渋谷のサラヴァ東京において、「ピアノな夜」(2018/4/17)。
Vanessa Bley (p)
Koichi Yamaguchi 山口コーイチ (p)
ヴァネッサ・ブレイはポール・ブレイの下の娘。神童であったようで、このようなインプロピアノ「も」余裕で弾きこなしていたという。実際にはじめて接するのだが、確かにそのあたりから美しいものを手で摘み、次々にフレーズにしてゆくところなど、父親に似ているのだなと思った次第。凄みが出るのはこれからだ。
セカンドセットは山口コーイチ。やはり山口さんらしくはじまりも終わりもないシームレスな魅力がある。途中で「All The Things You Are」がモチーフとして発展された。山口さんによれば、「20年くらい前」にポール・ブレイが来日したときに、同曲のイントロばかりをセットを通じて弾き続けたことがあって、それに触発された演奏だった。
わたしもポール・ブレイのソロピアノをその頃に新宿ピットインで観て(同じ年かな?)、激しく魅了されたのだった。ブレイはバップ曲さえも弾いた。近くに座っていた観客が「美しい・・・」なんて呟いていた記憶がある。
詳しいレビューを楽しみに待ちたい。
Fuji X-E2、XF60mmF2.4
●ポール・ブレイ
ポール・ブレイ『Solo in Mondsee』(2001年)
ポール・ブレイ『Synth Thesis』(1993年)
ポール・ブレイ『Homage to Carla』(1992年)
ポール・ブレイ『Plays Carla Bley』(1991年)
ポール・ブレイ+ゲイリー・ピーコック『Partners』(1991年)
ポール・ブレイ+チャーリー・ヘイデン+ポール・モチアン『Memoirs』(1990年)
チェット・ベイカー+ポール・ブレイ『Diane』(1985年)
イマジン・ザ・サウンド(1981年)
アネット・ピーコック+ポール・ブレイ『Dual Unity』(1970年)
ポール・ブレイ『Barrage』(1964年)
ポール・ブレイ『Complete Savoy Sessions 1962-63』(1962-63年)
●山口コーイチ
川下直広カルテット@なってるハウス(2017年)
川下直広カルテット@なってるハウス(2016年)
AAS@なってるハウス(2016年)
山口コーイチ『愛しあうことだけはやめられない』(2009-10年)