バラベント
1962年/ブラジル
‘嵐’の前兆
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
物語の舞台はアフリカからブラジルへ奴隷として移住してきた黒人の子孫たちが漁師を営む村である。その貧困さに堪え兼ねてサルヴァドルへ働きに出かけていた主人公のフィルミノが裕福になって戻ってきて村にある灯台から現れるところから物語は始まる。
フィルミノは漁師たちが網に穴が空いているにも関わらず、網の所有者で白人のヴィセンテに取り替えることを要求しないことに不満を覚える。漁師たちは指導者であるアルーアのカリスマ性で魚が取れると信じている。
フィルミノは漁師たちと網元の媒介者と相談して、フィルミノの恋人であるコタに海辺で真夜中にアルーアを誘惑させる。罠にはまったアルーアは貞操を犯し、宗教的な能力を失ったとフィルミノが公にする。その直後、バラベントと呼ばれる嵐が吹き荒れる。アルーアは海に出て行ったヴィセンテと友人のチコを助けに行く。アルーアが海に出たことで嵐は収まるが、チコは既に死んでおり、ヴィセンテは見つからなかった。ヴィセンテの娘のナイーナは民間信仰のカンドンブレの儀礼を受ける。アルーアとナイーナは婚約するが、その前にアルーアは網を購入するために街に出て働く決心をして、冒頭のシーンの灯台から村を去っていく。
グラウベル・ローシャは長編第一作『バラベント』において、黒人と白人のみならず、因習と科学の共存の可能性を模索しているように見える。『バラベント』を見る限り、グラウベル・ローシャは困難(=バラベント)を伴うものであっても、明るい見通しを持っていたようだが、2作目以降、混迷し始める。だからこれでもグラウベル・ローシャの作品の中では最も分かりやすい。
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テレビのニュースでちらっと見た時には村井嘉浩宮城県知事が地元の暴力団の組長
の“陳情”に付き合わされているのかと思ったのであるが、その暴力団風の男が何と
復興担当相の松本龍だと知って驚いた。松本龍の発言を書き出す。「(水産特区は)県で
コンセンサスを得ろよ。そうしないと我々は何もしないぞ。ちゃんとやれ。お客さんが来る時
は自分が入ってきてからお客さんを呼べ。いいか、長幼の序がわかっている自衛隊なら
そんなことやるぞ。わかった? しっかりやれよ。今の最後の言葉はオフレコです。
いいですか? みなさん。いいですか? 書いたらもうその社は終わりだから」。このように
発言を書き出してみるとやっぱりヤクザである。「書いたらもうその社は終わりだから」と
いう発言は恫喝以外の何ものでもなく、どの社がどのようにして終わるのか見ものである。
以上の発言は問題ではないのかと記者団に訊かれた松本龍は「私は問題は無いと思って
いる」と答え、村井知事は問題にしていると言われると「知事が、本当に? うわぁ凄い知事
やな~」と答えている。この“凄い”という意味が不明だが、絶対に松本龍の方が“凄い”。