日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】石 弘之著 「砂戦争ー知られざる資源争奪戦」(角川新書)

2021-05-21 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 石油やレアメタルなどが世界中で奪い合い・高度な駆け引きを伴って取引される資源だとは認識していたが、砂もそうだったか…と言うのが、タイトルを見て本書を借りた理由。他にもあるかも判らんね?

 本書ではなぜ砂が貴重な資源となったか、そもそも砂とは何か、無尽蔵に見える砂漠の砂が「使えない」のはなぜか、等々、ド素人に解るよう解説されている。なるほどなー。

 で、どうやら、砂はそう簡単につくり出すことはできず、一方で砂需要は今後も減速することなく(コロナ渦で多少はある?)増え続けるため、砂の入手を巡る争い、違法な砂採取は減ることはなさそうだと悲観的な感想を持った。砂をつくり出せず、提供も増えないのであれば、砂を使う量を減らすしかない。従来より少ない砂で従来並みの強度や耐久性を持つ工法を開発するか、それができないのであれば砂の使用量を減らす=建設ペースを落とす、ということになるんじゃないだろうか。どちらも簡単でなさそうなのは、直感的に解る。悲観を達観に変えるしかないのだろうか。

 2021年4月30日 自宅にて読了
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2021年4月30日 【食べ物】綾瀬市・ぎょうてん屋

2021-05-21 06:00:00 | 食べ物・飲み物
 3月末に開通した東名高速の綾瀬スマートICを使ってみるためクルマで出かけた。下道も高速も渋滞だらけ、疲れますね…そこまでして出かけた新SIC(と略すらしい)は別にどうと言うこともなかった。あ、この県道に出るのねって感じ。そしてせっかく綾瀬まで行ったので、高速を出た界隈で最初に見かけたラーメン屋に入ってみた。

 メニューを見て逡巡のあげく、最初に書いてあった醤油ラーメンをオーダー。チョイスできる麺は太麺で。後から入ってきた客が「麺かため」などと言っている。しまったここは家系か?いや店名看板に「家」の文字はなかったはず…店内に書かれた店の経歴を読むと、店主は家系の元祖・吉村家で修業したとある、そかーやっぱり家系かー…

 運ばれてきた丼を見ると、家系っぽいが少し違う。家系は3枚の海苔が5枚。チャーシューがちょっと大きく厚い。ネギが殆ど入っていない。でもスープの見た目は似た感じ。啜ってみる…違う。ちょっと醤油の酸味が強い。チャーシューは固すぎず柔すぎず、それでいて味わいある。うん、別物だね。「無化調」と大々的に謳ってるけど、逆を言えば家系はどっぷり化調なんですかね?

 太麺とスープの相性良く、飲み過ぎそうになるのを押さえるのに苦労しながら食べ終えた。
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【本】高桑信一著 「山の仕事、山の暮らし」(つり人社)

2021-05-19 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 ゼンマイ採りとか猟師の首領とか、山小屋の主とか。タイトル通り「山に生きる」人々の生活を追いインタビューと言うよりつぶやきを拾った、リアリティあふれるルポ。

 ゼンマイを採って加工する量がハンパない。一人で辛うじてついた踏み跡のような道を、数十kgもの収穫を背負って斜面を上がり降りする。林業の人もそうだ。猟師もそうだ。ときどき歩くハイキングコースですらキツく感じるのに、この人たちはいったい…しかも年配者が少なくない。長年の慣れとは言え、凄いよね。

 こういう生活をしている人は隠遁者ではないかとうがったりもする。だが実際には、町で上手く人づきあいができなかったから人と交わらずに済む山に来た、なんて人は登場しない。縁あって、そこの出身ではないが山に入ってきた人ならいる。

 本書の取材、連載開始が1993年、もう30年近く前。本書あとがきでも既に、取材対象となった方に物故者がいると書かれており、ひょっとしたら今だともう、誰一人として存命でない、或いは山に残っていないことも考えられる。それとも、後継者ができて細々とでも昔からの暮らしぶりが現代に繋がっていたりするのだろうか。気になる。

 2021年4月29日 自宅にて読了
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シリーズ・川崎市の銭湯を巡る(16/35) 川崎区・吉の湯

