ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
2009年/スウェーデン=デンマーク=ドイツ
物語の語り口について
総合 70点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
まず最初に邦題に関して述べておきたい。スウェーデン語のオリジナルタイトルを直訳するならば「爆発した空中楼閣」となるわけだから、英語のタイトルである「スズメバチの巣を蹴った女」もかなりの創作である以上、英題を無視して付けられた邦題は全く問題はないと思う。
寧ろこの作品で問題とされるべきことは物語の語り口であろう。それは決して悪いという意味ではない。3部作として極めてオーソドックスであるのだが、正統的過ぎるのである。つまり最初の『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』でメインストーリーが語られてしまったために、『ミレニアム2 火と戯れる女』も『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』もその後日談となり、観客は既視感に囚われ、明らかにインパクトに欠けてしまっている。そのように最後の方で物語のテンションが下がってしまうことを避けるために、例えばクリストファー・ノーラン監督が『メメント』(2000年)で、ギレルモ・アリアガ監督が『あの日、欲望の大地で』(2008年)で試みたように時空間を意図的に歪めて物語を描いたはずなのである。
しかしラストのミカエルとリスベットの再会の呆気なさは余りにも哀しすぎる。合計7時間以上も悲劇を見たのだから最後くらいは幸せを感じたかった。リメイクに期待したい。
宮里美香が初優勝=2位に6打差、宮里藍は9位―日本女子オープンゴルフ(時事通信) - goo ニュース
宮里美香の初優勝に特別興味はないのであるが、以前から名前に関して不思議に
思っていたことがある。宮里美香と宮里藍は名字が被っているのであるが、何故か
以前も日本代表選手としてサッカー選手の中田英寿と中田浩二の名字が被って
いたり、メジャーリーガーとして松井秀喜と松井稼頭央の名字が被っている。
いずれもありふれた名字ではないのにこのように被ってしまうことがとても不思議で、
ありふれた名字で、どうせ被るだろうから名字を取ってしまった鈴木一朗と被る
だけの鈴木が現れないまま現在に至るイチローの活躍を見ているとますます
不思議に思う。