127時間
2010年/アメリカ=イギリス
‘液体’の‘透明度’について
総合 90点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
主人公のアーロン・ラルストンを演じたジェームズ・ブランコの好演もさることながら、ダニー・ボイル監督の‘液体’の絶妙な演出も見逃すことはできない。
アーロンが道に迷っていたクリスティとミーガンを地下プールへ案内するという、原作には無いシーンを挿入した理由は、アーロンの最良の時を暗示させるだけではなく、青い水の美しさを観客に記憶させるためだったのであろう。ここからアーロンの人生にだんだんと影がさしてくるように‘液体’の‘透明度’が落ちてくる。
岩に腕を挟まれたアーロンは水筒に入っていた水で喉を潤していたのであるが、水は豪雨による洪水、小便から血液へとだんだんと‘透明度’が落ちてくる。ようやく脱出できた後もアーロンは泥水を飲まなければならなかったが、遭遇した観光客の水筒の水を飲むことができて、ラストでアーロンは再びプールに入ることができる。この作品では‘液体’の‘透明度’がアーロンの人生の比喩として機能しているのである。アーロンが女の子たちに「フィッシュの音楽なんか聴いていたらダメだ」と言われていた。フィッシュというのは元マリリオンのヴォーカリストだと思うが、もちろんここでは‘魚’の意味もかかっていると思う。
原作の本のタイトルは「Between a Rock and a Hard Place」であるが、ようやくこの作品を観てタイトルの意味が納得出来た。ザ・ローリング・ストーンズが1989年にリリースしたシングル曲のタイトルの意味が。
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浜田和幸総務政務官は28日の記者会見で、閣僚交代人事に対する野党の反発に
ついて聞かれた際に「3月11日(の東日本大震災発生)以来、民主党も自民党も公明党も
嫌いだ。政局の話はしない」などと発言していた。翌29日、都内で開かれた民主党議員の
パーティーであいさつし、発言について「被災者に寄り添うことが使命であるということを
言いたかった」と釈明したようだが、“被災者に寄り添うこと”と”民主党も自民党も公明党も
嫌い”ということは全く結びつかない。浜田和幸が一人で政策を実現できるわけではない
からである。どうやら浜田和幸は国民新党の亀井静香によって“一本釣り”されたらしいが、
このような感情論でしかものを言えない人を釣ってしまったということは深刻な人材不足だ。