裏切りのサーカス
2011年/イギリス=フランス
女性たちの影と‘もぐら’の正体
総合 90点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
原題である「Tinker Tailor Soldier Spy」とは「tinker, tailor, soldier, sailor」という子供の数え歌からとられており、さしずめ「様々なスパイ」という意味であろう。
かなり複雑なストーリー展開であるが、気になったところから書き記してみたい。KGBの二重スパイである‘もぐら’の情報を掴むためにイギリスの情報局秘密情報部MI6‘サーカス’のリーダーであるコントロールはハンガリーにジム・プリドーを送り込んだのであるが、事前に情報が洩れていたために、ジムは撃たれる。この時、ジムのそばにいた乳飲み子を抱えていた母親も殺されている理由は第三者に事件を知られないようにするためであろう。実はジムは殺されることはなく、敵方に拉致されるのであるが、それはカーラと呼ばれているソ連の大物スパイによってなされ、目の前で女性が殺されるなど、かなり酷い‘取調べ’を受けたにも関わらず、ジムは何故かいつの間にかイギリスへ送還されており、トレーラー内で暮らしながら学校で教師をしている。クルマの中にいた蜂を窓から逃がす主人公のジョージ・スマイリーと、教室内に飛び込んできた鳥を一発で叩きのめすジムの対照性はやがて、何も手をくださないスマイリーとビル・ヘイドンを一発で銃殺するジムという形をとることになる。
リッキー・ターはソ連のエージェントであるボリスを監視している中で彼の妻のイリーナの不遇を見て、同情から情報の提供の見返りに逃がす約束をするのであるが、ここでも情報が洩れて、イリーナは担架に乗せられてどこかへ連れていかれ、リッキーに罪が着せられる。
リッキーの罪を晴らすためにスマイリーの部下であるピーター・ギラムは情報室から当時の記録書を盗むのであるが、肝心のページは破られていた。しかしページを破くという行為はいかにも証拠を隠しましたという証拠になってしまい、何故記録書自体を隠滅しなかったのか疑問が残り、ピーターに鞄を手渡した女性が気になる。
‘リッチ’ではなくて‘プア’だということでトビー・エスタヘイスは‘プアマン’とコードネームを付けられたが、この場合の‘プアマン’は貧乏人というよりも貧弱な男という意味であり、国外追放という脅しによるトビーの自白からスマイリーは4人の容疑者を追い詰める。
一応、‘もぐら’はビル・ヘイドンということで物語は終わることになるが、それにしては謎が多すぎる。1955年からスマイリーはカーラと知己であり、妻のアンからプレゼントされたライターをカーラに与えている。そのスマイリーの妻のアンであるが、あるパーティで、スマイリーはビルとアンが密会している現場を目撃しているにも関わらず、何故かラストで帰宅すると家にいたアンをスマイリーは肩に手を置いて迎えている。
‘もぐら’の正体は、コントロールに‘ベガマン(乞食)’というコードネームをつけられていたジョージ・スマイリーなのである。テンポが良ければ傑作になっていたと思う。
さしこ仕切ったアイドルの祭典大成功(日刊スポーツ) - goo ニュース
2012年6月26日にTBSで放送された「火曜曲!」は後半、生放送で、MCの中居正広が
指原莉乃が本当に反省しているのかどうかを確かめるためのドッキリを仕掛けて臨んだ
のであるが、結局真相は藪の中のままだった。途中で指原が相手の男を恋人だったと
認めそうなニュアンスを出しそうになったのであるが、もちろん生放送だと分かっている
中居はヤバイと思ってそれをさえぎるように友達だとフォローしてしまったために、本音を
ぶちまける企画だったはずが、あらかじめ決めてあった“シナリオ”通りの話の流れで
終わってしまい、やっぱり指原莉乃の“枕営業”だったのかという印象しか残らなかった。
しかし研究生時代から始めた“枕営業”の結果、先日の総選挙で堂々の4位に躍進したので
あるならば、それは生存競争の厳しいアイドル界においては認めるしかないのであろう。