【本】小飼 弾著 「働かざるもの、飢えるべからず。」(サンガ新書)

　サブタイトルは長く「だれのものでもない社会で、だれもが自由に生きる－社会システム2.0」。2.0と書くあたり「インダストリー4.0」みたいであざとい(笑)。が、内容は全然あざとくなく笑えない。

　そもそもタイトルを一瞥して「そんなの当たり前じゃ…ん？食うべからずじゃなくて！？」と大抵の読者は思うのではないか。ツカミは万全だ。しかし目次が長い。25頁もある。書いてる一つ一つの項すべてを網羅しているためだ。ここだけ読めば本文は読まなくても内容は伝わってくるかも？

　要は国民に対するベーシック・インカム(BI)を引き上げよと言う話に総括されそうだ。乱暴に書くなら、生活保護給付額を引き上げ、全世帯に給付すると言い換えても良い。そのレベルで良いやって人は働かず、よりお金が欲しい人や自己実現を目指す人だけが働けば良い、その方が生産性は向上すると(そこはそうかもしれない)。

　それで(平均すれば)現在より多くの国民が少なくとも物質的、金銭的に幸せになるのならと思わないでもないが、一方で給付頼みのグータラ民が増えるのではないかと言う疑念は捨てきれない。日本人は本質的に勤勉だから大丈夫とは、昨今の日本社会を見て思えはしない。

　何より、富裕層に多い保守基盤に支持された政治家が、本策の実施を検討するとは思えず、せっかくの奇策であればそこをどう処理するのかまで書いて欲しかった。

　2020年5月23日　自宅にて読了

2020年6月1日 【仕事】在宅勤務3ヶ月目

　3/30の週から在宅勤務を始め、丸2ヶ月を過ぎ3ヶ月目に突入した。もはや毎日ラッシュに揉まれて通勤なんて考えられない(と言いつつ、あっさり元通りの生活に馴染んじゃうんだろうなあ)。

　自炊は少しペースを落とし、週に2,3回は外食するようになった。相変わらず殆ど身体を動かしていないが、食事の調整で辛うじて肥大化を抑止している感じ、でも筋力は落ちているだろうな。

　この生活が普通になって欲しいと、心から願っている。

2020年5月31日 【食べ物】矢向・龍吟軒

　千葉から戻って夜は矢向へ、ちなみに往復のアクアラインは渋滞もなく快適でした。いつもこうなら週末にチョイチョイ千葉へ行くんだけどなあ。

　矢向駅周辺にはラーメン屋が何軒もあるが、駅前にあるのがここ。チェーン店ではあるがトライ。豚骨ラーメンをしっかり作っている店は店の周囲に独特の臭いが漂うが、ここは臭わない。と言うことはハズレだろうと期待しなかったのだが、意外と言っては失礼ながらレベル高いんで感心した。

　ベーシックな豚骨ラーメンを「麺かた」でオーダー。博多ラーメン通から言わせれば「こんなのまだまだ」なのだろうけど、自分には良い感じ。キクラゲ、青葱。中華料理屋みたいな名前だが中々やるな！

　ごちそうさまでした。

2020年5月31日 【音楽】パーカッションもまた楽し

　午前中を焼却作業に費やし、午後は同じ千葉県内のギター仲間の家を訪ねました。

　ギター弾きが唯一の趣味のような友人なので、最近の巣ごもり風潮は格好の練習機会。自分とは対照的に、お会いする度に上手くなってる気がします。広い家にギターが増え、仲間とセッションするためアンプやスタンドが置かれ、ついにはパーカッション類も出現しました。

　もう一人お仲間が来られ、お二人のデュオプレイを聴きながらカホンやウインドチャイム(写真)で参加。リズム隊が入ると雰囲気出るナと喜んでいただけ、ちょっとカホン教室に通いたくなってしまいました。

