日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2023年7月4~17日 【旅行】世界一周散骨の旅part1(2)那覇→東京→シンガポール

2023-07-24 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 7月5日、2日目。今日は日本からシンガポールまで2フライㇳの移動日です。世界一周航空券でのフライトレポートは別稿にしようと思います。

 荷物は大き目のスーツケース、優先引き渡しに期待しましょう。それと機内&現地行動用に、使い慣れてきたデイパック。那覇を朝イチに発つJL900便(JA656J:767-300ER)で出発して羽田へ。到着したらT1→T3を連絡バスで移動、そそくさと出国してJL37便(JA871J:787-9)でシンガポールへ。シンガポール空港は2020年2月のコロナ前最後の旅以来、入国は2019年9月以来です。

 シンガポールの入国審査・税関・検疫は、紙カードから変わって到着前3日以内に電子入国カードの申請が必要とされていますが、忘れてもどうにかなる気はします。完全自動化ゲートで、パスポートスタンプはありませんでした。

 現地通貨の入手は銀行窓口かATMキャッシング、好きな方で良いと思います。今回は現金で1万円分だけ両替しましたが100SGDになりませんでした。円弱っ!

 スマホのSIMは出発前に「KKday」で手配。eSIM、500MB/2日で176円と激安。実はeSIMを使うのは初めてで、事前のプロファイル登録には最初だけ手こずりました。物理SIMの差し替え同様、慣れればチョイチョイで済むでしょう。着陸して機内モードを解除し、eSIMの登録プロファイルからシンガポール用のを選択したら、瞬間的に繋がりました。物理SIMに差し替えをしなくて済む、これは楽ですわ〜。今後、海外利用に関してはeSIM一択になる気がしました。

 空港から宿まで、早さ優先でGRABを利用しました。大きな空港ゆえピックアップポイントが多く、自分が(良く解らず)指定した乗り場を探すのにひと苦労でしたが、乗ってしまえば楽チンでした。が、MRT(電車)の10倍くらい掛かったので、夜遅い時とか複数人でシェアできる時とか、お金に余裕ある気分の時しか使えないかなあ。

 宿は1泊なので、MRTの駅近+安さで探しました。チャイナタウンの交差点前、狭くて窓のない部屋ですが、ベッドが綺麗でシャワーは温かいお湯が出るので問題ありません(写真)。
 
 遅めの夕飯は、運動を兼ねてMRT一駅分を歩き、「松發(ソンファ)」の肉骨茶(バクテー)を。油条(中華揚げパン)に菜心(茹で野菜)を付けて23.17SGD、日本円で2500円近いのか〜(溜息)

 Hotel 81 Chinatown 泊
 
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2023年7月4~17日 【旅行】世界一周散骨の旅part1(1)東京→石垣→那覇

2023-07-24 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

母が亡くなってちょうど1年、命日に世界一周慰霊の旅を始めました。「その0-1」で書いたように、ワンワールド世界一周航空券(4大陸ビジネスクラス)で回りますが、初日は別手配の航空券を使用し、石垣島で慰霊のあと那覇まで戻ります。

 7月4日、1日目。羽田を早朝のJL901便(JA13XJ:A350-900)で出発し2時間そこそこで那覇へ、NU605便(JA01RK:737-800)で石垣まで40分。直行便があるのに乗り継いだのは、こちらの方が何千円も安かったためです。ちなみに昨年の今日は、こんな感じで過ぎていったのでした。

 石垣島は母を連れて家族旅行に出かけた最後の場所、2019年3月の事でした。ちょうど両親の金婚式の日で、機内でCAさんからお祝いを戴いたのでした。その後Covid-19流行、並行して母は衰弱し、病院以外で家から出ることすらなくなってゆきました。今日は過去に何度も行った場所ではありますが、レンタカーで母を連れて石垣島をドライブした場所を巡り、母を偲びました。石垣島のレンタカーは慢性的に混んでいるのですが、手配したのは4か月前だったので安い軽自動車を借りることができました。安い代わり古い車ですが、エアコンとパワーウインドウとポータブルナビが付いてるので十分です。玉取崎展望台(写真上)、川平湾(写真下)、家族旅行で宿泊したホテルで慰霊、走行距離は115kmほどでした。川平湾は大潮かつ干潮時で、グラスボートも殆ど一時休航していました。

