MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

技術革新と詐欺の狭間

2010-10-02 00:45:07 | Weblog

「スター・ウォーズ」が3Dに=12年から順次劇場公開―米(時事通信) - goo ニュース

 誰が悪い訳ではないけれど、このニュースを聞いた時に、ネタが尽きてしまって

いるハリウッドで“スターウォーズ系”の作品は全て3Dになるのではないかと思った。

そしてこれはレコードがCDに代わった時に今までの名作と言われていた作品を全て

買い変えさせられた悪夢の再来だと思った。しかしおそらく私はCDを買ったように

3D化されたスター・ウォーズを見に行くことになると思う。ただ絶対に許せないことは

去年公開されたばかりのジェームズ・キャメロン監督の『アバター(特別編)』が、

たった8分間の未公開映像を加えただけで10月16日から公開されるという事実で

ある。たった8分間であるならば何故最初から追加しておかなかったのか理解に

苦しむ。これは明らかな詐欺ではないのか、それとも見ればその監督の意図が

分かるのかと思って私はまたのこのこ見に行くことになるのである。


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『ローリング・ストーンズ 「レディース アンド ジェントルメン」』 20点

2010-10-02 00:12:20 | goo映画レビュー

ローリング・ストーンズ 「レディース アンド ジェントルメン」

-年/-

ネタバレ

小遣稼ぎ

総合★☆☆☆☆ 20

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 例えばイーグルス(Eagles)の「ホテル・カリフォルニア(Hotel California)」の有名なライヴヴィデオがいつまでも心に残る理由はメンバーたちの世代の凋落を歌った歌詞と茶褐色に色褪せた画面が相乗効果をもたらしつつ、彼らの挫折を表しているからだと思うが、そのような胸を打つようなドキュメンタリー的要素はこのローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の『レディース・アンド・ジェントルメン(Ladies and Gentlemen)』には全く見受けられなかった。ただ妙に暗いステージの上、茶褐色の画面の中でほとんどミック・ジャガーの姿だけを映し出しているだけだった。作品の冒頭から数分間、観客は暗闇に包まれたままで突然コンサートが始まったと思ったら、そのままステージ上を数台のカメラで撮されたフィルムを適当に編集されたものを見せられて、80分過ぎた頃にアンコールは無いというアナウンスで終わってしまい、全くサービスというものが感じられなかった。
 ストーンズには既にマーティン・スコセッシ監督の『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』(2008年)という素晴らしいライヴドキュメンタリー映画があるにもかかわらず何故このようなつまらないものを今更リリースすることになったのか、‘小遣い稼ぎ’以外には理由が見当たらない。ストーンズの熱烈なファンであるならそれなりに楽しんで観るのだろうが、私は熱烈なファンではないので70年代前半頃のロックコンサートの模様という記録映像以外の評価のしようがない。


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