日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2021年4月23日 【ハイク】歩くなら「鎌倉三十三か所巡礼」かな

2021-05-13 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 調べてみると日本中あちこちに三十三観音が制定されている。ただし、「セット」にはなっているものの無住寺で納経印を頂くのに苦労したり、廃寺同然となって名ばかりと言うところもあるようだ。

 新たに買った納経帳は百頁、すなわち三十三観音を3シリーズ回れることになる。自宅から日帰り中心で回れる範囲で、しかもちゃんと納経印を貰える三十三観音、調べたら鎌倉に制定されている。それだ!健康増進を兼ねて歩きで回ろう。

 坂東、秩父と一緒に回った会社の後輩クッチーにこの話をしたら「もう一巡しましたよ」と。なにぃ~!?「でも二巡目お付き合いして良いですよ」そうですか、では参ろうか。

 とは言えすぐに梅雨が来て、酷暑が来る。秋まで待つか、酷暑の中を歩くか。関東ふれあいの道ウォーク・千葉県を終えたら次の目標にするのが良いかな。

 鎌倉市観光協会の案内ページはこちら
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2021年4月22日 【バイク】次は「ぼけ封じ関東三十三か所巡礼ツーリング」かな

2021-05-13 06:00:00 | バイク・自転車
 坂東三十三か所、西国三十三か所を回り終えた。秩父三十四か所は5月に結願予定。そしてそれら「百観音」を終えたら長野へ「御礼参り」。それが済んだらどうしようと考えた。

 次のシリーズは前にも書いた通り、「ぼけ封じ関東三十三か所」、坂東と同じく札所は関東一円(と言うには偏りがあるが)に存在し、ツーリング先として不足なし。「ぼけ封じ」と言うのもシャレているし、定年が見えてきた自分に、息災でいて欲しい両親にぴったり。札所の分布はと見れば、サイタマ多すぎい!そして我が神奈川ェ…
 千葉:8
 東京:2
 埼玉:10
 群馬:2
 栃木:8
 茨城:3
 神奈川:0
 
 百観音用と同じサイズの納経帳を買った。今度のは厚みが1/3くらいになるので、持ち運びがラクになる(写真)。無地なので、ページ飛ばしが起こらないよう左上に1~33と振った。

 そして引き続きYBR125FI#2号で回るのか、このタイミングで買い替えて心機一転するのか、絶賛お悩み中なのである。購入してほぼ一年、一万キロ近くも走ったので…。
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【本】佐藤弘夫著 「神国日本」(ちくま新書)

2021-05-12 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 観音霊場巡りをしていると、少なからず隣接して神社がある。神仏分離とか神仏習合なんて単語が頭をよぎるが、ふと「神国」とは何ぞやと思ったのが本書を借りるきっかけとなった。

 神国と言えば神風、八百万の神、出雲神話、そして天皇。日本人の抱く神国像がいつごろから形作られてきたのか、アミニズムのような原始宗教か、体系だった教義等により「仕向けられた」宗教か、政治との結びつきは、そして仏教との関連性は…等、完全には理解できないものの何となく解った気になった。結局、聖徳太子以降の律令国家の維持に利用された感が強いな。

 それにしても仏教と併存の理屈!「仏が神をつかわした」なんて…そもそも観音様は宇宙のすみずみが見えており、南無観世音菩薩と専心念仏すれば耳さとく聞きつけ、願いを聞き入れて下さる…と、観音霊場巡りの過程で知ったのだが、その観音様を使いに寄越すとは、一体どれだけの大物なんだ仏様。かくして次は本地垂迹(ほんじすいじゃく)説を読まねばと、好奇心(疑念)は深まる一方なのだった。いやー理解は難しいっす。

 2021年4月22日 自宅にて読了
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シリーズ・川崎市の銭湯を巡る(15/35) 中原区・橘湯

2021-05-12 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 川崎市の銭湯訪問、15湯目。今週の探訪先は中原区の橘湯。横浜戸塚に車で出かける用があり、そこからの帰りに寄ることにした。駐車場は4台分だったが満車、エンジン停めて乗車したまま待つこと10分ほどで空いた。マンションの1階で、「橘湯」の電光看板が凛々しい(写真)。

 浴室に入る。浴槽がけっこう大きく、有料サウナもあり。何よりユニークなのは、2階に上がると露天風呂がある。とは言え外気に晒されているだけで眺望は皆無。ただ今日は夏日な気温ですぐ暑くなるため、ここに来て浴槽には入らず身体を冷まして浴室に戻る客もいた。露天風呂と内湯の1つは茶褐色の薬湯、温泉とは書いてなかった。

