日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】ジル・A・フレイザー著/森岡孝二(訳) 「窒息するオフィス」(岩波書店)

2017-01-23 06:11:07 | 本・映画・展覧会
 モバイルワーキング(テレワーク)お仕事読書第二弾、分厚い単行本なんて読むの久しぶり。

 テレワークの普及だけが原因ではないが、アメリカのホワイトカラー層では長時間労働が恒常化し実質賃金は低下していること、会社の「合理化」により福利厚生費も削減されていること、その一方で企業のCEOの高給化は進んでいること、等々。彼の国の人々もラクじゃなさそう。もっとも削られた福利厚生については、元が豊か過ぎたんじゃね?と思うところあり全面的な同情はしかねる。

 技術的に「どこでもメールやファイルにアクセスできる」ことになった結果としてちょっとした隙間時間にメールや事務処理ができるようになる、そこまでは良い。それじゃ、それで浮いた時間(帰社して作業していた時間)が労働者のものになったかと言うとそうではない。その分、新たな仕事が割り当てられるだけだ。「業務効率が上がる」の結果は「早く仕事を上がれる」ではなく「早く次の仕事にかかれる」だけのこと、ハツカネズミがクルクル廻す車のよう。そこを企業くるみコントロールできなければ、労働者は疲弊するだけだ。非効率な時代が懐かしく思えるに違いない。

 …どうも新しい仕事の積極的意義が見出せませんナ。

 2017年1月15日 韓国・議政府市に向かう地下鉄車中にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年1月13日~15日 【旅行】厳寒の韓国鉄道のりつぶし?(2)

2017-01-20 20:55:46 | 旅行・ハイク&ウォーク
 1月15日、朝イチのフライトで戻るのはせわしないので少しのんびり~正直に言うと朝イチ便だと未搭乗機に当たる可能性がほぼゼロなので2便目にしたんですけどね~しようと思っていたが、出発直前に興味深いニュースを読んだので今日も乗りテツ活動。

 昨日通ったルートの途中に議政府という町がある。軍隊が多く、軍放出品のソーセージを使った「ブテチゲ(部隊鍋)」と言う料理発祥の地でもある。ここにLRTが走っており、それが利用者の伸び悩みで経営破綻し更生法の適用を受けることになったと。昨日の帰りに途中下車して乗っても良かったのだが、暗くなり車窓が見えなそうだったので今朝乗りに行くことにした。

 6時半にチェックアウト、荷物(ショルダーバッグ)を持って地下鉄1号線で小1時間揺られ回龍(Hoeryong)駅へ、1km弱を歩いてLRT始発駅である鉢谷(Balgok)駅へ。LRTはゴムタイヤ方式の2両編成、車体は小さい(写真)。だが数分でやって来、走り出してみると70kmくらいは出ているであろう高速で走る。議政府市の中心部をぐるりと回り、約11.1kmと割と長い。沿線には高層アパートが林立し、この立地に運転間隔、高速運転なのに客がいないのは利用者の動線に合致したルートじゃないってことなんだろうなぁ。勿体無い。終点の塔石(Tapseok)駅から引き返し、(議政府)中央駅で下車。降りてすぐ「部隊チゲ通り」があり朝からやってる店もある。事前に調べた店で無事にありついた。外は寒いのでピリ辛スープが旨かった。

 この町から空港ゆきバスもある(金浦行き7300系統、仁川行き7200系統)がバス停の電光案内に表示されずやきもき。結局やって来て空港まで1時間40分、乗れば速い。JL92便(JA829J:787-8)ではビジネスクラスにアップグレードされて帰国。羽田で豪華リムジンの出迎えを受け、サイドビジネス(?)と新年会になだれ込んだ。

 ソウル近郊の行き止まりローカル線には今回乗った京元線のほか、同じく38度線方面に伸びる京義線と、「冬のソナタ」の舞台で有名な春川まで行く京春線があり何れも日帰りできる。京義線はかつてムン(さんずい+文)山までの時代に乗ったが、今回乗った「DMZ-train(平和列車)」のみがその先の都羅山まで運行するようになったので乗り直す必要がある。「冬ソナ」には興味ないが、春川は町として観るところもありそう。日韓情勢は微妙だが、それでも行く機会はあるだろうから今後の課題としておく。(おわり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画】疾風ロンド

