「断捨離」を励まし合う人が何人かいる。その中で元会社の先輩である方から引き取って来た「不用物」の中に本が何冊か入っていた。引き取る条件として、引き取った後は捨てようが売ろうが全て私の裁量、お財布としている。なので遠慮なく読ませて頂いた。雑誌やパンフレット類は不可だが、図書であれば図書館へ寄贈すれば良きに計らって頂ける(ただし美品に限る)。
著者が主張する持たない生き方とは、「持ち物を減らす断捨離やミニマリズム、シンプルライフなどといった暮らしのスタイルやノウハウではありません。大事なのは、物を減らすことではなく、自分にとって必要なモノを見極め、それを選び取り、見た目ではない豊かさを手に入れること。つまり、自ら考え、選択し、幸せに、自由に暮らしていく生き方の提案。」(本書より引用)とのこと。これは考え方には同意するが、断捨離はその生き方を実現するうえでリセットまでは行かないにしろ必要な作業なのではあるまいか?断捨離やミニマリズムは手段であって目的ではない、そう書いた方がスッキリするように思う。
こういうタイトルの実用書に手を出すと言うことは、先輩も悩み迷ったんだろうなと思った。翻って自分、完ぺきとはゆかないが、まぁまぁ良い感じに生きられているのではと思ったが、評価甘すぎだろうか。とは言え、まだまだ整理しなければならないモノがたくさんある。
2025年1月8日 18きっぷ旅行の待合室にて読了