 客が多いせいか活気がある中、じっくり浸かって汗を出して帰宅した。上がってからのことを考えると、銭湯へはバイクより車で訪れる方が良い。

 2021年4月21日訪問
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【映画】ガールズ&パンツァー最終章 第3話(3回目) 【7.1ch LIVEサウンド×RGBレーザー】

2021-05-11 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 【7.1ch 限界らいぶざうんどくん】、【LIVE ZOUND センシャラウンド 7.1ch チネチッタ Mix】に続く3度目の鑑賞は【7.1ch LIVEサウンド×RGBレーザー】。

 回を追うごとに轟音からクリアなサウンドに変わってきたように感じる。中心人物たちの搭乗する4号戦車の砲撃音が、他の戦車群とはひときわ変わって力強い味付けである差異が、今日は際立っている。さまざまなを聞き分けられるのはこちらかな。

 全6話のようやく前半が終わった状況、完結まで何年かかるやら、でも話題の「エヴァンゲリオン」だって初作から最新作まで25年掛かったんだっけ?それに比べれば…と思うことにしよう。願わくば、完結まで生きていたい。


 2021年4月20日 川崎・チネチッタにて
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2021年4月19日 【バイク】次期候補車の下見(ホンダWaveアルファ110RSX)

2021-05-11 06:00:00 | バイク・自転車
 先日、ヤマハT115の下見をした続編。先日は広島、今回は大阪(高槻)であります。

 今回の車種はベトナムホンダ製Wave RSX。Waveアルファ110のスポーティーバージョン的位置付けだと思う。スーパーカブと同様のアンダーボーンフレーム、ロータリーミッション車、もちろんエンジンはインジェクション。同じホンダWaveでもタイ製125cc版に比べほぼ半値。輸入元の値付けの問題もあるだろうけど。2020年型と2021年型でカラーリングやデカールが異なり、両方の在庫があることを確認して店舗そしてさらに奥地の倉庫へ出向いた。

Wave RSXの良い点
・(個人的に)ヤマハ製が続いていたので違うメーカーに乗れる
・関東ではT115以上にレア、たまに走っているWaveは125cc版で110cc版は見たことがない
・フロントパッドはスーパーカブC125/カワサキZ125PROと共通部品のため入手容易
・黒一色キャストホイールのため、赤x黒のモノトーンが美しい

Wave RSXがイマイチな点
・リアキャリアを別途手配要(輸入元のはデザイン良くないため、現地から通販取り寄せ)
・ブレーキ、タイヤ、チェーン以外の整備できる店があるか不明なため、壊れたら一巻の終わり(直すより買い替えがラク)
・販売店経費が高めで、T115と総額で殆ど変わらない

 跨らせて貰ったが、T115との違いは感じず。どちらにしろ、YBR125や今回借りたGSX-S125よりツーリング向きでないことは確か。その辺は鈍感なので、乗ったら「こういうものだ」と割り切って使いこなすことはできると思うのだが。
 カラーの気に入った2020年型は現車1台が最後の在庫、それもあちこちに小傷があって販売するか未定とのこと。小傷承知ただし値引いて売って貰えるか、責任者が不在のため確認後に連絡して貰うことにして退店。打てば響く、で気持ち良く値引いてくれれば嬉しいのだけど、元が安いバイクだから望み薄かな。写真は比較した2台で、上が2021年型、下が2020年型。
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2021年4月16~19日 【バイク】レンタルバイク利用・西国三十三ヶ所巡り(11)

2021-05-10 20:00:00 | バイク・自転車
 4月19日、3日目。西国三十三か所結願の日。快晴、風もなく船は大丈夫だろう。こういう行程となる可能性を考え、米原に宿を取った自分を褒めたい。朝食を済ませ8時過ぎに出発。

(30)竹生島 宝厳寺
 9時の第1便は無事出航、島に着いた。割と最近来たんだけどいつだったかな?その時は西国巡礼するなんて考えてなかったので、二度足は仕方ないな。港から境内までの石段登りがキツく、縦の動きに弱い自分の脚が情けなくなる。前回は気づかなかったが、改めて見ると素晴らしい本堂の造り。最終日になり好天になり残り2つになり、ようやく心の余裕ができたか。

