日々のつれづれ(5代目)

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【映画】もしも徳川家康が総理大臣になったら

2024-08-15 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 「もしドラ」でも「もしトラ」でもなく「もし徳」。タイトルの通りなのだが、1年限定でAI生成された偉人たちによる「救国内閣」は本当に日本を救えるのか?と言うオハナシ。内閣の顔ぶれ(配役)は以下の通り。

徳川家康:野村萬斎
坂本龍馬:赤楚衛二
豊臣秀吉:竹中直人
織田信長:GACKT
足利義満:小手伸也
徳川綱吉:池田鉄洋
徳川吉宗:高嶋政宏
北条政子:江口のりこ
紫式部 :観月ありさ
聖徳太子:長井短

 偉人同士でぶつかり合って話が進まないのではないか?との危惧は不要、有能な偉人はチームとしても有能なのだった。当初は懐疑的だがやがて熱狂する国民と、それを冷静に見つめる家康。細かな辻褄とか現実味とか考えたら、この手の映画は楽しめない。破天荒な設定、ストーリー運びはそういうものかと受け入れて観なくちゃ。

 とりわけ、秀吉と信長の二人は決まり過ぎている!あと新選組副長・土方歳三(山本耕史)が龍馬と組んで闘うシーンがアツい。そして家康役さすがは野村萬斎、舞のシーンの所作は見事。前に観た「のぼうの城」でも感心したっけな。最後の長口舌はワンカットで撮ったのだとしたら素晴らしい。内容は今の政治家だけでなく我々にも耳が痛いが、説教臭さは感じず励ましに聞こえた。

 こういう映画が制作される状況と言うのを、我々は認識し反省しなければならないはずだ。

 2024年8月5日 川崎・チネチッタにて

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