所用で北九州に行ったついでに、北部九州最大の干潟である曽根干潟に立ち寄った。タクシーの運転手さんに訊ねると、小さいころから「潟」で遊んでいた、友だちなんかカブトガニを食べたんだぞと愉快な話。やや干潮時、ただスーツに革靴、干潟の中までずんずん入っていくわけにはいかず眺めるのみ。大潮の時には、向こうに見える間島まで歩いていけるのだという。
カニもカブトガニもトビハゼも見ることはできなかったが、広い泥干潟を眺めただけでとりあえずは良しとする。
干潟に面している曽根新田はその名の通り埋立地である。その田んぼの中にぽつんと建っている蕎麦屋「もず」で昼食をとった。十割蕎麦なのになめらか、旨かった。近くの田んぼや花や小川の風景ともども大満足である。ついでに蕎麦饅頭を買って鞄に入れておき、夕刻、電車の中で食べた。
●東京湾の干潟(三番瀬、盤洲干潟・小櫃川河口、新浜湖干潟、江戸川放水路)
○『みんなの力で守ろう三番瀬!集い』 船橋側のラムサール条約部分登録の意味とは
○船橋の居酒屋「三番瀬」
○市川塩浜の三番瀬と『潮だまりの生物』
○日韓NGO湿地フォーラム
○三番瀬を巡る混沌と不安 『地域環境の再生と円卓会議』
○三番瀬の海苔
○三番瀬は新知事のもとどうなるか、塩浜の護岸はどうなるか
○三番瀬(5) 『海辺再生』
○猫実川河口
○三番瀬(4) 子どもと塩づくり
○三番瀬(3) 何だか不公平なブックレット
○三番瀬(2) 観察会
○三番瀬(1) 観察会
○『青べか物語』は面白い
○Elmar 90mmF4.0で撮る妙典公園
○江戸川放水路の泥干潟
○井出孫六・小中陽太郎・高史明・田原総一郎『変貌する風土』 かつての木更津を描いた貴重なルポ
○盤洲干潟 (千葉県木更津市)
○盤洲干潟の写真集 平野耕作『キサラヅ―共生限界:1998-2002』
○新浜湖干潟(行徳・野鳥保護区)
○谷津干潟
●沖縄の干潟・湿地・岩礁
○泡瀬干潟
○泡瀬干潟の埋立に関する報道
○泡瀬干潟の埋め立てを止めさせるための署名
○泡瀬干潟における犯罪的な蛮行は続く 小屋敷琢己『という可能性』を読む
○またここでも公然の暴力が・・・泡瀬干潟が土で埋められる
○救え沖縄・泡瀬干潟とサンゴ礁の海 小橋川共男写真展
○屋嘉田潟原
○漫湖干潟
○辺野古
○糸満のイノー、大度海岸
○沖縄県東村・慶佐次のヒルギ
●その他地域の干潟
○下村兼史『或日の干潟』(有明海や三番瀬の映像)
○『有明海の干潟漁』(有明海の驚異的な漁法)
○栗原康『干潟は生きている』 震災で壊滅した蒲生干潟は・・・(仙台の蒲生干潟)
●その他
○粟屋かよ子『破局 人類は生き残れるか』(栗原康『有限の生態学』を多く引用)
○加藤真『日本の渚』(良書!)
○『海辺の環境学』 海辺の人為(人の手を加えることについて)