日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2018年7月12日 【仕事】働き方改革はツールよりマインドだと思う

2018-07-20 20:14:57 | 仕事
 今日は久々に展示会へ。テーマは「働き方改革」。今より短い時間で、今より効率的に、今より成果が上がる、そんなシステムやツール、サービスが目白押し。

 でもね、しょせん器は器でしかないと思うのですよ。問題は使う人(作業者)が「今のままではイケナイ」と思わないと。でもですね、残業がつく職位の人や非正規で時間給の人だとそういう意識は持ちにくい。効率よくなったり今よりキリキリ働いた結果、手取りが減るんですから。そりゃあやる気になる方が不思議です。と言うことは、賃金は時間でなく成果に対して支払えって話になる。でも仕事が早く終わったら早く帰って良いってならないですよね、大抵の会社では。なんで?そういう矛盾の存在に気付くと、働き方改革なんて労働者をケアする言葉のようで実際は会社がウレシイだけなんじゃないかと思ったりしちゃうワケです。展示会も色褪せて見えますね、退散退散タイサンGT-R。


 写真は、東京駅間丸の内南口⇔東京ビッグサイトの「都05-2」系統限定運用と言って良い燃料電池(FC)バス「SORA」、なんとトヨタ製です。「愛・地球博」で使われたバスの発展形とも言えるかな?3両あるのにたいてい昼過ぎには運行を終えて車庫に入ってしまい、なかなか乗る機会がありませんでしたが漸くタイミングが合ったので遠回りだけど乗っちゃいました。静かで滑らかな乗り心地、普通のバスなら例え新車であってもこの感覚はありません。機会を作って一度お験しを♪
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【本】スヴェン・ヘディン著/鈴木啓造訳 「さまよえる湖」(中公文庫BIBLO)

2018-07-20 06:00:23 | 本・映画・展覧会
 少し前に読んだ高野秀行x角幡唯介の対談集「地図のない場所で眠りたい」には探検冒険系紀行作品のいろいろが登場して、その殆どを読んでいなかったので最初に手をつけたのが本書。厚くて字が小さくて手強い。

 スウェーデンの探検家・ヘディンが西域アジアに魅入られ大規模な探検を行ったが、本書はその中でも後年に行われた方が中心。新疆ウイグル自治区に存在した「さまよえる湖」ロプ・ノールを目指し川をボートで辿っていった探検記。100年以上も前に良くやったものだと思う。あまりに人種的に異なるからこそ足を踏み入れられたのかもしれない。

 「湖が移動する」と言う地動説のような主張を立証するため多くの困難を乗り越え遂には自説の正しさを証明した著者の執念には恐れ入る。たぶん実際の人物は頑固な野心家であまり好きになれないタイプだったんじゃないかな…それはさておき、解説にあった「この頃の探検家はヘディンのみならず皆、先住民族およびその文化への敬意を払わなかった」旨の指摘は全くその通りだと思った。

 ヘディンの探検記は三部作であり、実は本作が最終作。最初から順番に読むべきだったかなとちょっと後悔している。

 2018年7月9日 通勤電車にて読了
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