少し先だが、久しぶりにニューヨーク(NYC)へ行くことになった。少なくとも21世紀、あの忌まわしい事件以降にNYCには行っていない。JFK空港は何度か通ったが中南米の乗り継ぎばかり、街に出ることはなかった。久しぶりに街に出るのに、ガイドブックもだがそのほか何か面白い本はないかと探していて本書に出会った。「トイレの壁画」を手がけて20年以上となる著者が海外に目を向け、ニューヨークの公共水族館のトイレを綺麗に仕上げ「再生」させる物語。
テーマは非常に面白いのに内容は物足りない。勿体無い。英語などロクにできないオバサン(著者)が現地あちこちのフィールドスタディをして「ターゲット」を決め提案書を作って売り込み、スポンサー集めたり資材の通関申請したり、現地で集めたスタッフと協力して作業したりと七転八倒八面六臂な活躍ぶりなのに、いま一つ大変さもやり遂げた感動も伝わってこない。そう、できれば完成後しばらくしての現地の反応や評価などを別の人が書いて「エピローグ」としても良かったんじゃないだろうか。あとストーリーが体系だっていない。過去の経歴の部分とニューヨークでの作業の部分とを行ったり来たりしているため、話が散漫になってしまっており惜しい。
ちなみにJRでは横浜そして御茶ノ水が最初に施工された駅。現存していないが、たぶん見ているだろうと思う。個人的には水色や薄緑色の壁ってペンキベタ塗りって感じで好きではない。だがそれは個人的な感想で、水族館と言う駅よりは利用マナーが良さそうな場所とは言え日本に比べどうだろ?と思う場所を彩った筆者の功績が損なわれるものではない。ちなみに今年で御年70になられずはずで、事務所は横浜は綱島にあるそうだが流石に引退されているだろうか。
2017年2月20日 通勤電車にて読了
テーマは非常に面白いのに内容は物足りない。勿体無い。英語などロクにできないオバサン(著者)が現地あちこちのフィールドスタディをして「ターゲット」を決め提案書を作って売り込み、スポンサー集めたり資材の通関申請したり、現地で集めたスタッフと協力して作業したりと七転八倒八面六臂な活躍ぶりなのに、いま一つ大変さもやり遂げた感動も伝わってこない。そう、できれば完成後しばらくしての現地の反応や評価などを別の人が書いて「エピローグ」としても良かったんじゃないだろうか。あとストーリーが体系だっていない。過去の経歴の部分とニューヨークでの作業の部分とを行ったり来たりしているため、話が散漫になってしまっており惜しい。
ちなみにJRでは横浜そして御茶ノ水が最初に施工された駅。現存していないが、たぶん見ているだろうと思う。個人的には水色や薄緑色の壁ってペンキベタ塗りって感じで好きではない。だがそれは個人的な感想で、水族館と言う駅よりは利用マナーが良さそうな場所とは言え日本に比べどうだろ?と思う場所を彩った筆者の功績が損なわれるものではない。ちなみに今年で御年70になられずはずで、事務所は横浜は綱島にあるそうだが流石に引退されているだろうか。
2017年2月20日 通勤電車にて読了