 夕方のNU626便(JA348J:737-800)で再び那覇へ。明日も早いので、空港から割と近い安宿に泊まります。大浴場がないのが残念ですが共用シャワーブースは多く、駅には近いしクレカが使えるスーパーがあることも利点です。ただしアコーディオンカーテンドア代わりの「キャビン」に床スペースは殆どないため、スーツケースはベッドの上で広げ、寝る時はきちんと閉じなければなりません。

 明日から、世界一周航空券を使った本格的な世界一周旅行を始めます。まずは羽田経由でシンガポールへ飛びます。

 グランドキャビンホテル那覇小禄 泊

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【映画】大名倒産

2023-07-21 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 腐敗により多額の借金を抱え財政危機に陥った藩を救うために新藩主に起用されたのは、身分を隠し普通の家の養子となっていた藩主の四男坊(神木隆之介)だった。彼は藩の借金を返し切腹を免れるのか。父である前藩主を含めた腐敗を正せるのか。

 スリリングなストーリーをドタバタコメディで包み、新藩主の純粋さに心を打たれる。父であり前藩主である佐藤浩市がイイ。いつも控える浅野忠信もシブい。なんか見たことあるこの人誰だっけと思ったら、プロレスラーの高田延彦だった。やっぱり松山ケンイチって大柄だねぇ。

 勧善懲悪ハッピーエンドだろうと思いながらもハラハラし、ギャグシーンにクスリとする。気楽にと言っては製作者に失礼かもしれないが、肩の力を抜いて楽しめた。エンドロールでのメイキングも楽しいぞ。

 2023年7月3日 川崎・チネチッタにて

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【映画】断捨離パラダイス

2023-07-20 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 あまりアクティブに活動するなと医者から言われたので、市内ウォークにも行かず映画をハシゴすることにした。前のと同じ劇場、同じ席。

 断捨離は、もう数年前から強く意識している。それなりにモノを処分してはいるが、やってもやっても処分する物が出てくる状況。とは言え、多趣味な割に人様よりモノは少ないのではないか。ましてゴミ屋敷や汚部屋などあり得ない。なので、そういう環境に至る人、住む人の心境は理解できない。大抵は何か人生の大きなトラブルがあって、セルフネグレクトに陥るようなのだけれど。

 本作は、ピアニストの夢に挫折した青年が入社した「断捨離屋」いわゆる片付け業者の作業事例として、オムニバス形式で綴っている。汚部屋&ゴミ屋敷の住人を悪と決めつけない、事情を描く優しさが制作者の意図か。きっと「好きでこうなったわけではない」と言う点を観客に理解して欲しいのではないか。とは言え近隣住人に全く影響を与えない汚部屋&ゴミ屋敷などないだろう。だとすれば、「たとえどのような事情があろうとも」と思われてしまうのではないか。もっとも制作者は、そういう状況であり続けて良いとは描いていないし、理解や許しを求めてもいない。

 やはり片付いた後の出演者は、一様にすっきりした、明るいと言うか吹っ切れた表情である演技をしている。そういう演出をすると言うことはやはり、汚部屋&ゴミ屋敷は良くありませんよ、積極的に断捨離しましょうと制作者は訴えたいのではないか。それを主人公らしき青年に明確に語らせなかったのは良かったと思うが、一方ケースごとに登場する彼の成長ぶりの描き方は少し物足りないかなとも思った。抑制が効いて良いと評すべきか。

 さ、来月もまた、細々とモノを処分しよう。

 2023年6月30日 川崎・チネチッタにて

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【映画】マルセル 靴をはいた小さな貝

2023-07-19 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 実写+ストップモーションの組み合わせで作られたファンタジー映画だが、中身はなかなか現実批判と言うか問題提起と言うか、笑いの中にシリアスな意図が込められているように感じた。

