前編を観たのだから後編も観たのだが、全編を通じ「良くわかんねー」作品だった。
もちろんストーリーは追って行けるし、どんな無茶苦茶な設定でも「そういう世界だから」で折り合いは付けられるのだが、しっちゃかめっちゃかな展開の中で芯の通ったものは何か、最後に収斂するのはどこか、を絞れずちょっとストレスを感じた。最後のシーンを見る限り、なんだかんだあっても極めて堅い友情ってことなんだろうけど、それ以外の諸々の回収が雑過ぎて。それは「真の友情以外は全て枝葉末節」と言うことの裏返しなのかもしれないが、その割に犠牲者や被害が多すぎない?嗚呼、美しきかな友情。哀しきかな愛情。
2024年5月27日 川崎・チネチッタにて