プロヴァンス物語 マルセルのお城
1990年/フランス
印象派vs.シュールレアリスム
総合 100点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
そのコミカルで巧みなストーリー展開もさることながら、‘作画’の観点からも見逃せないものがある。
主人公のマルセルの父親のジョゼフにオランダの画家であるフィンセント・ファン・ゴッホのような装いをさせ、母親のオーギュスティーヌにフランスの画家のクロード・モネの「日傘を差す女」のモデルであるモネ夫人の装いをさせ、マルセル自身も美少女のイザベルと一緒にエドゥアール・マネの「オランピア」を‘コピー’させられる。
このような‘印象派’で統一されている作画を、シルクハットをかぶっている教師たちやバラの花束やドアや人の気配が全くしない邸宅などのモチーフを得意とするベルギーの画家であるルネ・マグリットのシュルレアリスムによって攪乱させることで物語にさらなる深みを与えていると思う。
「国からお金、泥はかぶらず」 安住氏、被災首長を批判(朝日新聞) - goo ニュース
民主党の安住淳国会対策委員長の「『知事は頑張っている』と言うが、仕組みが違う。
自治体の首長は都合がいい。増税しないんですから。国からお金をもらって自分は言いたい
ことを言い、できなかったら国のせいにすればいい。『増税も無駄の削減も国会議員が
やれ』と、立派なことは言うけど泥はかぶらないという仕組みを何とかしないといけない」と
いう発言は却って立派と言えるほどの暴言だと思う。被災して全てを失った人たちに対して
税を引き上げるというようなことはなかなか言えないだろうし、だから国というものが存在し、
全体で補っていくという事が嫌だというのであるならば、税制の“仕組み”を根本から見直す
べきであろう。安住は被災地の有権者に対しても「家、財産、家族がなくなった人は不満は
持っているが、だからといって『全部国会議員が悪い』というのは感情的な話だ」とも述べて
いるが、被災者はもちろん「全部国会議員が悪い」などとは言っていない。国会議員が地震
を起こした訳ではないのだから。ただ国会議員の対応が遅過ぎると言っているのである。