2017-01-20 07:00:04 | 本・映画・展覧会
 最近よく映画に出ているねアベちゃん。自分は「テルマエ・ロマエ」くらいしか見てないのだけどJAL(それもエコノミークラス)のCMに出ているので何だか親近感がある。カッコ良い二枚目じゃなくちょっとコミカルな役が多いですね。この次の天海祐希との夫婦物もそんな感じだし。

 いまや社畜と化した中年研究員、彼の研究所で若手研究員が生物兵器(炭阻菌)を開発しちゃった!それをスキー場に隠して帰る途中に事故死しちゃった!気温が上がると蓋から漏れて菌が流出、そうなれば一般市民の大量死は免れない。広大なスキー場に隠された小瓶を探せとの密命を受けた中年男(アベちゃん)さあどうする?男手ひとつで育ててきた思春期の息子やオリンピック候補と騒がれながらモチベーション低下に悩むボーダー(大島優子)などが絡んでくる「秘密の一大事」の結果は?

 スリリングなストーリーながらコミカルな展開。簡単に物語を終わらせない転換また転換。一筋縄ではゆかず、観ていてなかなか疲れる。が、ワクワクしてもイライラしない。たぶんの結果は判っているんだけど、それでも見入ってしまう。柄本明が超無責任男(研究所長)を演じているが、実に小物感が漂っていた。そう言えば少し前に大島優子が小田急ロマンスカーのアテンダント役をやった映画があったんだけど見逃したんだよな…AKB48でのアクトを知らないので変わったとか言えないんだけど、良い意味で普通、「絶対的センター」の華やかさが見えないのが良い。まぁAKBメンバーって皆、一人一人を見ると大して華やかではないのかもしれない。と言う事で重いテーマを軽い風味で仕上げた作品を楽しんだのであった。

 東京~ソウル便の機内で映画を観るのは、無事に観終わるか賭けである。観たい中でも上映時間が短めの作品を選ぶのがコツだ。今回、観終わってエンドロールが流れているところで脚が下がった。我ながらお見事。

 2017年1月13日 JL95便(羽田→金浦)機内にて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年1月13日~15日 【旅行】厳寒の韓国鉄道のりつぶし?(1)

2017-01-19 20:55:26 | 旅行・ハイク&ウォーク
 ソウル⇔東京⇔石垣の航空券最終区間消化&次のチケット買出しのためソウルへ行き、ついでに現地の観光列車に乗るプランを立てた。航空券の有効期限ギリギリを狙い2月末を予定していたが、どうやら観光列車は2月には走らない模様。それではとネットで指定席を発売済みの日を押えたが、キプロス、マレーシアに続いて3週末連続の渡航となってしまった。

 1月13日、いつも通り会社から羽田空港へ直行しJL95便(JA654J:767-300)でソウル(金浦)へ。そして前回と同じホテル「Hotelette」へ。夜に到着し、朝にソウル駅を出発する時は駅周辺に泊まるのが便利。駅周辺には他にも宿があり試してみたかったが、一番安い宿を選んだら同じ宿になっちゃった。宿のおじさんもうっすらと覚えていたようで鍵を渡され「あとはわかるよね?」ワイン1/4ボトルを飲んで就寝。ここ、紙コップしかないので寝酒は缶ビールにするか、機内でプラコップを入手して持参した方が良い。

 1月14日、これまた前回と同様ソウル駅構内のフードコートで朝食、9時半近くに出発の「DMZ-train(平和列車)」に乗車。途中まで電化され通勤路線となった京元線の、現在の終点・白馬高地まで専用のラッピング気動車(写真)で向かう。オフシーズンのためかソウルでも厳寒予報が出ていたのか乗車率は2割程度。途中の東豆川までは普通の電化通勤路線、その先で単線となり非電化となり車窓は一気に郊外となる。非武装地帯が近く居住制限とかあるのかも?2時間ちょっと掛け12時前に白馬高地着。一駅手前までの新炭里までは昔ながらの路線、そこから先は新たに敷かれた線路のようだった。何でそんなことするのかしらん?デモンストレーションなんだろう。

