日々のつれづれ(5代目)

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2012年9月29日 【旅行】熊野古道へ(1)

2012-10-09 23:01:17 | 旅行・ハイク&ウォーク
 熊野市にあるYHに泊まりに行くことになり、さて何をしようかと思った…熊野古道ウォーク!幸い、春に熊野古道センターで貰ってきたウォーキングガイドがある。熊野までは結構時間がかかる。週末の旅程ゆえ、行きは夜行バスで時間を稼ぐことにした。

 前夜2245に横浜(YCAT)を出発、予定より15分ほど早く6時に尾鷲着。独立席は良かったが最前列で足が伸ばせず、深くリクラインするシートだったが快適さはイマイチ。降りて見回すと牛丼屋を発見、ガッツリ食べて今日に備える。

 6時半、歩き始め。尾鷲市の東寄り、馬越峠から降りてきたあたりから市街地を歩く。古い家、そして空き商店が目立つ。歴史を感じさせてくれる街並みを抜けて1時間強で、本日もメインそして熊野古道で最難所と言われる八鬼山峠への登り口。

 登り始めてすぐ石畳、これが曲者。びっしり綺麗に敷き詰められておらず凹凸が激しく、かつ表面が苔むして極めて滑り易い。これは気を遣わないと転倒の惧れが多分にあるな~。

 難所中の難所、七曲り坂は本当にキツかった…毎日1万歩くらい歩いているのなんて何の役にも立たない、やはり上り下りで使う筋肉は違う。今後は休み時間に階段の上り下りするか、いや、前にやって膝を痛めたんだっけ…ふぅふぅ。Tシャツは絞れるくらいの汗、パンツも腿の部分が変色するほどの汗。ここまで汗を掻いたのは久しぶり。

 上り始めから約2時間、9時35分に八鬼山頂上を通過、少し下ったところにある「さくらの広場」で大休止。靴と靴下を脱いで干し、Tシャツを着替えたら人心地つき周囲を眺める余裕ができた。眼前に熊野灘が広がり、あずまやに吹き込む風が心地良い。逆光のため複雑な入り江や沖の小島はシルエットとなり、水墨画の趣。

 両足をマッサージし、筋肉痛の薬を塗って足を少し上げて横になったら、夜行バスでの寝不足もあり熟睡。同好の士の足音で目が覚めたら2時間近くが経っていた。ストレッチして12時に再スタート。足の疲れは感じるが気分は爽快。

 尾鷲市街で昼食を買い損ねたので、峠を越えるまで持参のシリアルバー4本が頼みの綱。水はPETボトル1本ただし途中に複数の水場があることは事前に確認している。7月の吉野でもそうだったけど、数時間歩いていると両手指が結構むくむ。脱水症状なのかな。峠を下り、三木里の集落に1315着、ぽつんと空いてたスナックで昼食。何とか食事にありつけて良かった!

 もともとはここまでの予定だったが、次の列車までは2時間ある。さらに、明日は台風接近で歩けるか分からない天気。ならばもう一区間と、次の賀田駅までのルートも歩くことにした。14時出発、この頃には既に筋肉痛が始まっており、きつく滑り易い石畳道で危惧していた通り(転倒はしなかったが)右足首を傷め、標準ペースで歩けない。小さな峠2つを越えるアップダウンが身体に響く。2時間予定が2時間半かかり、予定していた列車には乗れず1時間半後の列車に乗った。しかしその列車待ちの間に飲んだビールの旨かったこと!

 結局、20kmあまりを歩いたようだ。とても地元の人の生活道とか将軍様が駕籠で通ったとか思えない険しいルート、ウォーキングではなく完全に登山道でした。万歩計のカウントは30,000を越えていた。

 YH熊野市青年の家泊
コメント
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