寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

具だくさんのシチュー

2006年12月17日 | 家飯

北海道シチューの作り方にはルー半個(5皿分)につき水700ccとある。これでは味が濃すぎる。なぜなら鶏もも肉とたっぷりの野菜から旨味成分が出るからだ。キューブの×××コンソメなんて入れないほうがいい。

私は水を800ccに変更している。炒めた肉と野菜を煮てアクをとり、野菜が軟らかくなったらルーを溶かす。仕上げに牛乳200ccを加える。とろみが足りないので水溶き片栗粉を入れて粘度を出す。

すっきりした旨味のシチューに作り変えれば野菜が主役になる。家族の生き生きした表情を見ながら食べるのは格別だ。ささやかな幸せであり、また本当の意味の贅沢だと思う。

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正しい食生活は親の責任

2006年12月17日 | 日記
勘定をすませてお茶を飲んだ私は車を呼ぼうとした。暖簾を片付けた主人が「これからいい番組が始まるよ。ちゃんと受信料払ってるんだから利用しなくっちゃな」と言ってテレビをつけた。

“土曜フォーラム いま食育をどう進めていくか”というタイトルが映し出された。結局長居をすることになったが、有意義な時間だった。

「味覚は幼児期に形成されることが分かっている。料理の下手糞な親を持った子は可哀想だ」
「親は選べませんからね~、お袋の味を知ることなく袋の味に毒されて成長した人間ばかりを責められないですよ」
「中学生の段階で既に味覚の矯正は無理だよ。バカの一つ覚えで肉しか食わなかった奴が魚に鞍替えすることがないように(笑)」
「食い物をあえてA級B級とランクづけしたがる人にその傾向が強いように思います」
「ウチはそんなのが来ないから助かっているよ。来ても追い返して塩まくがね(笑)」
「一人で入る勇気もないでしょう。恐ろしくて来られない、ぬるま湯に浸かっている人は冒険しませんから」
「それに学習もな(笑)。まさにゆで蛙だよ」
「なりたくないな」

傘を差して家路についた。途中である料理人が放った台詞が頭に浮んだ。

「ガツガツ儲けようという心が強いと失敗する。そういうとこは仕入れ値の3倍で平気で出していた。不景気になってお客が減り慌てて半額セールをやった。一時的に店は賑わったが、元の価格にもどすとパッタリ来なくなった。その店は潰れたよ。お客は馬鹿じゃない、ぼられていたことを決して許さなかったんだ(笑)」

この話は今の音楽業界にも当てはまるな、と思い、顔が引きつった。

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