『Plymouth』(Rare Noise Records、2014年)を聴く。
Jamie Saft (p, org)
Joe Morris (g)
Mary Halvorson (g)
Chris Lightcap (b)
Gerald Cleaver (ds)
何しろ、このヘンな面々が遊びまくっている感じなのだ。
クリス・ライトキャップのベースとジョー・モリスのギターが、音楽をカラフルに染め続ける。しかし、メアリー・ハルヴァーソンの無重力ギターは、それがどうしたのと言わんばかりにちゃぶ台の足を引っ張る。ジェラルド・クリーヴァーのドラムスは、この異常な時空間からの外部へのスピルアウトか。そして、この中でジェイミー・サフトのピアノとオルガンが真面目に聴こえてしまう。
最初聴いたとき特に刺さることもなく放置していたのだが、あらためて大きな音で聴いてみるとひたすら愉快。
●参照
ボビー・プレヴァイトの映像『Live in Japan 2003』(2003年)(ジェイミー・サフト参加)
ジョー・モリス+ヤスミン・アザイエズ@Arts for Art(2015年)
「ニューヨーク、冬の終わりのライヴ日記」(2015年)(ジョー・モリス)
ジョー・モリス『solos bimhuis』(2013-14年)
イングリッド・ラブロック、メアリー・ハルヴァーソン、クリス・デイヴィス、マット・マネリ @The Stone(2014年)
メアリー・ハルヴァーソン『Thumbscrew』(2013年)
ウィーゼル・ウォルター+メアリー・ハルヴァーソン+ピーター・エヴァンス『Mechanical Malfunction』(2012年)
イングリッド・ラブロック(Anti-House)『Strong Place』(2012年)(メアリー・ハルヴァーソン参加)
ステファン・クランプ+メアリー・ハルヴァーソン『Super Eight』(2011年)
イングリッド・ラブロック『Zurich Concert』(2011年)(メアリー・ハルヴァーソン参加)
ウィーゼル・ウォルター+メアリー・ハルヴァーソン+ピーター・エヴァンス『Electric Fruit』(2009年)
アンソニー・ブラクストン『Trio (Victoriaville) 2007』、『Quartet (Mestre) 2008』(2007、08年)(メアリー・ハルヴァーソン参加)
クリス・ライトキャップ『Epicenter』(2013年)(ジェラルド・クリーヴァー参加)
Book of Three 『Continuum (2012)』(2012年)(ジェラルド・クリーヴァー参加)
Farmers by Nature『Love and Ghosts』(2011年)(ジェラルド・クリーヴァー参加)
ジェレミー・ペルト『Men of Honor』(2009年)(ジェラルド・クリーヴァー参加)