下北沢のApollo(2019/11/30)。
Junji Hirose 広瀬淳二 (ts)
Cal Lyall (g)
Christian Meaas Svendsen (b)
Darren Moore (ds)
ノルウェーから再来日したクリスティアン・メオス・スヴェンセンは、今回はほとんどヴァケイションであり、ギグは2回だけである(この日と、今日のOTOOTO)。それにしても良いメンバーである。
ファーストセット、セカンドセットともに、皆が擦音をコアにサウンドの展開を図るという形。ダレン・ムーアはシンバルを擦り、クリスティアンも楽器の音を確かめるように撫ではじめる。やがて全員とも持てるエネルギーを全開にしてゆくのだが、それが凄まじく、インプロもフリージャズも何とでも呼んでくれというようなものだ。
広瀬さんの上から下への往還はいつもながら超一級であり、高音のフラジオで攻めまくる時間も、発泡スチロールを仲間にした拡張の時間もあった。カル・ライアルはポケットにびしびしと入ってくる。ダレンさんもあらゆる技を惜しみなく使う。そしてクリスティアンは、三本の弓を同時に使い(口で固定したりもする)、さらに喉歌も混ぜてくる。これにより複数の声を表現するのであり、かなり独創性が高い。それだけでなく4人の声が交代しあった。
Fuji X-E2、7Artisans 12mmF2.8、XF60mmF2.4
●広瀬淳二
815展でのパフォーマンス(矢部優子、広瀬淳二、池田陽子、渡辺隆雄、遠藤昭)@好文画廊(2019年)
広瀬淳二+さがゆき@なってるハウス(2019年)
クレイグ・ペデルセン+中村としまる、エリザベス・ミラー+広瀬淳二@Ftarri(2018年)
広瀬淳二『No-Instrument Air Noise』(2017年)
ブライアン・アレン+広瀬淳二+ダレン・ムーア@Ftarri(2018年)
ロジャー・ターナー+広瀬淳二+内橋和久@公園通りクラシックス(2017年)
クリス・ピッツィオコス+吉田達也+広瀬淳二+JOJO広重+スガダイロー@秋葉原GOODMAN(2017年)
広瀬淳二+今井和雄@なってるハウス(2017年)
広瀬淳二+中村としまる+ダレン・ムーア@Ftarri(2017年)
広瀬淳二+今井和雄+齋藤徹+ジャック・ディミエール@Ftarri(2016年)
広瀬淳二『SSI-5』(2014年)
広瀬淳二+大沼志朗@七針(2012年)
広瀬淳二『the elements』(2009-10年)
●カル・ライアル
Signals Down@落合soup(2019年)
Kiyasu Orchestra Concert@阿佐ヶ谷天(2017年)
●ダレン・ムーア
ブライアン・アレン+広瀬淳二+ダレン・ムーア@Ftarri(2018年)
池田陽子+山㟁直人+ダレン・ムーア、安藤暁彦@Ftarri(2018年)
サイモン・ナバトフ@新宿ピットイン(2017年)
広瀬淳二+中村としまる+ダレン・ムーア@Ftarri(2017年)
Kiyasu Orchestra Concert@阿佐ヶ谷天(2017年)