 駅を降りると大型観光バス。この辺りを回るツアーバスがあると聞いていたのであれかな?訊こうとするとちょうどやってきた人が教えてくれ、小さなブースでチケットを買って乗車、すぐの発車となった。参加者は15名ほど。まず食事、それから朝鮮戦争の激戦地。白馬高地の慰霊塔と記念館、そのあと検問所を経て北朝鮮側の見える展望台、日本植民地時代に開通した金剛山電気鉄道(昭和初期で電化!)の鉄橋など数箇所を見学。バスから金剛山と京元線の廃線跡がはっきり判る区間も多く、大いに興奮。15時半過ぎに駅に戻って解散。

 白馬高地を16時過ぎに出てソウルに着いたのは18時半、バスツアーで現地在住の日本人夫妻がおり、夕食に誘われ一人では食べるのが難しい「安東チムタク」をご一緒させて頂く。韓国には10回以上行っているが初めて食べる味、たっぷりの鶏肉には唐辛子が効き実に旨い!締めはおコゲご飯をぶっ込んで混ぜるとタレが絡んで箸が止まらない。すっかりご馳走になってしまい感謝感謝であった。

 Hotelette 泊
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年1月11日 【食べ物】御徒町・超大吉

2017-01-19 06:38:50 | 食べ物・飲み物
 今夜は今年のライブ初め。昨年は滑り込みで月平均3.0回を達成したけど、今年は少しペースダウンかな。今夜は久しぶりに御徒町と言うか上野と言うか…のお店。それじゃラーメンも食べ初めしようとネットで検索、チェーン店ばかりのようだがまぁ良いか。

 看板に濃厚豚骨醤油とか書いてあり、重すぎるのはちょっとカンベンなと思いながらガラス扉を開けるとモワッと強烈な豚骨臭。おぉ、これは素晴らしく期待できそうだ…店内は中韓の客が多く、この辺のビジホに泊まる観光客なのだろう。そういうエリアで旨いラーメンにありつけるだろうか?普通の醤油ラーメンをオーダー。

 運ばれてきた丼を見てアレ?なんか普通に濃い醤油色のスープ。ひとくち啜ってみる。豚骨風味はしないでもないが、濃い口醤油のスープで普通に旨い。肩透かしを喰った気分だが、先入観なしで食べてみればベースのしっかりしたスープで悪くない。喜多方ラーメンのような平べったい麺は好きじゃないが。柔らかいチャーシューは良かったが、刻みネギがもう少し入っていたらなお良かったな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画】探検隊の栄光

2017-01-18 20:31:09 | 本・映画・展覧会
 ぜんぜん新作ではないが、お気楽に楽しめそうな作品ちょっとノスタルジー…で観た。何でノスタルジーかって、その昔「川口浩(故人)探検隊」ってテレビでやってたでしょうが。本作は無論、あの作品群へのオマージュに違いない。

 本人の思惑とは無関係にいつの間にか「熱い俳優」というイメージを持たれた俳優(藤原竜也)が、エンターテインメント企画番組の「探検隊隊長」としてロケに参加し、さしたる台本もなくノリと勢いとやらせ撮影に最初は戸惑いながらも次第に本気になり、最後にとんでもない事態に遭遇したとき文字通り「アツい隊長」となりロケ隊を率いてゆく。あ、これも「るろうに剣心」じゃん?藤原の志々雄真実、迫力あったよねぇ。絶対に剣心より強そう。

 本作で面白いのは、撮影シーンとアフレコ編集後の放映シーンが続けて流れること。こう撮ってたのはこう見せますってワケ、ひでぇ(笑)。幼心に信じた子供も多かったでしょうに…まぁ川口隊長時代の撮影がどれくらい「盛って」いたのか知らないけど、きっと大盛りだったんでしょうなぁ。オトナってズルい。でも大真面目にバカやるって大変なんだな、昔なら「騙されたー!」って怒ってたかもしれないけど、今なら解る気がする。

 本作も業界モノですね、視聴者に楽しんで貰うため大真面目に超辺鄙な未開地へ乗り込んでバカみたいな画を撮るって。作中でけっこう正当化しているのが気に入らなかったけど。あと気に入らなかったのは紅一点隊員の佐野ひなこ、グラビアモデルで抜擢されたんだから自分の立場をわきまえて「露出」しないと存在価値ないじゃん(爆)…もちろん本人のせいじゃありませんので念のため。パンチラで済ませるなんて事務所もやる気あるんですかね?

