2015年11月17日 【バイク】九州弾丸ツーリング（４）

　旅先で、雨音で目が覚めるのは良い気分でないことが多い。特にバイクの時は。しかし九州弾丸ツーリング最終日、今夜はもう船に乗らなければならないので何が降ろうが走らなければ。朝御飯をしっかり頂いて8時30分に出発。

　真っ直ぐ北九州に向かったのでは昼に着いてしまう。かと言って雨なので、どこか施設に寄って見学したりすると着ているものの脱ぎ着や置き場が面倒。すなわち夕方まで走るしかない…国東半島の海岸線を走り、その後半島を横断し、それから日田へ向かうルートを取った。日田では一計を案じている。R213→県29→R213→R10→R387→R210→R386と走り、12時過ぎに夜明駅近くのホムセンに到着。どこもクルマが走っておらずマイペースで走れた。以前も書いたが、例えバイクであっても晴れた日に渋滞やダンゴ状態の道を走るのと、雨の日に空いた道を走るのであれば断然雨の方が良い。

　ホムセンでトイレだけ借りて軒下で雨宿りしつつ時間待ち。バイクは慎重に停める位置を検討した。なぜってそれは、週に２度通る豪華寝台列車「ななつ星」との競演(?)を撮るためでっす！昨年２月に乗って以来の再会、最終日のコースを検討していてふと「どこかですれ違ったりしないかな？」と思ったのがきっかけ。運行予定を調べ、通過時刻を予想し、記念撮影に向きそうな場所をグーグルマップで調べ、宿からの所要時間を計算し、何とか撮ったのがこの写真です。機関車のアタマ切れちゃったけど。手を振ってみたけどちょうどお食事タイムで、誰も振り返してくれなかったかなぁ…濡れた車体を輝かせながら、あっという間に走り去って行きました。さて、こちらもラストスパートしますか。

　時間に余裕もあるため過去に走っていないR212→R496を通った。R496は予想通りの酷道ぶりで、山中はクルマがすれ違えない巾、しかも濡れ落ち葉いっぱいでビビりまくりながら以前よりは運転に慣れたのか、30km以上はキープして走れた。何より交換したリヤタイヤのおかげで下りのブレーキでリヤがほとんどロックしなくなったので安心感が増した。フロントは相変わらず、たまにズッと横に流れてましたけどね。

　苅田からR10→県25と走って新門司FT着。時間的には関門橋まで行って別れを告げても良かったのだけどだいぶ雨がひどく、今回は雨具の着方が悪かったようで靴もジャケットも濡れてしまい気持ち悪かったのでターミナルで出航を待ち続けた。やがて時間が来て「おーしゃんのーす」に乗船。この船も２段寝台メインのカジュアルフェリーで、帰りも８人区画に一人。乗客は25名程度とのこと。ハンガーを借りて廊下の手すりにずらりと干し、風呂に入って人心地ついた。さらば九州、次はより大きなバイクで来ようかね。