小川の辺 おがわのほとり
2011年/日本
妹への‘片想い’
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
確かに当初の作品の焦点は、藩主への上書によって藩の農政を痛烈に批判し、謹慎処分を受けた後、妻の田鶴を連れて脱藩した親友の佐久間森衛を主人公の戌井朔之助が藩命で討つところにある。民を想って正論を訴えた親友を斬らねばならない上に、田鶴は朔之助の実の妹である。そのような葛藤を抱えたまま朔之助は奉公人の新蔵を連れて、佐久間森衛の元へと静かにゆっくりと確実に近づいていく。
しかし物語が進んでいくにつれて、もう一つ別のテーマが現れてくる。朔之助は、妹のことを気遣っているのに田鶴になかなか理解してもらえない幼少の頃の2人を思い出していた。ある日、仇を見つけた兄妹が一緒に敵討ちをする現場に遭遇する。おそらく朔之助は、自分たちにも仇がいたならば、直心流の使い手である田鶴と共に‘仲良く’敵討ちが出来たと想像しただろうが、実際には佐久間森衛を斬った後に、朔之助は田鶴と一戦を交えることになる。最後まで妹の田鶴に‘片想い’の朔之助は結局、田鶴を新蔵に託すことにする。
一つの物語に複数のテーマが交錯する藤沢周平の作品を説明過多にならないように静謐さを保たせたまま品が良い映像に仕上げていると思う。
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2011年7月6日の読売新聞の投書欄に面白いことが載っていた。埼玉県川越市の
主婦からのものである。「地上デジタル放送(地デジ)への完全移行となる24日まで残る
日数はわずかだ。我が家のテレビは7年前に買ったアナログの液晶テレビだ。地デジへの
対応をしなければならないが、買い替えるのはもったいないと思い、4000円で割安だった
チューナーを購入して取り付けた。/ところが、電波の受信状態が悪くて困っている。地デジ
コールセンターに電話し、相談員の方に見てもらったところ、アンテナの位置を変えるか、
電波を増幅する『ブースター』を取り付ければ良くなるかもしれないとのことだった。/
多くの人はテレビを買い替えており、こうしたケースは少ないそうだ。新しくテレビを買った
ほうがよかったのだろうか。でも、使えるテレビを捨てるのには抵抗がある。テレビを
買うか、ブースターを付けるか、ぎりぎりまで悩みことになりそうだ。」明らかにおかしな
話である。購入したチューナーで視聴できないということは、そのチューナーは欠陥商品
と見倣すべきであろう。今まで視聴できたテレビが地デジ対応にしたために見ることが
出来なくなったのに、何故この主婦のテレビアンテナの位置を変えなければならないのか
“電波を増幅する『ブースター』を取り付ければ良い”のではなくて、テレビ局の方が電波を
強くするべきなのである。おまけに“良くなるかもしれない”とはっきり言えない相談員に
存在意義があるのだろうか 結局、地デジコールセンターなど形式的なものにすぎない。
だからはっきり言ってしまうならば“地デジ詐欺”とは“地デジ化”そのものなのである。