日々のつれづれ(5代目)

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2023年8月1日 【仕事】人手不足の原因

2023-08-25 06:00:00 | 仕事

 基本的に行動記録日記な拙ブログですが、たまには考え事を書いてみようかと。

 夏の旅行シーズン、今年はCovid-19への警戒も弱まり(実はいま感染者多いのよ)、国内外への旅行者も回復基調なのだとか。そこで問題になっているのが人手不足。空港の保安検査要員がいなくて長蛇の行列だったり増便できなかったり、宿でも部屋の準備ができず稼働客室を絞らざるを得なかったり。バスやタクシーも運転手不足で減便したり路線休止したり、保有台数をすべて稼働させられなかったり。お店も然り、営業時間短縮や提供メニュー数減らし。なんでこうなった?

 よく聞くのは「Covid-19で解雇、契約打ち切ったスタッフが戻ってこない」「高齢化が進む一方で、若手の応募がない」「アルバイトの留学生が帰国して戻ってこない」など。違う、知りたいのはその先なんだ。なんで再雇用に応じないのか、新規応募がないのか。留学生しか応募者はいないのか。

 一方で、あいも変わらず一定数の失業者がいる。全員が全員、心身の不調で就業できないわけでもないだろう。就労意欲はあるのに機会を得られない人がいる。ハローワークに行けば、真面目に職探しをしている人は幾らでもいた。

 たぶん、人手不足で困っている業界あるいは会社って、就労希望者の信頼を得られていないのだと思う。主に労働条件面で。時給が安い、勤務時間が不規則、いつまで契約か判らない、スキルアップの機会がない、キャリアパスが拓けない、等々。よっぽど背に腹は代えられない限り、人は安心して働けない環境には身を投じぬ。労働基準法や派遣法を守っているというレベルの話ではない。すなわち、企業レベルで解決できる話ではないのではないか。

 多様性とかWLBとか耳障りの良い言葉は、一定レベルのホワイトカラーにしか響かない。もっと裾野の広いレベルで、安心して働ける環境の整備をすべきだと思うが、そうすると企業からはコストアップの悲鳴が上がり、そうすることで恩恵を受けるであろう労働者層が内閣の支持者になるとは考えにくい。要は、そんな施策はやっても票にならないのだ。と言うのが、政府が本腰を入れて取り組まないであろう理由と思うのだが、どうだろうか。

 最低賃金の全国平均が時給1,000円の大台に乗ったくらいで威張ってるようでは、お話にならない。それこそ夏にお得意の外遊で、諸外国の平均時給でもハンバーガーの値段でも見てきたらいい。

 

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