 主人公は小さな巻貝に靴を履いた(←さすが西洋)足があり、目玉が一つのマルセル。以前は仲間が大勢いたが、居住空間のトラブルで離ればなれになってしまい、祖母とふたり(?)で、Airbnbで貸し出されている家の中で人間の目を躱しつつ暮らしている。たまたま滞在した映像作家ディーン(←本作の監督が自演)がその存在に気付き、マルセルの姿や言動を撮影・編集しYoutubeにアップロードしたところ大人気となり、彼らを取り巻く環境が変わってゆく…。

 例えば一定の存在数が種の保存に必要なこと。ソーシャルメディアを通じた人気と人々の関心の向き先、友情や絆、そして現状を変えるために踏み出す勇気。ユーモラスな動きと行動のための奇抜なアイディア、「かわいい」と観ているだけでは勿体ない。

 2023年6月30日 川崎・チネチッタにて

 

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【本】橋本卓典著 「捨てられる銀行〔4〕」(講談社現代新書)

2023-07-18 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 シリーズ最終作のテーマは「地域金融変革運動体」。お金を回す従来の銀行機能だけでなく、地域の中小企業の経営相談的な仕事をしたり、人財紹介をしたり、最終的に地域経済発展につながれば何でもやるという、既存概念を超えた役割を果たしている人々のケースを幾つも紹介することに多くの頁が割かれている。

 頼もしい。こうであって欲しい。だが現実にはたぶん、今でも旧来の意識から抜け出せず、それは銀行側だけでなく地域の企業側も、そういうバンカーや経営者がまだまだいるのではないか。いや知らんけど。

 願わくば多くの若手バンカー、若手企業経営者&企業者に本書に紹介されているような活動を知って貰い、後に続いて地方の衰退を食い止めて欲しいものだ。

 2023年6月29日 自宅にて読了

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【写真展】Hiroshi Yoshida 「永 - tokoshie」

2023-07-14 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 アフリカのジンバブエに出張したとき、空き時間に郊外のバランシングロック(Balancing Rocks)を観に行ったが、その時以来ひさびさにバランシングロック(またはロックバランシング)の言葉を聞いた。

 ただでさえ難しい芸当を、土台は流れる川中で、しかもその「作品」を風景や光線も計算しながら撮影し、終了後はすぐに崩し、なるべく元の場所に石を戻してしまう。単なる石積みより何倍も難易度を高めたのが作者の作品である。

 そういう意味では写真展と言うより作品の写真展示会とも言えるのだが、その写真はバックとなる風景や水の流れ(川上から撮るか、川下から撮るかで波紋が変わる)、それに夕暮れの色合いが付いたりと計算して撮られているだけに、やはり写真展なのかなとも思う。

 感心したのは、環境への配慮。水底生物やコケ類を意識し、川底の石はひっくり返して使わないとか、使った石を戻す際には川の流れが変わらないよう注意するとか。1日数時間も水に浸かって作業する肉体的負担に加え、精神的な負担も大きそうだ。全く知らない世界を見た。

 2023年6月28日 新宿・ニコンプラザ東京 THE GALLERYにて

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【写真展】シュガー翔太 「雑魚も歩けば某に当たる」

2023-07-13 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 さいたま市で一連の見学を終え、夜の飲み会の約束をしている登戸へ。JR~小田急で向かうが、ちょっと時間があるので、前回から展示内容が変わっているのを確認のうえギャラリーに寄った。

 カメラマンにしては珍しく「芸名」っぽい著者だが、作風はいたって真面目。会場案内には目に留まったものを撮ったように書いてあるが、作品を観るとふと気付いてパっと撮ったというレベルではない。歩きながらではなく、きちんと足を止めきちんと構えて撮ったことが、構図や露出から伝わってくる。一方「なんでソレなのか」は不明。そこは案内の通りなのかもしれない。

 2023年6月28日 新宿・ニコンサロンにて

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2023年6月28日 大人の社会科見学・さいたま市周辺施設