 久々に「ゆけ! ゆけ! 川口浩」(嘉門達夫)を聴いてみようと思いました。

 2017年1月8日 クアラルンプールのホテルにて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年1月7日~10日 【旅行】新春クアラルンプール修行(3)

2017-01-18 06:29:12 | 旅行・ハイク&ウォーク
 1月9日、さすがに丸2日こもりっりは宜しくないかなと、近郊に出かけることにした。プールで運動のあとの朝食は昨夜見つけたスーパーで買っておいた太巻き寿司とオレンジ。ホテル前の駅からLRT5号線の北側終点・Gambokまで行く。月曜日だが市外へ向かう方向なのでガラガラ。終点からタクシーで10分ほど、バトゥ・ケイブ(Batu Cave)へ。急な階段を200段ほども登った先に巨大な洞穴があり、中にはインド神が祀られている。向こう側はぽっかり空が見えており、洞窟と言うより巨大な穴?とは言え内部は石筍石柱の類であり、やはり洞穴で正しいようだ。尾長サルがたくさんおり観光客からエサをひったくったりしていた。

 Batu Caveまでの行きのルートは「邪道」で、本来のルートはKTMコミューター(郊外電車)で行く。コミューター=電化区間の終点である同駅からKL sentral方面へ、1つ手前の旧クアラルンプール駅で降り、歴史ある駅舎を撮影したのちチャイナタウンへ。来月シンガポールに行く予定ではあるが、ここで昼食にチキンライス。ローストとスチームの半々盛り合わせ、メニューにはないが頼むとビールが出てくるのが面白い。蠣油菜心も忘れずにつける。旨い。

 ホテルに戻って昼寝、制限の16時ギリギリにチェックアウトするも夜のフライトまで時間があるため、LRTの乗りつぶしをする。5号線を今朝乗ったのとは逆方向、KL Senrakを通り越して30駅近く、Putra Hightsまで。同じホームで4号線に乗り換え市内まで戻ってくる。3号線との交差点まで乗り数駅引き返し、KLIA Express/KTM Comuter/長距離バスステーションとのジャンクション・まで。2時間ちょっと、高架鉄道からKL周辺の町並みを見て過ごした。BTSからKLIA Transit(各駅停車)で空港へ。それでもチェックイン開始前で、ターミナル内をウロウロ。LRT乗りつぶし、次回もう1日使えば終わるな。いつにしようかな(笑)。

 JALにチェックインするとキャセイ航空のラウンジを案内されるのだが、無視して向かったのはマレーシア航空ラウンジ。ダイニングルームでテーブルに就いてサラダにメインにワンタンメン、あとシャンパンと今回一番の充実ぶり。夜行のJL724便(JA866J:787-9)で帰国、ラッキーなことにプレミアムエコノミーにアップグレードされたため、成田までの6時間14分のうち4時間くらい眠れた。翌10日朝、到着してそのまま出勤した。(おわり)

 機中泊
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画】バクマン。

2017-01-17 20:27:52 | 本・映画・展覧会
 タイトルの「バク」は「バクチ(博打)」から来ているらしい。「マン」画描きは当たる当たらないのバクチだってこと。そんな原作にあったらしい解説などすっ飛ばして、ヒロインとの恋の行方も放り投げて、ついでに設定年齢も中学生から高校生に上げちゃって、たぶんコアな部分のみ?実写化した映画…ということのようだ。なにせ原作を読んでいないのでネットで調べた情報。自分もそうだけど原作を読んで惹かれたファンは実写化には否定的な意見が多くなる。そこは仕方ないでしょう。

 主人公となる漫画家コンビには佐藤健と神木隆之介。おぉ、「るろうに剣心」コンビじゃないですか。そして「君の名は。」…と思ったが本作の方が先でした~。担当編集が山田孝之、「電車男」から10年、随分オッサン臭くなったなぁ。編集長リリー・フランキー、「SCOOP!」のキレた役を観た直後なんで何だかホッとしたと言うかヒロイン役の小松菜奈、どこが良いんだかオジサンには理解できない。高校生感性と同じでも困りますが!