2020年5月31日 【アマチュア無線】QSLカード処分

　アマチュア無線はライセンスと無線機一台だけ残し、実質は受信のみの「店じまい」モードであります。

　昨年来、不用品の処分や交信記録の電子データ化などを進めてきましたが、最後に残ったQSLカード(交信証)を本日、焼却処分しました。自分で書いた交信記録簿は普通にシュレッダーかけられたけど、交信相手から送られてきたカードは焼却したかったのです。刻もうが燃やそうが、棄てることには変わりないし相手に知られる由もないのですから、全くの自己満足であります。

　クルマのパーツを置かせていただいている千葉県某所の友人宅には小さな畑とその傍らにお手製の焼却炉があり、ここを使わせて頂きました。ダンボール2箱分、6,7千枚のカードを順次焼却しました。実際にお会いし交流を深めた人、当時は見も知らぬそして後から訪問した海外の国からのカード、勿体無い気がしますが思い切って処分しました。生焼けで白煙が出ないよう少しずつ、全部焼くのに3時間くらいかかりました。焼きながら色々な交信活動を思い出していたので、やはり時間をかけて処分して良かったなと思うのです。

　焼く時間は別れの時間、そう考えれば火葬は理に叶っているのかもしれません。

2020年5月30日 【仕事】そろりと飲み会

　外出自粛要請が解除され、会社の鉄道愛好会メンバー4人でそろりと飲み会。そろりとと言う割には一次会でワイン4本空けて二次会にカラオケまで行ってしまったが。Suica乗車券を使ったのは、3月末以来だった。

　これから少しずつ、人と会う機会が増えるだろう。これまで以上に手指消毒や洗顔を励行しなければ。

2020年5月29日 【バイク】原二復活…二代目YBR125(FI)購入

急転直下な展開でバイクの駐車スペースを借りられることになったので、現時点で見つかった候補からチョイスしたバイクを購入した。気が変らないうちに既成事実を作ってしまうって大事なんですよ、フフフ。

候補の選定基準は以下の通りとした。
・日本メーカー(生産国は不問)
・125cc未満(原二：原付二種)
・オンロード
・フルサイズ
・5速MT車
・キャストホイール
・FI(Fuel Injection)
・YBR125にけっこう乗ったので、できればヤマハは避けたい
・輸送費と手間を考えると首都圏販売車
・諸経費込み20万円くらいで何とかならんかな
ここまで絞り込むと、候補は10台どころか5台もなかった。

1台目、ホンダFortuneWing125(WH125-16)2017年式、赤、14,000km。Web掲載されていたが、都内の販売店に問い合わせたところ売れてしまっていた。
2台目、同じくホンダFortuneWing125(WH125-16)2016年式、赤、13,000km。チェーン店の在庫車で群馬の店に電話してコンディションを確認、陸送＆整備して貰う川崎の店に電話して、終業後に行こうと思ったら急遽残業になって行けず。
3台目、ヤマハYBR125(FI)2013年式、赤黒、4,000km。残業のため2台目の商談に行けず、家で日課の中古車検索をしたら昨日はなかったタマを発見。低走行車でパッと見きれい、上記2台より安い。店も近い。過去2台乗ったYBRにまたかよ!?と思ったが、年式が古いとは言え最初の2台より走行距離が1万キロ少なく、それでいてより安い。さっそく見に行って、実車もスタッフも雰囲気も良かったので即決した。

かような紆余曲折を経て、同一車種として3台目、FI車として2台目のYBR125オーナーになることが決まったのだった。いやーまさか自分で紹介したモデルに乗ることになるとは。

新車紹介サイト：こちら
Webike!紹介記事：こちら
Response紹介記事：こちら
Mr.Bike紹介記事：こちら

画像は(C)あｆろ先生、グーバイク様

2020年5月27日 【食べ物】横浜鶴見・鶴嶺峰

　鶴見シリーズ、続きます。今日は会社の麺好きから教えて貰った店。もっとも教えて貰おうが一見だろうが、行く順序が変る程度で「絨毯爆撃」するつもりなので「おそかれはやかれ(by風)」なのだけど。