2023-07-12 06:00:00 | ノンジャンル

 つくばで訪問した農研機構の展示施設がさいたま市にもあると判り、その訪問ついでに近隣の施設も訪ねることにした。前日に帯状疱疹、静かに生活をと診断されたが、施設見学を予約しているため今日ばかりは出かけることに。

(1)農研機構 ショールーム・資料館
 大宮駅からバスで15分弱、ここだけ要予約のため朝一番に訪問。陸上自衛隊大宮駐屯地に隣接した、高い木立に囲まれた良い環境。まず会議室で農研機構全般およびさいたま市地区の説明を受ける。さいたま地区は元々が異なる機関が統合されたこともあり、同じ農水省ながら予算の出どころは別局なのだとか。
 レクチュアの後はお待ちかね・現物見学。ショールームには各メーカーから貸与された最新鋭の機械が並ぶ。大はコンバインから小は背負式噴霧器まで。ほぼ一つ一つの製品について説明を受け質問をするため、見学に時間がかかること(笑)。隣接の資料館は、鍬に始まり発動機まで、日本のみならず輸入物を含めた農機具が並ぶ(写真)。特にエンジン物については運転可能なコンディションな物も多いようで、単に収集しただけでないところに好感。
 期待通りの内容、たった一人の見学者に広報室長さんのご対応を頂き感謝。

(2)氷川神社
 「武蔵一宮」と言うだけに格式を感じる境内。ちょうど参道に「茅(ち)の輪くぐり」が設けられておりくぐったが、帰宅して調べたところくぐるにも作法がああり、無作法に通り抜けてしまったようだった。
 境内以前に見事な参道を歩いて次へ。帰宅して調べたら、日本一長い参道なのだそうだ。長いだけでなく、木立が美しいし整備されて歩きやすい。毎日散歩するだけでも気持ちよさそう。 

(3)さいたま市立博物館
 氷川神社の長い参道の途中から逸れると直ぐに所在、よくあるタイプの展示施設だが、縄文土器に関する詳細な解説と、大宮駅周辺の昔の写真が印象深かった。

(4)さいたま市防災センター 防災展示ホール
 消防署に隣接、各種講習会も行われる大きな建物の1階。通常の防災関連展示(起震装置体験あり)のほか、先年の台風被害や熱海土石流応援出場時の写真展示があり、今年の台風シーズンに備え自分の周囲を見直そうと思った。

(5)みぬま見聞館
 芝川沿いに位置し、し尿処理施設に併設。展示館とビオトープがあり、ビオトープではハグロトンボを見られた。飼育小屋では国蝶のオオムラサキが飼われており、ちょうど蜜やりをしているところで美しい姿を見られた。ビオトープなら川沿いでなく内陸部にでも造れば良いのにと思うが、施設の性格上しかたないのだろう。

(6)造幣さいたま博物館
 造幣局は大阪だけだと思っていたが、さいたまにもあったとは。収集用のプルーフコインや勲章用七宝焼きの製造作業を見学通路より観ることができた。

 さいたま新都心駅でフィニッシュ、けっきょく全行程9kmほどを歩いてしまった。こういう回遊ルートでは公共交通機関の利用が難しいためレンタサイクルを活用できれば良いのだが、アプリをダウンロードして利用者登録をするのが億劫で、なかなか使えない。炎天下でなかなかのハードウォーキングだったが、いろいろな施設を一気に見学することができて充実した一日だった。

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【映画】青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない【青春ブタ野郎はLIVE ZOUNDで夢を聞く】

2023-07-11 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 前作を観たのがちょうど4年前、シリーズ物として久しぶりの完成公開となる作品を観てきた。

 登場する女の子たちは可愛く描かれているが、ストーリーは結構重く厳しい話。今回は不登校児の進学話で、そこに「青ブタ」シリーズの「思春期症候群」と言う特殊な前提が絡んでくる。舞台が藤沢~七里ガ浜と江ノ電沿線の馴染みある土地であり、背景を観て楽しめた。

 本作が4年ぶりの公開なのはCovid-19があったからか、秋にはもう次作「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」が公開予定。特段思い入れのあるシリーズではないが、きっとまた観に行くのだろう。

 2023年6月27日 川崎・チネチッタにて

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