ガフールの伝説<日本語吹替版>
2010年/アメリカ
ヒーローが生み出す悪
総合
90点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
フクロウたちが駄弁る映画に興味はなかったのであるが、監督が『ウォッチメン(Watchmen)』(2009年)のザック・スナイダー(Zack Snyder)であるとなるとただの鳥たちの駄弁映画ではないはずと確信した次第である。
一見するならば主人公のソーレンの成長物語であるが、『ウォッチメン』と同様にこの作品でも‘ヒーロー’のあり方が問われている。ソーレンと彼の妹のエグランタインは父親に教えてもらった‘ガフールの伝説’を聞いて以来、‘キールのライズ(エジルリブ)’という‘正義のヒーロー’に憧れて真似ていた。勇者(=ヒーロー)になることを夢見ているのである。そして新たな‘ヒーロー物語’がソーレンと彼の兄のクラッドが純血団に誘拐されてから始まる。
結局ラストでそれまでのシーンはソーレンが子どもたちに聞かせている‘伝説’として話の途中で終わる。それは父親がソーレンとエグランタインに‘伝説’を聞かせていた時と同じシチュエーションである。この作品では悪を退治して正義を守るはずのヒーローが正義を守りたいがために悪を求めてしまう、つまりヒーローになりたいという欲求が‘ヒーロー伝説’を完結させずにクラッドのような新たな悪を生むという皮肉が描かれているのである。
3Dの映像も美しく素晴らしいのであるが、フクロウというキャラクターには好き嫌いが生じてしまうことは避けられないと思う。
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フジテレビの『笑っていいとも!』の水曜日の千原ジュニアが仕切るコーナーで
「世代別アンケート アラゆる答えハンティング」という物がある。あるテーマについて
事前に20代から60代までの幅広い世代別にアンケート調査を実施し、上位の回答
を当てるというクイズなのだが、何故かいつも40代の回答が“病んで”いる。最近
学校で起こった“事件”の当事者が経験が浅い若い教師ではなくて40代のそれなり
の分別があるはずの教師によって引き起こされていることを鑑みると40代の世代に
何かがあったとは思うのだが、それが何なのかが今もって思い当たらない。