　名前から推察できるように店主は元力士、なので店内には延々と相撲甚句が流れる。これ覚えるの、難しそうだなあと聞いてるうちに出来上がり。今日は一昨日とは正反対に、「濃厚醤油」をチョイスしてみた。

　が、これはやり過ぎた例。ベースのスープに旨味を感じるのに、濃さを出すためぶっ込まれた魚粉がキツ過ぎる。ああ勿体無い…再訪して普通の醤油を食べ直したいと思ったことであった。それにしてもこの店、ここ暫くで初めて遭遇した行列店。5,6人並んだかな。行列は好きではないが、飲食店に活気が戻ってきたのなら喜ばしいことである。

2020年5月26日 【仕事】在宅勤務は延長戦へ

　3月30日(月)から始まった在宅勤務は、連休明け解除の予定が延長され5月31日(日)までとなっていた。あー遂に今週で終わりかー。残った首都圏＋北海道の緊急事態宣言も、昨夜の記者会見で解除されちゃったしなー。

　そんな火曜日、全社員向け一斉メール。配信内容を見ると、「7月31日(金)まで、原則として在宅勤務期間とする」ファッ！？

　もう長いこと(と言うか入社以来ことごとく)ウチの会社の意思決定の遅さや言行不一致にはウンザリしていたのだが、どうした、一体なにがあった？…あまりに素晴らしい決定すぎて、本当にクリーンヒットなのか、何かウラがあるんじゃないかと思ってしまう。例えば給料下がるとか、手当てが無くなるとか、福利厚生が削られるとか。ちょっと考えてその「ウラ」も解った。

　「原則」なのでたぶん、週に数日は出勤となるだろう。それでも、旧来の勤務スタイルからの転換を決断したことは素晴らしい。退職翌日よりも早く会社関連で晴れ晴れとした気分を味わえるとは思わなかった。

2020年5月24日 【バイク】復活の烽火

　借家暮らしのリスクに「立ち退き要求」がある。賃料を滞納していなくても、建て替えや地主変更のため追い立てを喰らう事があるのだ。クルマは2度、バイクは1度喰らった。そのためここ2年ほど、自分のバイクはなくなってしまった。

　追い立てを喰らった車庫跡にアパートが建ち、拙宅のある建物との間には当然ながら間隔がある。建物ができてきて足場が外され、そのスペースが明らかになってきた。あまり広くはないが、125ccバイクなら置けそうだ。ところが、大家さんに建築開始前に打診したら深く考えてなかったのか「大丈夫じゃないかな～」と仰っていたのが、いよいよ現実味を増してくると「バイクは放火されると危険だし」とかのたまう。30年住んでるけどこの界隈で放火事件なんて起きてないよ！まあ今後も起きないと言う保証はないが。やっぱりダメか…

　今日また大家さんにお会いしたので、また、やんわりと訊いてみた。「そんなに乗りたいの？それなら車庫に置いたら良いよ」はぁっ！？車庫とは、建物の一角を占める、カギ付きシャッターに閉ざされた空間である。「その代わり、大雨の時に土嚢積むの手伝ってね」ハイ喜んで！除雪奉仕も致します！おまけに、車庫にある使っていないママチャリも自由に使って良い事になった。許可を得てシャッターの鍵を複製し、ママチャリの鍵は住人で共用できるよう、ダイヤル式ロックに交換することにした。もちろん小生負担だがお安い御用である。

　思うに、大家さんとしても老朽化しつつある建物(築35年ほどだ)の住人を繋ぎ止めるだけでなく、建物のセキュリティや住人の交流に日頃いろいろ入れ知恵している点を評価してくれたのだろう。

　今は小型車が入っているため、とりあえず125ccバイクを買って存在に慣れて頂こうと思う。そしてほとぼりが醒めたころには市販されるであろう「CB-Fコンセプト」にすり替え(?)るのだ。夜も更けるまで、中古バイクやパーツのサイトを飽きることなく見まくっていた。さて、何を買おうかなあ。

　バイク再開は良いけど、事故には気をつけましょうね。