(33)谷汲山 華厳寺
 前回はプラン外。ここだけ岐阜県で、なぜそうなったか理解に苦しむ。県244~R365~R21関が原BPと走り、垂井から県53~R417~県251で谷汲に至る。寺の手前1kmほどから石畳状の舗装に変わり、石灯籠や街路樹のトンネルと良い雰囲気の門前。バイクゆえ山門ギリギリまで入って停められた。さらに境内を歩いて到着。納経帳なぜかここだけは3面あり不思議だったが、それぞれの頁に異なる文言を書いて下さる。とは言え納経料は3倍納めるので、特段ありがたいとは思えない罰当りである。巡礼お疲れ様でもなければ、坂東のように記念の品が授けられるわけでもなく、実にあっさり納経帳を返されて何だか物足りなく思うのは傲慢なのだろう。ともあれ、これで西国札所そして番外札所すべての納経印が揃った!坂東と同じく総てバイク巡礼、今回はレンタルだが同じ125ccクラスということで大目に見て貰おう。改めて書こう、これにて結願だ!

(番外)バイクショップChops 高槻本店
 購入してそろそろ1年、早くもバイクの買い替えを検討しており、その候補車を置いている店が帰り道からそう離れていないところにある。時間ギリギリで行けそうかな?帰りも関が原越えと思っていたら、ナビは湖西回りを指示。県40~R303で木ノ本へ、ここは最高のツーリングコースだった!晴れていることもありかなり飛ばして走ってみたり。木ノ本から昨朝のルートを逆走、R303からR161を快走(と言うか時間に追われ必死)するがウォッと!?途中から「124cc以下通行禁止」じゃないですか。危ない危ない。R161旧道と思われる県558を大津まで走り、R1~R9から向日市、長岡京を抜け店へ。詳細は別稿にて。

 なかなかイイ時間になって来、かつ平日で夕方の通勤ラッシュ。万が一間に合わなかった場合に備え、帰りの航空便は(変更可能な)株主優待券で買っていた自分を褒めたい。ナビは無視してお馴染みR171で伊丹空港を目指す。最後に給油して返却、何年か前に台湾で買って使っていた中綿入りグラブはついに破れてしまったので、捨てて帰る。GSX-S125はYBR125より一回りコンパクトで、低重心のため簡単に曲がり、外乱に強く、ABSは安心できた。エンジンは高回転型で低速ではYBRの方が扱いやすいと思えたほど。でも6速なのは良かったな。ヘッドランプは暗く感じた。途中で1回給油した分と合わせ、平均燃費は44.6km/Lだった。良いバイクだけど、やはり自分には安い中華バイクの方が合ってると思った。

 今回は荷物が多い。ヘルメットとウエストポーチを機内に持ち込み、デイパックとタンクバッグは預け。JL138便(JA614J:767-300)で羽田まで49分。東京は暑く、冬仕様ジャケットを着たままで汗だくになって帰宅したが現地ではこれで丁度良かった。結願お疲れさま。(おわり)

 本日の走行距離:278km
 今回の総走行距離:741km
 西国三十三か所巡礼の総走行距離:約2,655km
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2021年4月16~19日 【バイク】レンタルバイク利用・西国三十三ヶ所巡り(10)

2021-05-10 06:00:00 | バイク・自転車
 4月18日、2日目。起床時には晴れ、朝食時には雨、出発時には曇り。諦めてカッパを着て7時過ぎに出発する。昨日ほどには降らないことを祈りつつ。舞鶴に観たい場所が何カ所も残っている。

(29)青葉山 松尾寺(¥+駐¥200)
 成相寺と比較的近いため、ここも前回のプラン外。舞鶴を出て府21~府772~府564で開門前に到着、途中の見事に咲いてる一本桜の下で撮影。待っている間にまた降ってきた。山内は一部工事中。

(30)竹生島 宝厳寺
 前回は雪のため、訪問を見送った寺。29番から竹生島へ渡る長浜船着場までは100km以上のトランスポート。府564~R27~R303と走り、琵琶湖西岸のバイパスに入ったところから激しい雨、湖北を回り込むあたりからは風も吹き始め、松尾寺で掛けられた「竹生島へ渡る船が出航するか判らんから気ィつけて」の言葉が実感となってくる。木ノ本から県44~県331で船着場に着くと、少し前の便は出たが次便は運航未定。待つこと30分、以降の本日全便欠航が決定。嗚呼。待ってる間、バイク好きクルマ好きの係員とお喋りできたことだけが収穫。明日の運航を願いつつ、雨の上がった港を後にした。

(31)姨綺耶山 長命寺
 前回は雪のため、訪問を見送った寺。30番がダメだったので明日に回し、今日は残り2カ寺を回る。湖岸に沿って県2~県25と走り、最後はウネウネと山道を登って到着。ここ歩きだとキツそう。しかし拝観無料!今回はやたらお金がかかっているので嬉しい。