 本作は部活に入らず漫然と過ごしていた高校生ふたりが、ふとしたきっかけで互いの才能を知ってタッグを組んで漫画家になろうと決意、新人登竜門である手塚賞や漫画雑誌の頂点・少年ジャンプ連載を目指すというストーリー。みごと連載を勝ち取るだけでなく、ライバルとなる超高校級の漫画家と「読者アンケート一位」を競うことでストーリーが白熱する。編集者の担当漫画家推しは面白い。ジャンプのアンケートは有名な話だけど、社内にドーンと壁貼りされるのはテレビの視聴率と一緒だな。

 過酷な締め切り、熾烈なアンケートレース、そして編集会議など、これも「業界モノ」だな、何気なく読んでる漫画雑誌が作られるまでにどれだけキツいことがあるかを描いていて興味深い。映画のストーリーはハッピーエンドとも言えないが、前向きな姿で終わっている。これを観て漫画家を目指す人がいるのかな。原作は、映画監督は、何を訴えたかったのだろう。そんなキツくても、バクチのような人生でも、漫画を描くって素晴らしいって?そう信じて頑張る先生方がいるから、我々は楽しめるのだけどね。

 2017年1月7日 JL723便(成田→クアラルンプール)機内にて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年1月7日~10日 【旅行】新春クアラルンプール修行(2)

2017-01-17 06:26:38 | 旅行・ハイク&ウォーク
 1月8日、今日はホテルに籠り何もしないと決めた。外は30度くらいあるが部屋は26度にセット、ちょっと暑く感じる。

 朝食はホテルで、1回じゃ食べきれないほどバラエティに富んだ料理の数々はさすが。食べ過ぎるなと言う方がムリだ。明日は止めよう。

 読書。1月から異動した部署での仕事のヒントを求め、けっこう厚い単行本。大きさも厚さも、サイズ的にとても電車では読めないから。静かな部屋の明るい窓辺で読み進めたが一気に300頁は読めなかった。間に摂った昼食は、上級会員むけサービスのフルーツと紅茶で。

 プール。久々にプールウォーキング、やはり日頃の運動と使う筋肉が異なりこわばりを感じる。他にプールに入る客はおらず、白人客ばかりプールサイドでゴロゴロしている。

 昼寝。運動後のけだるさからグッスリいやグッタリ!?

 ビデオ。家に居たって観られそうなものだが、まとまって腰を据える時間って貴重なのだ。

 ここのホテルは3度目くらいだが、夕食ついでに少し離れた新しいビルに歩いていったらスーパーやレストラン、フードコートが入っているのを発見、少し買い物。ホテルは周囲にあまり店のないエリアなので貴重な発見。

 風呂。持参した入浴剤が役に立つ。じっくりストレッチ。

 Intercontinental Kuala Lumpur泊
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画】SCOOP!

2017-01-16 20:24:45 | 本・映画・展覧会
 昔は敏腕カメラマン、今はパパラッチ?エロ大好き中年カメラマン(福山雅治)と組まされた新人編集担当(二階堂ふみ)の成長ぶり、写真週刊誌編集部の内幕などを描く。

 単に撮るだけではなく、隠し撮りや被写体をおびき出すテクニックなどを駆使するカメラマンに反発するが「じゃあ何で雑誌が売れるんだよ、みんな見たいんだよ」みたいに言われ黙ってしまう編集担当。そうなんだよね、隠されると見たがる。特にエロとスキャンダル。だから自分はFLASH!とか見るの止めた。見たいけど、見ない。意地を張ってる。

 やさぐれた中年を演じる福山、カッコいいね。ライブトークでは下ネタ炸裂らしいし、あけっぴろげな性格なのか。そう言えば結婚の時って「福山密会!」みたいなスクープってされたんだろうか。時期的にけっこう皮肉な作品だと思ったのだけれど。でも本作で一番強烈だったのは、穏やかで優しいお父さん的な役柄の多いリリー・フランキーがブチ切れて最後に旧友のカメラマンを撃ち殺しちゃう、そこに至るまでフラフラ歩くシーン。イッちゃってる表情が凄かった。

 少し前に観た「グッドモーニングショー」もそうだったのだけど、本作でもマスコミの使命と正義について考えさせられた。大衆が求めているから無制限に提供しちゃって良いの?正義や良心は視聴率や部数の前には意味を持たないものなの?なんか「報道の倫理」って言葉は胡散臭いと感じちゃうんだよね…。

 2017年1月7日 JL723便(成田→クアラルンプール)機内にて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする