日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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本城靖久 「トーマス・クックの旅」(講談社現代新書)

2008-01-30 22:19:02 | 本・映画・展覧会
 海外旅行が好きな人でトーマス・クックの名前を知らない人はそう多くはないんじゃないか。えっそれ人名?空港の両替屋か海外の鉄道時刻表だと思った!そう、そのトーマス・クックです。そのトーマス・クックの旅行業務開始の経緯から彼の死後までの活動ぶりを、豊富な資料による裏づけと共に描いたのが本書です。

 今の私には手数料が高いと言うイメージしかないトーマス・クック社ですが(笑)、できた当時は手数料どころかボランティア活動に近かったとか。ビジネス精神旺盛な創業者と思いきや、精神横溢なるは折合いの悪かった息子の方でトーマス・クックご本人は終生を高邁なる貢献の精神のまま終えたようだとか。

 読み易く1時間とかからず終えてしまったけど、実は大変な苦労の連続だったのだろうと思う。それがあまりにサラリと流されてしまっている嫌いがあるのが惜しい。仰々しく祭りたてる必要はないが、もう少し苦労ぶりを…いや、200年近くも前に始めた当時の苦労など、断片的な資料から推し量るしかないか。ここまで纏め上げただけでも労作と言えるのかもしれない。

 パッケージツアーは嫌いだけど、団体旅行の大量集客があればこそツーリズムが栄え、輸送力が増し、結果として個人旅行者もより安く旅が出来るようになった。その点は感謝しなければいけないな。

 2008年1月24日 自宅にて読了
コメント (1)
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2008年1月23日 新年会?連荘(その4品川)

2008-01-30 07:21:42 | ノンジャンル
今日も会社絡み、退職される方の慰労会でした。40年近く、お疲れ様でした。見送る側としても色々と思いはありますが、あまりお話できませんでした。

いや~それにしても、仕事絡みの飲み会は疲れる。ざっくばらんな会なんだけど一応ホラ、普段以上に相手(上のヒト)のご機嫌っつーかグラスを窺ってなければダメとか、話題が自分に振られたらさりげなく逸らさないと面倒だし。ここで自分をアピールできる人間が出世するんだろうなぁ。あたしゃ逃げるよ。

現実には否が応でもこういう席に出なきゃならんわけで、そうすると若いうちから酒席での振舞い・気遣いはきちんと勉強しておくべしってことになる。いまアフター5で若い部下と飲みに行く機会がどれだけあるだろう…もうそういう時代じゃないって?

確かにそう思う。自分自身も会社関係の飲み会嫌いだから無理強いしたくはないけど、社会的儀礼を覚える訓練だと思えばやらなきゃ(連れて行かねば)ならんのかなぁ…それで何か失態して恥をかくんは本人だけじゃなく上長もだから。「どんな教育してんだ!」ってね。

でもそもそも「上役に気を遣う」と思うからいけないんで、「相手がいかに気持ち良く過ごせるか気を配る」と考えれば、別に上役じゃなくてすべての飲み会に出席した時に活かせるはずだよね。それを教え伝えるのは上司としてじゃなくて人生の先輩の役目と考えれば。
コメント (2)
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