原題:『沈黙の艦隊』
監督:吉野耕平
脚本:高井光
撮影:小宮山充
出演:大沢たかお/玉木宏/上戸彩/ユースケ・サンタマリア/中村倫也/水川あさみ/夏川結衣/笹野高史/江口洋介/橋爪功
2023年/日本
潜水艦映画には似合わない画面のサイズについて
主人公の海江田四郎は日本とアメリカを騙してアメリカ海軍原子力潜水艦「シーバット」の艦長に納まると「独立」を宣言するのだが、本作はいわゆる「エピソード0」の物語で、仮想敵と戦う直前までの海江田の行動が描かれることになる。
クラシック音楽を使った潜水艦の位置の駆け引きなど決して悪くはないものの、潜水艦以外のシーンなど、例えばアメリカ合衆国大統領も登場するのだが、ホワイトハウスがあんなに狭いのかという疑問が湧いてくるし、なによりも根本的な問題は潜水艦がメインの映画であるにも関わらず、シネマスコープで撮られておらず、アメリカンビスタなのである。そんなバカなことがあるだろうか? Amazonスタジオの製作だからシネマスコープの存在を知らなかったということはないとは思うのだが。
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