関わらず、モノクロフィルムを1本しか使わなかった。それを、寒さが和らいだ今、なぜかついでにプリントしていたりする。やっぱり自分は寒いと駄目だ。
ベッサは、飛行機の振動で距離計が縦ずれを起こしていた。コシナのサービスルームで直接調整してもらったが、いろいろあって、結局手放してしまった。しかし、AE付きのレンジファインダー機に、なんだかまた魅力を感じている。
無目的な散歩はいつものことだが、バックミンスター・フラーが1947年に発明したジオデシック・ドームのひとつ(バックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』、1968年、ちくま学芸文庫)には行ってみたかった。ところが時間外で中に入ることができず、栗鼠を横目に見て写真だけを撮った。ひとつというのは、普遍的な工学デザインを志向したフラーの技術は、あちこちで使われているということだ。
ライヴハウス「House of Jazz」にも潜った。サックス、ベース、ピアノのトリオが演奏していたが、名前を忘れてしまった。
モントリオール Bessa R2A、Summicron 50mmF2、Tri-X、イルフォードマルチグレードIV(光沢)、2号フィルタ
ジオデシック・ドーム Bessa R2A、Summicron 50mmF2、Tri-X、イルフォードマルチグレードIV(光沢)、2号フィルタ
House of Jazz Bessa R2A、Summicron 50mmF2、Tri-X、イルフォードマルチグレードIV(光沢)、2号フィルタ