先月は福岡と山口で離島を訪問したが、今月は少し手前の岡山と香川そして広島を訪ねることにした。しかし訪ねても訪ねても、離島っていっぱいあるねぇ。
10月19日、1日目。羽田からJL231便(JA335:737-800)で岡山まで1時間3分、バスで岡山駅。本降りの雨で市内を動きまわる気にならず、駅前で展覧会を見学し、コーヒーショップで読書。そして岡山からJRで新見を経由して津山へ、遠回りしたのには理由があった。
(1)273系「やくも」(写真上)
この4月より国鉄時代の古参車381系に置き換えがされた、新型特急電車273系「やくも」に新見まで乗車した。予定変更して思い付きで乗ろうとしたら「みどりの窓口」は長蛇の列、もうウンザリ。比較的空いてた自動券売機で指定席券を購入。「やくも」って全車指定なんだねぇ。
外装の赤銅色は好みの分かれるところ。内装は大したことないように思われた。だが走りは激変、静かで加減速はスムース、何より曲線通過時の振り子動作が滑らか。これならあと5kmくらい、曲線通過速度を上げられるんじゃない?乗って感心の新型車両だった。
(2)DEC700形臨時快速「ハレのモリ」(写真下)
新見から乗車するのは臨時快速「ハレのモリ」、使用車両は1両きりの実質的試作車、DEC700形気動車。JR東のGV-E400系そしてJR北のH100形(愛称「デクモ」)と似た、ディーゼルエンジンで発電した電気でモーターを回して走る電気式気動車。いま岡山県内で開かれている「森の芸術祭」に合わせ走る臨時列車で、初の営業運転を行うというのでわざわざ乗りに来た次第。
乗車待ちの行列は全員が鉄ヲタに見えた。内部に電池室?が突き出しており座席が少ないこともあり、10名ほどの立ち客。モーター負荷に合わせエンジン音が高まるとはいえ、その遮音は良くキハ40系などとは雲泥の差。そして加速も良く滑らか、列車交換で長時間停車の際には発電用エンジンが止まるため、客車列車のように静か。しかし製造単価の高そうな本形式、果たして老朽化ディーゼルカーの置き換え用に本格的に製造される日は来るのだろうか?
ちなみに本列車の途中停車駅は中国勝山のみ、そこでの乗り降りはなく、新見から乗った客は全員が鉄ヲタで津山まで乗り通した気がした。良いのかそれで?
[津山グランドホテル 泊]
HND 0820
(JL231)
OKJ 0940/0950
(バス)
岡山 1020/1413
(やくも15号)
新見 1515/1548
(臨快ハレのモリ)DEC700
津山 1736