(32)繖山 観音正寺(¥500+道300)
 前回は雪のため、訪問を見送った寺。県25を少し戻り、県26~県526~県202(きぬがさ街道)から最後、これまた山道を登って到着。その山道台を徴収されるのは仕方ないのか。ともかく今日の参拝はここまで、残るは行けなかった竹生島の30番と、結願の33番。結願の寺を先に済ませるわけにはゆかない。

(観光)近江商人博物館・中路融人記念館
 32番から米原方面へ向かいかけたところ案内表示を見つけ寄ってみた。「三方よし」で有名な近江商人がどういう経緯で発生したのか、どういう商売で大きくなっていたのかを判り易く解説。館内あちこちにある数分のビデオをことごとく視ていたら、1時間くらい滞在。階下の中路融人(画家)については全く知らなかったが、淡いコントラストの風景画は気持ちを和らげてくれる。

(観光)豊郷小学校旧校舎群(写真)
 明日に寄れたらと思っていたスポットだが時間のできた本日立ち寄り。アニメ「けいおん!」の舞台となった校舎が保存され、今でもイベント等で利用されている。訪問はもう4,5回目。そのたびに異なるクルマやバイクで来ている気がする。閉館ギリギリだったため校舎内を回る時間はなく、ホールで飲み物を飲みながらファンから寄贈された楽器や様々なグッズ類をさらっと眺めた程度。今日もコスプレイヤーがいたり、ファンに何かのインタビューがされていたり、駐車場にはいまだに「けいおん!」の痛車がいたり。懐かしい気持ちになった。

 豊郷小学校旧校舎前の道は旧中山道なのだと初めて知った。そのまま東進して鳥居本まで走り、R8にズレて米原へ。ホテルは米原駅西口、市役所のある乗降口なのに依然として何もない!ラーメン屋が開いてただけマシか。今日も気温はあまり上がらず、最高で15度。着いた部屋では濡れ物干し。高層階で眼下に駅が広がるトレインビュー、惜しむらくは通過列車ばかりでじっくり見られず音ばかりうるさい。
 ところで琵琶湖岸は特に多かったが、ライダーとすれ違い挨拶すると、関東圏よりはるかに高確率(ほぼ100%)で向こうも挨拶してくれる。向こうから先に手を挙げてくることも少なくない。やはりコミュニケーションに関しては、関西圏の人の方が上手な気がする。

 本日の走行距離:206km
 今回の総走行距離:463km

  東横INN米原駅新幹線西口 泊

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2021年4月16~19日 【バイク】レンタルバイク利用・西国三十三ヶ所巡り(9)

2021-05-07 20:00:00 | バイク・自転車
 年越しにバイクで回った西国三十三か所、番外三か所を加えた計36のうち26を回って残りは10。もう一度の訪問で、一気に回りきってしまうプランを立てた。さすがに関西までバイクで自走する時間的余裕はなく、かと言ってレンタカーではなんだか挫折した気がするため、関西でレンタルバイクを借りて回ることにした。同じ125㏄クラスのミッション付きに拘り、スズキGSX-S125を手配。レンタルバイクなのにヨシムラのマフラーが着いている。オプションのスマホホルダーとUSBコンセントも頼んだが、いまどき全車標準装備として欲しい。荷物はデイパックとタンクバッグ、グラブとヘルメットは持参。ヘルメットは、スマホナビの音声を聴きたいのでインカムを装着してある自分のを被るのだ。
 年越し巡礼記:()()()()()()()(

 4月16日、早めに終業してJL133便(JA613J:767-300)で伊丹へ飛び、空港の拠点でバイクを借り、京都宇治まで走って宿へ。今日の頑張りが明日の時間的余裕を生む。
 空港ターミナルビルから歩きでレンタルステーションへ行けるのは素晴らしい。丁寧な説明を受けて出発。モノレール沿いの府道2~府15~府9~R1と走って京都府入り、京滋BP側道で宇治川に当り、府241で宇治橋近くに出ると宿はすぐそこ。本物のトゥクトゥクがあったり、本棚に「地球の歩き方」がゴッソリあったりと、いかにも旅人宿な雰囲気。途中ポツリポツリと雨だったが雨具なしでギリギリセーフ、宿の前に着いたら本降りになった。やはり明日から雨のツーリングか…