2021-05-19 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 川崎市の銭湯訪問、16湯目。今週の探訪先は川崎区の吉の湯。建物が道路から奥まった場所にあり、一瞬とまどった。

 浴室に入る。ここの湯は熱いと言う事前情報だったので、掛け湯してから恐る恐る手を突っ込み、足をソロリ…すると一人だけいた先客から「熱かったら埋めちゃって大丈夫ですよ」と声が掛かり、番台のオネエサンからも同様の気遣いを受ける。が、構えたほどの熱さではなく、と言うか慣れれば全くどうと言うことない温度であり、埋める必要はなかった。もっとも先客氏に言わせれば「今日はぬるい」んだそうで。

 湯温ばかり気にしたが、ここは見事な壁絵である。が、不思議なことに富士山の前景は能登の軍艦島(見附島)、なんで!?だれかのゆかりの地なんだろうか。いずれにしても壁サイズ一杯に描かれ豪快、そして女湯との境の壁には広重の東海道五十三次、神奈川宿だったかな?この二面、湯船に浸かっていて見飽きない。熱すぎない湯温でもあり、浸かっては眺め、眺めては浸かりを繰り返す。その湯船は仕切られているように見えるのものの下部は繋がっており(故に熱い湯は循環せず、微妙に湯温が異なる)シンプル。

 声を掛けてくれた先客氏はかなりの銭湯好きらしく、この界隈にお住まいのようだが川崎区や隣接の大田区、鶴見区あたりの銭湯はあらかた行ってみたと。当方が銭湯巡りをしていると話すと、xxの湯はxxが特徴だ△△は△△がいいと、ポジティブな情報ばかり教えて下さり話が弾む。

 身体を洗うことも忘れ話に夢中になるほど、楽しいひとときだった。1950年開業(開湯?)だそうで設備はシンプルだが、番台のオネエサンの接遇もよく極めて好印象を抱いて暖簾を出た。

 2021年4月27日訪問
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2021年4月27日 今年のGWもステイホーム

2021-05-18 20:00:00 | ノンジャンル
 東日本大震災から10周年という節目であり、震災以降の整備もほぼ揃ったようでもあり、今年のGWはバイクで東北へ、震災遺構巡りツーリングをしようと計画していた。震災遺構、そしてそれらを繋ぐルート上にある歴史博物館や水族館を調べ、更には東北に移住したバイク仲間と会う段取りまでつけ、宿も手配していた。

 けれど、今日すべてキャンセルしました。

 新型コロナ渦第三波、特に変異株と言うのは気になっていたけど、昨年と比べ対処方法が明らかになった今年は自粛要請を無視して出かけようと思っていた。でも東北六県(プラス新潟)の知事が合同で「来ないで」なんてメッセージを出すようじゃねえ…神奈川ナンバーのバイクに嫌がらせをされ東北に悪印象を持ちたくないし。おまけに、連休の最初と最後は荒れ模様の天気と予報が出た。

 どうやらこの夏も、海外旅行は無理なようだ。地方の離島も、来島自粛要請が出続けるような気がする。ならば夏にリベンジすればいい。

 雨の休日は読書か映画館で、晴れたら近場を歩くくらいにしよう。久々にジムに行くのも良いな。ヒマだ何しよう、で寝転がって過ごす真似だけはすまいと思う。

【追伸】
 我が県知事も「GWはがまんウィーク、来るな行くなステイホーム」とのメッセージを出しました。
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【本】ジエームズ・ヒルトン著/ 「失われた地平線」

2021-05-18 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 あれ?おかしーなーこれ既読感があるけど細部が自分の記憶と違うなーでもこんなストーリー唯一無二だけどなー自分のブログ検索しても見つからないしーなんてジタバタしながら、まあ読み進めてしまったわけです。シャングリ・ラ(=桃源郷?)の由来の書。

 舞台は第一次大戦後、インドを植民地としていたイギリス人3めい+アメリカ人1名が政情不安に遭って空路避難するところ、ハイジャクと言うか飛行機ごと誘拐され、どうやらチベット辺りらしい謎めく秘境の僧院に軟禁されて過ごす…とんでもない山奥なのに一行の応接を務める現地僧は流暢な英語を喋り、設備には最新の製品があったりする。そして、最高位のラマ層は信じられない齢であった…

 ミステリーでもあり、紀行文のようでもあり、哲学書でもあり。チベットとかシルクロードとか、西方アジアは未踏なせいか心惹かれるテーマが多い。

 2021年4月25日 JL242便(岡山→羽田)機中にて読了
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2021年4月24日 【旅行】乗りつぶしに広島~岡山へ

2021-05-17 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 JAL未搭乗機材の乗りつぶしと、5月末期限の株主優待券消化のため、羽田→広島/岡山→羽田と回遊してきた。朝6時頃になるとFlightradar24でその日の機材運用が判り始めるが、全部が判るわけではない。断片的に登録されている情報から機材繰りを想像し、コストを見積り、空いた時間に何をするかも考える。仮に予約だけ入れ、羽田空港のカウンターで係員に予定の機体番号を確認した上で決済、座席指定だ。今日は往復とも未搭乗機に乗れそうだったので出かけた次第。

 JL255便(JA328J:737-800)で広島へ、1時間5分。クラスJは満席だったが、普通席はガラガラだった。それでもポイント稼ぎのためクラスJに乗ってしまう。空港の観光案内所でパンフレットを入手し、夕方までの過ごし方を検討。岡山から帰るので広島へは出ず、三原か福山で過ごそうと検討したが、見どころの多さから福山に決定。1時間以上待って福山駅行きバスに乗る。乗客は2組3名だった。1時間ちょっとで到着、快晴。

(1)バラ公園
 福山と言えば鞆の浦、そしてバラ。有名なバラ祭は5月であり開花には早そうだったが、市内のバラ公園に行ってみたら少しは咲いていて嬉しかった。
(2)人権平和資料館
 こんな施設があるとは知らなかった。人権の中でも同和問題を、そして平和では福山大空襲を扱った施設で見応えあり。
(3)ふくやま文学館
 企画展「ノンタン絵本の世界展」は幼児連れで賑わっていたが全く知らないので面白くなく、メインと言うか唯一のネタらしき常設展の井伏鱒二は古くて殆ど読んでおらず(山椒魚と黒い雨くらいか)、どちらも面白みを感じなかった。唯一の収穫と言うか驚いたのは「ドリトル先生シリーズ」の翻訳が井伏鱒二だったとは!「航海記」はお気に入りだったと記憶している。
(4)ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)
 県立歴史博物館が広島市でなく福山市にあることに驚いたが、中はさほど大きくなく、分館的位置付けなのかな?企画展で、山陽自動車道の建設時に発掘された遺跡類の出土品が、遺跡ごとに整理展示されていたのは興味深かった。ただ展示するだけでなく出土品の特徴(見どころ)の解説が良かったね。

 福山自動車時計博物館も行けそうな時間ではあったが再訪は見送り、駅前のラーメン屋でビールを飲んでまったり過ごし、普通電車で岡山へ。空港リムジンバスも大幅減便されて1時間以上待ったので、やはり博物館に行けば良かったかなあ。

 予定通りの機体によるJL242便(JA339J:737-800)で羽田まで55分、降下してからけっこう揺れた。これで、JALが導入した737-800型50機の乗りつぶしが完了!同じく737-800型を12機導入したJTAについては7/12機まで完了しており、残り5機を年内に片付けようかな?移動時間のロスタイムは少なくなかったが、楽しい1日になった。
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【本】木村義和著 「コンビニの闇」(ワニブックスPLUS新書)

2021-05-17 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 少し関心のある人なら、コンビニ店員(オーナー)残酷物語をご存じだろう。「働けどはたらけどなお、わがくらし楽にならざり(石川啄木)」を地で行く。なんでそうなるの?(By欽ちゃん)…コンビニ会計、FC契約、ドミナント戦略、契約更新といったコンビニオーナーと本部との「不平等条約」のせいだと本書では断罪する。たぶん本当だろう。

