日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2015年3月14日 【旅行】北陸新幹線一番列車で弾丸旅行

2015-03-21 17:15:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 一番列車の指定券が25秒で売り切れた(個人的には25秒もかかった、ですが…)北陸新幹線の延伸開業、その東京発金沢行一番列車「かがやき501号」に乗ってきた。1ヶ月前の発売時は買えなかったが、毎日のように会社の行き帰りに自動券売機でチェックしていたら4日前に普通車ながら空席が出た!

 在来線の「上野東京ライン」開通もあって東京駅は大賑わい、乗車のE7系は既に「あさま」として2度乗っているので目新しさはない。それにメインは長野から先ですから。2分遅れで発車し新聞や雑誌を読んでひと段落したら既に碓氷峠を越え軽井沢、周囲はまだ雪景色。長野も2分遅れ、この列車は長野を出ると富山しか停まらず金沢へ至る速達タイプなので開業新駅の様子を見るには不向き。おまけに席が通路側なので(贅沢は言えない…)沿線で手を振っている人もいそうだがあまり見られず。

 遅れを取り戻したか戻さなかったか、ともかく無事に金沢到着。ホーム柱上部の金箔、待合室内の工芸品のぞき窓など、頂いた情報をチェックするがともかく人が多い。当たり前か。コンコース前には和服美人がずらり(写真)、改札前だけでなくコンコースの他の場所、駅前広場などあちことに加賀や能登の温泉旅館の女将さんたち、県内各地のミスらしき若い女性など、これだけ煌びやかな和服の女性が集まったシーンはちょっと記憶にない。構内は大混乱だが開業のお祝いムードに包まれ、殺伐とした雰囲気ではなかった。人が多すぎて記念品を貰い損ねた…。

 今日は会社の鉄道同好会の会長が富山からの「つるぎ」、旅仲間が長野からの一番列車、いすゞ仲間が後続の503号と皆さん活動していらっしゃる(笑)。金沢到着後、会社の同行会長と合流し行動を共にすることにした。北陸鉄道浅野川線で内灘まで行き海岸まで散歩。イオンモールで惣菜とビールを買って乾杯。戻って金沢から本日より「IRいしかわ鉄道」となった在来線で富山へ、ここで富山地鉄市内線の環状線に乗り、富山駅下まで延伸されていた区間を乗りつぶし。これでJRグループ・それ以外の国内鉄道全線乗車の防衛を達成した。

 富山から長野経由で帰宅する会長と別れ、再度新幹線で金沢へ。今度はシャトル新幹線「つるぎ」で、折角の初日なので指定券を買って記念とした。同じような考えなのか他にも乗客がいたが、この列車に限っては普通車は全車自由席、グリーン車を普通指定席車とし、グランクラス車は閉鎖とする運用が良いのではないだろうか。

 金沢からバスで小松空港へ行き、JL1280便(JA658J:767-300ER)で帰京。都心であっても多分、新幹線の方が早く着く。JALの場合、小松便は月末のダイヤ改正後は殆ど小型(737)化される。特に冬場は圧倒的に新幹線が有利。減便も遠くない将来かもしれない。キャビンもキャプテンも、アナウンスで「北陸新幹線開業の日にご利用いただきまして」と明言していたのが印象的だった。
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【本】大神隆著 「青函連絡船物語」(交通新聞社新書)

2015-03-21 06:37:14 | 本・映画・展覧会
 (フェリーではない)青函連絡船が廃止(1988年)となって既に四半世紀が過ぎた。ずいぶん前のことになったもんだ。今さらではあるが、北海道新幹線開業を控え(2016年予定)、ちょっと昔を懐かしんで関連の本を読んでみた。

 本書は著者自身が前書きで述べている通り、歴史的な経緯や連絡船の詳細な構造についてはあまり触れていない。その代わり、運航について良く調べまとめてある。航空機同様、乗組員が現れ前便の乗組員と引継ぎを済ませ交替するところから準備をし出港、航海し入港するまで。同時に航海を支えるタグボートや給油船などについても書いてある。

 航路における針路の取り方、エンジン回転数やプロペラピッチなど、船長指示で船員が操作するさまは操船室やエンジンルーム、船首船尾のもやい綱操作所など各部の動きを詳述しており、読みながらあぁそうして動いていたのかと新たな感慨にふけることができるのは乗船経験者の特権だ。

 一般乗客の立ち入ることのできない区画の模様(居室や船員食堂、そして車両甲板など)についても詳述されており、青森、函館での控車「ヒ」をつなげて機関車が忙しく入れ替えをしていた様子が思い出される。接続列車を含めた運航ダイヤ例も掲載されており理解もしやすい。最後は航路廃止後の各船の消息だ。

 当分青森・函館を訪問する予定はないが、新幹線開業で行った折には両港に係留されている元連絡船を再訪したくなった。
 
 2015年3月12日 自宅にて読了
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