 本日の走行距離:約44km
 今回の総走行距離:約44km
 トラベラーズ道 麒麟舎 泊


 4月17日、1日目。けっこうな雨。近所のがストまで朝食に出向いてから8時半に出発、さあスタートだ。

(10)明星山 三室戸寺(¥500)
 前回は「お休み」と言う想定外のアクシデントに見舞われた寺だが、今日は開いてた。境内に至る脇がずっと庭園で、早くもツツジが咲き始めていた。満開時はさぞや美しいだろう。しかし今日は雨だし、先もあるしで、庭を愛でる時間は無い。

(11)深雪山 上醍醐 准胝堂(醍醐寺)(¥1,500)
 前回は誘導ミスによる訪問断念だった寺。山側の細道へ誘導され、黄檗(おうばく)トンネルを抜けて到着。入山料たかっ!しかし広大な敷地に幾つもの堂宇、時代劇のロケやってそうな壁や未舗装の道。観音堂へは少し深い木立の中をゆく。ここもじっくり見れば2時間は過ごせそうな雰囲気で、早々撤収は残念。
 10番、11番は前回予定していて回れなかった寺なので、まだ前進したと言う気分にならない。

(20)西山 善峯寺(¥500)
 前回は雪のため、かつ他に回り残した寺を結ぶルート上にあるため、訪問を見送った寺。名神高速に沿った府道35~府道201で市内南部を横断、R171で向日町から府141~府733~府208で山へ分け入って到着。

(21)菩提山 穴太寺(¥500)
 前回は雪のため、訪問を見送った寺。府208~府733~府10~R9で亀岡に至り、R372~府406で到着。府208で反対方向へ向かい、山越えして抜けられたはずだがナビはこちらの方が早いと。山門近くの駐車場、バイクは無料で愛想よし。
 これで1~27番が埋まり、いよいよ仕上げに入ったと言う気分になる。が、ここから次までは100㎞以上のトランスポート区間となる。ある意味ここからが本番だ。

(28)成相山 成相寺(¥500)
 前回はもともとプランに組み込んでいなかった。時間的制約もあったが、京都北部と言うことで路面凍結を恐れたのだ。案の定と言うか想像以上の悪天候のため、仮に予定を組んでいても辿り着けなかったと思われる。
 亀岡から天橋立まで100㎞あまりのトランスポート区間、R372~R173~府300~府710~R9でようやく福知山、R176~R178で到着。雨の中ではあったが福知山市街以外はどこもガラ空き、気持ちよく走れた。山道の下りでは後輪のABSが効き、安心。
 参拝を終えると雨が上がり、ホテルまでの区間だけは晴れ間も覗く中を走れた。道中は最低気温9度、なかなかのハードコンディションだった。到着後は部屋で荷物全てを展開、暖房25度で乾燥させた。写真は天橋立をバックに。

 本日の走行距離:211km
 今回の総走行距離:265km
 ホテル アマービレ舞鶴 泊
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【本】山本茂実著 「あゝ野麦峠-ある製糸工女哀史」(角川文庫)

2021-05-07 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 「女工哀史」は遠く学生時代に読んだが、本作はその名を知っていながら読んだことがなかった。「からゆきさん」関連の著作を読み、国内でも辛い出稼ぎに従事した年若い女性たちがいたことを思い出して借りた次第。

 日清戦争、日露戦争に至る軍備を始め、明治の日本の発展の多くの部分で外国人御雇技師、外国製品の購入があったが、その原資となる外貨獲得の大半は生糸貿易によって得られたものであり、その生糸の大半は本作の舞台である諏訪湖周辺、岡谷を中心とした工場群で作られ、それら工場の労働力こそが本作に取り上げている女工で、大部分は山を越えた飛騨地方からの出稼ぎだった。野麦峠は、飛騨と諏訪を結ぶ山道の途中にある。飛騨で工女の募集に応じ、集められ連なって諏訪へ向かう往路。過酷な労働から一時だけでも解放され、文字通り故郷に錦(賃金)を飾る冬の復路の様子が克明に再現される。

 「女工哀史」の特徴たる、工女たちの厳しい生活や賃金状況についても、史料や飛騨に生存する元工女、百人以上にも及ぶ聞き取りの結果から、イメージでなく具体的な様子が描かれる。

 「からゆきさん」でもそうだったが、傍目には悲惨な出稼ぎ生活に映るのに、当の本人たちの思い出は必ずしもそうではないのはなぜか。まともに思い出すと悲惨で自己否定につながるため、知らず知らずに美化してしまうのか。故郷で生死にかかわる困窮生活を送ることに比べれば、どれほど過酷な労働環境であってもマシ(あくまで比較論)だったのか。そこは腑に落ちなかった。

 2021年4月15日 自宅にて読了
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