日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【映画】アド・アストラ

2020-02-28 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 機内で2本続けて宇宙映画。主演は「ブラピ」である。

 過去、宇宙探索に旅立ち消息を絶った父親を持つエリート宇宙飛行士が、秘密のミッションを受けて父を追って宇宙に旅立つ。旅は一筋縄ではゆかない。自身のミッションを達成するため、他のクルーを犠牲にまでする。そうして遂に父と再会した彼は、かつて自己の目的達成のため母や自分を捨てた父に対し、どのような態度を取るのか。

 前に観た「サリュート7」が実話ベースであったのに対し、こちらは創作モノ。舞台も火星だの冥王星だのと遥かに遠いし、生物実験とかの結果生まれたモンスターの存在は「猿の惑星」チック。フィクションを楽しもうと思えば美しいCGにも助けられ楽しめる。

 さんざん苦労して再開した父の結末は、やはりここが落とし所かなと思い違和感なかった。ここまでこういう行動を取ってきた人だから、ここでもそういう行動を取るだろうなと。

 そうして本当に父と別れた主人公がこれからどのような人生を歩んでゆくのかが気になった。本件を最後に宇宙関係の仕事から離れ、普通の市民として生きてゆくのは簡単そうで実は難しいだろうと思えて。余計な気を回す必要はないのだけれど。

 2020年2月8日 JL723便(成田→クアラルンプール)機中にて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年2月8~13日 【旅行】二度目のスリランカは海辺へ・国内修行つき(2)

2020-02-28 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 2月9日、2日目。今日は海辺を走る列車の旅。

 かつてスリランカ島は鉄道で一周できたはずだ。さほど古い話ではない。モンスーン被害で鉄道網はズダボロになり、それっきり運行が途絶えてしまった区間が長い。幸いコロンボのある島の西側の海沿い路線は健在で、南への路線が残っている。おまけに、前回行った時の情報と終着駅が異なり、調べてみたら昨年だかに少し延伸(復旧?)されていた。

 昨夜の到着が遅かったので今朝は遅めの出発、コロンボ・フォート駅を10:30に出発。実は2時間以上前には着いて切符を買い、駅のホームで列車の発着を眺めながら読書していたのだが、これがいけなかった。列車は車両基地のある隣駅始発で、フォート駅に入線してきた時点でほぼ満席。時間も本数もあるのだから、隣駅まで行って始発から乗るべきだった。せっかく2等車に乗ったのに立ち、座れたのは1時間半経ってからだった。立っていると車窓はよく見えない。せっかく海辺を走るのに見られたのは線路近くばかり、たまに屈んで遠くの水平線を見た。

 列車はガル(ゴール)で8割がたの客を降ろし、スイッチバックして内陸部を走る。昨年までの終点・マータラ(Matara)で殆どの客が降りた。ここから再開業区間と思っていたが、全くの新線。線路は直線で高架も多く、スリランカの鉄道らしからぬ風情。建設は中国の支援でされたようで、あちこちに中国援助の文字が見えうっとうしい。

 時刻表では終点のベリアッタ(Beliatta)到着は14:42、戻る列車の発車は15:30。だが大変な混雑もあって列車は45分以上遅れている。この折り返し列車を逃すと、今晩の宿の到着が20時過ぎになってしまう。路線は単線なので、途中の交換駅ですれ違わないか、たぶん乗車列車の到着を待って反対列車が発車するだろうとヒヤヒヤしながら乗車。予想通りベリアッタに到着すると、反対列車の車掌が発車前の笛を吹いた!駅を観察する余裕もなく通路を走って隣のホームへ、階段を駆け上がると車掌が乗れ乗れとせかす。自動ドアではないので積み残される可能性は低いが、それでも乗車して30秒と経たないうちに列車は動き出していたのに大きく息をついた。乗り換え成功!これでコーストライン完乗だ。混んでおり、辛うじて座れた。

 マータラを過ぎガル(Galle)まで引き返し。たぶんスリランカではコロンボ、キャンディに次ぐ第三の観光都市なのではないか。予定通り17時前に到着、宿がちょっとわかり難い路地の奥だったので明るいうちにつけて良かった。写真は、ベリアッタからガルまで折り返しに乗った列車で中国製車両。

 [The Entrance Galle Fort 泊]
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする