Sightsong

自縄自縛日記

「JazzTokyo」のNY特集(2018/4/1)

2018-04-03 23:53:41 | アヴァンギャルド・ジャズ

「JazzTokyo」誌のNY特集、Jazz Right Now(2018/4/1)。

■ 連載第29回 ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 パトリック・シロイシ『Tulean Dispatch』

DJ/ライターのガブリエル・ジャーメイン・ヴァンランディンガム-ダンによる、パトリック・シロイシ『Tulean Dispatch』評。ずいぶんと個人の印象に寄ったレビューを書く人だ。同盤はわたしもはじめて聴いたがとてもユニーク。

■ 蓮見令麻さんの連載 ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま 第22回 ラン・ブレイク〜独創と孤独を泳ぐピアニスト〜<後編>

この人も変わっている、ラン・ブレイク。インタビューを通して読むと、インスピレーションの湧くままに話があちこちに飛んでいって面白い。

●Jazz Right Now
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イクエ・モリ『Obelisk』

2018-04-03 00:05:28 | アヴァンギャルド・ジャズ

イクエ・モリ『Obelisk』(Tzadik、2017年)を聴く。

Sylvie Courvoisier (p)
Okkyung Lee (cello)
Jim Black (ds)
Ikue Mori (electronics)

このいかついメンバーから尖がって突き抜けたサウンドを想像したのだが、実はそうでもない。むしろ逆であり、親密感さえ漂っている。

イクエさんのファンタジックな物語世界があって、みんなその中で妖精を演じているような按配だ。これはこれでいいのだが、やはり、オッキュン・リーであれば恐怖を覚えるほどの弦のしなり、ジム・ブラックであればガジェット的に走りぬける有様、シルヴィー・クルボアジェであれば結晶の内面反射を想像するような硬いピアノ、それらが衝突し化学変化を起こすサウンドを聴きたい。というのはフリージャズに毒された見方か。

●イクエ・モリ
イクエ・モリ+クレイグ・テイボーン@The Drawing Center(2017年)
クレイグ・テイボーン+イクエ・モリ『Highsmith』(2017年)
エヴァン・パーカー、イクエ・モリ、シルヴィー・クルボアジェ、マーク・フェルドマン@Roulette(2015年)
Rocket Science変形版@The Stone(2015年)
エヴァン・パーカー US Electro-Acoustic Ensemble@The Stone(2015年)
シルヴィー・クルボアジェ+マーク・フェルドマン+エヴァン・パーカー+イクエ・モリ『Miller's Tale』、エヴァン・パーカー+シルヴィー・クルボアジェ『Either Or End』(2015年)
エヴァン・パーカー ElectroAcoustic Septet『Seven』(2014年)
イクエ・モリ『In Light of Shadows』(2014年)