Sightsong

自縄自縛日記

ジャズメンの切手

2009-08-27 23:33:30 | アヴァンギャルド・ジャズ

ヘンリー・スレッギルの新作『THIS BRINGS US TO, VOL.1』(Pi Recordings)が出る(>> リンク)。万歳。「ゾォイド」というグループでの作品であり、ディスクユニオンの解説には「8年ぶりの新作」とあるがこれは間違いだ。LP限定の『Pop Start the Tape, Stop』(hardedge、2005年)以来だから、4年ぶりくらいか(>> リンク)。多少でも破天荒な祝祭音楽ぶりを取り戻していてくれると嬉しいのだが、どうだろう。

そういえばどこにしまいこんだっけと思い出して探すと、引き出しの奥にあった。1995年頃に米国で発行された、ジャズメンの記念切手だ。雑誌で読んで欲しいなあと思っていると、CDとセットで輸入されて売られていた。


一応、悪用されないよう線を入れた(笑)

エロール・ガーナー、ユービー・ブレイク、チャールス・ミンガス、ルイ・アームストロング、ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク、ジェイムス・P・ジョンソン、コールマン・ホーキンス、チャーリー・パーカー、ジェリー・ロール・モートン(順不同)。ラグタイム・ピアニストたちが入っているのが米国らしい。日本のジャズ・ファンが選んだら、かなり異なるラインナップになるだろう。少なくとも、ビル・エヴァンス、マイルス・デイヴィス、ソニー・ロリンズらが外れることはない。

CDは、『Warner Jams - A Tribute To The Jazz Masters』と題されたセッション集で、1人に1曲が捧げられている。同じ時期に出ていたオムニバス集の番外編といったところだ。メンバーは、ケニー・ギャレット、ジョシュア・レッドマン、ウォレス・ルーニー、ラリー・ゴールディングス、ブラッド・メルドー、クラレンス・シー、ルイス・ナッシュ、ブライアン・ブレイドというオールスターズ・・・・・・なのだが、今見ると、何か商売人が多いなあという印象である(失礼)。もう聴くことはほとんどない。