女死刑囚の脱獄
1960年/日本
ブレッソン+ヒッチコック
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
中川信夫監督のキャリアは1950年代後半あたりがピークだと思われ、一見奇妙なストーリー展開に見える本作『女死刑囚の脱獄』も同じ1960年に撮られた『地獄』同様に傑作と認めていいのではないのかと思われる理由は、本作の前半が主人公の今井京子の盛岡の女囚刑務所からの脱獄の仕方がロベール・ブレッソン監督の『抵抗(レジスタンス) - 死刑囚の手記より』(1956年)の主人公フォンテーヌのやり方と似ており、脱獄後の後半がヒッチコックの作品を想起させるためで、ブレッソンとヒッチコックを繋げた上に、妊娠している主人公を死刑囚にし、レズビアンを加味する‘荒さ’こそ高く評価するべきだと思う次第である。
やがて京子の無実が確実のように思えてきた宮田警部は、それでもあくまでも立場上、法に則って処理するしかなく、京子が盛岡に護送される前に義母と義妹から荘一が父親を青酸カリで毒殺した真犯人であることを白状させることになるのであるが、それは朝の9時から10時直前までの間に行なわれる。この‘9時’に関しては『地獄』のレビューに委ねたいと思う。
ブラザーコーン容疑者逮捕 暴力団名挙げ脅迫容疑、否認(朝日新聞) - goo ニュース
ブラザー・コーン容疑者を逮捕=暴力団の名挙げ、脅した疑い―警視庁(時事通信) - goo ニュース
去年の8月に暴力団関係者との交際が明らかになり引退を宣言した島田紳助を反面教師
として芸能人ならば誰でも暴力団との付き合いを自粛するものだと思っていたのだが、
奇しくも島田紳助と同学年のBro.KONE(ブラザー・コーン)こと近藤信秋が、元マネジャー
の男性の「暴力団事務所と関係があるとうわさされる芸能事務所などとの付き合いをやめる
ように」という親切な申し入れに対して、実在する暴力団名を挙げた上で「俺をなめんなよ。
ただじゃおかねえぞ」などと脅したことで暴力行為等処罰法違反(脅迫)容疑で逮捕された。
ブラザー・コーンは「そこまで強く言った覚えはない」と容疑を否認しているらしいが、問題
なのは暴力団事務所と関係があると噂される芸能事務所がいまだに存在できることである。