寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

菊子の濃厚な甘みにうっとり

2006年12月20日 | 食材

タラの白子は“菊子”とも言う。私にはそれが脳味噌に見える時がある。グロテスクなのが難だが、フグの白子と人気を二分する。

薄っすらとピンク色を帯びた白子は鮮度の良さの証だ。ヒダの間にアニサキス(寄生虫)が入り込んでいることがあるので霜降り処理は欠かせない。表面に火が通ると真っ白に変わる。“菊”という例えはこの変化をうまく言い表している。

濃厚な甘みが舌を優しく包み込む時、私の口元は緩む。そして冬を強く意識する。

タラの白子ポン酢

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