 それでもコンビニを止める店は多くないのは何故だろう。つらいなら、イヤなら、さっさと止めてしまえばよいではないか。そこに「止めたくても止められない」契約の縛りや、初期投資の回収があるから止められないのだ、たぶん。でも、この手の情報はある程度は世の中に広まっていると思うのだけど、それでもコンビニをやろうと言うオーナーが後を絶たないのはなぜだろう?成功を夢見て、業界の研究などせず、本部開拓要員の甘言を真に受けるかひょっとしたら脳内増幅しちゃっているんだろうか。それとも「ウチに限ってそんな失敗はない」と根拠なき自信を持つオバカさん?オーナーを悪く言うつもりはないが、不思議でならない。

 一方で、本書で挙げられた内容に対して反論する「本部側御用学者」が書いた本があれば読んでみたい。いわくオーナー、本部、お客様三方よしのドリームワールド。さらに「小売店から社会インフラへ」への質的拡大。能書きはご立派な経産省の役人辺りが書いた青写真でもいい。

 こういう裏があるのを知っているのと、そもそも商品が高いこともあり、基本的に自宅周辺でコンビニは使わないようにしている。弁当の見切り販売くらい、自由にさせたら良いのにね。

 2021年4月25日 羽田空港のラウンジにて読了
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(Live) 堀尾和孝

2021-05-14 20:00:00 | 音楽、ギター、カラオケ
堀尾和孝(Ag)=写真上 ゲスト肥後功輔(Ag)・文子(Vo)=写真下

 自粛要請などでのキャンセルが続き、明日以降も暫くは公演がどうなるか判らないため、国内旅行の予定を取りやめ堀尾さんのライブに行った。ゲストに肥後さんや(松本)文子さんが来ると判ってたしね。
 下車した高円寺駅はたいへん混雑しておりました。明日を前に騒ぎたいんだな、皆。限られた時間の中エネルギッシュに行われた公演セットリストは以下の通り。
(堀尾和孝)
・Lady Madonna(The Beatles)
・Danny Boy(アイルランドの民謡)
・出航
・Cannonball Rag(Merle Travis)
・Moon River(Sung by Audrey Hepburn)
・Open Arms(Journey)
・桜の木の下で
・Highway Star(Deep Purple)
(肥後・松本)
・キューバの子守唄
・カバティーナ
・空見上げて(文子)
・渡良瀬橋(文子)
・卒業写真(文子)
(堀尾和孝)
・Europa(Santana)
・Blue Moon
・上海ムーン
・What's going on(Marvin Gaye)
・漁民

 最後2曲、非常にメッセージ性の強い曲をシャウトしながらギタープレイする堀尾さんから、昨今の社会情勢、ミュージシャンの置かれた状況に対する怒りが伝わってきた。以前より言いたいことをハッキリ物申すスタイルに変わってきたように思う。

 終演後にギターをちょっと(?)触らせて貰ったりして、思い切り楽しんだ夜でした。堀尾さん、池田マスター、お会いした皆さんありがとうございました♪「フォーク&ニューミュージックナイト」やりたいですねえ!

 2021年4月24日 高円寺・楽やにて





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2021年4月24日 【バイク】シューズ&カバー買い替え

2021-05-14 06:00:00 | バイク・自転車
 先日の西国三十三か所巡礼ツーリングでも雨男の本領発揮で思いっきり降られ、結構しんどい思いをしたのだが、しんどい理由の一つに靴の浸水があった。ブーツカバーを着けているのに左足がグチョグチョに…休憩の時にチェックして思い出した、そうだ底が薄くなっていたんだった!それが今回で完全に裂けてしまった。そりゃ浸水しますな。しかし買い揃えから1年持たなかったか~。

 GWもバイクで出かける予定のため、関西から帰宅して早々にシューズとレインカバーを注文した。毎度おなじみ先芯入りの安全靴、またもや赤x黒。今回は、ハイカットタイプにした(写真)。カバーは、靴底が裂けてしまった時のことを考えると、ブーツの先端を引っ掛けるタイプではなく底全面をスッポリ覆うタイプの方が良いと学んだ。操作性ダウンは止むを得ないし、耐久性にも不安があるが試しに購入。

 本当はデイパック(リュック)もターポリン製の防水バッグに買い替えたかったが、安い製品は中国から送ってくるようでGWのツーリングには間に合わない。GWは、これまでと同じスタイルで走ることにしよう。



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