かつての第五高等中学校の本館が五高記念館となり、国民は無料で見学できる。以前は土日しか受付していなかったと思うが、今では平日でも入場できる。休館日は毎週火曜日、祝日、年末年始。
1886(明治19)年公布の中学校令により我が国に5つの高等中学校が設置されることが決まった。第一(東京)、第二(仙台)、第三(京都)、第四(金沢)、第五(熊本)はナンバースクールと呼ばれた。同年東京大学が帝国大学(大日本帝国唯一の大学という意味)と改称している。
守衛さんに挨拶し記帳を済ませる。スリッパに履き替えて展示を見て回った。昔の机がひどく小さいのには驚いた。机の右上には窪みがあり、そこにインク壺を置いていたと説明書きがあった。席次の高い者が最後列で黒板に近づくほど席次が下がったという話は本当である。
夏目金之助が1897(明治30)年10月10日の開校10周年記念式で教員総代として読んだ祝辞が残っているとは知らなかった。染みだらけであるがきれいに装丁され、達筆を拝むことができた。
戦後の学制改革によって1949(昭和24)年に新制熊本大学が誕生。五高は最後の卒業生を送り出し1950(昭和25)年3月をもって廃校となった。
私は給食で鯨肉を食べた最後の世代に当たる。昭和50年代の初めは週に2回は鯨がメインディッシュだった。質の悪い鯨を使っていたせいだろう。硬くて歯の間にスジが挟まることしばしで、子どもの間ではひどく不評だった。
本当に美味しい鯨を食べたのはかなり後のことだった。牛肉の代わりに鯨を使ったはりはり鍋は今や高級品でそうそう口にする機会はないが、大好きである。
たまたま小さな魚屋さんで見つけて栄さんが買い求めた鯨ベーコンは感動の味だった。それまで食べていたのはパラフィン紙のように薄くスライスした臭いゴムのような感じで、雲泥の差だった。
噛めば噛むほどに肉汁と脂が舌をやさしく愛撫するが如くだった。ベーコンという表現に偽りなしで豚を凌駕していた。店主からキャベツの千切りをベーコンで巻いて芥子酢醤油で食すとよいと教わった。これならば確かにくどさを感じない。旅はするものだとつくづく思ったのである。
「酒とつまみ 第10号」の特集で面白かったものをもうひとつ紹介しておこう。4人の酒飲みががウコンで16種類の酒を割ってそれぞれの評価を出している。
試した酒はビール、黒ビール、甲類焼酎、本格麦焼酎、本格芋焼酎、赤ワイン、白ワイン、梅酒、日本酒、ブレンデッドウイスキー、シングルモルト、カンパリ、クリームリキュール、ジン、ラム、ウォッカ。評価はA、B、C、Dの4段階。
総合評価の高かったのはビール、甲類焼酎、本格麦焼酎、梅酒、日本酒、最低はシングルモルトに赤ワインとラム。日本酒が高評価だったのは意外だ。
一度ウコン(ターメリック)の力割りを日本酒で試してみようか。ウコンは肝臓にいいらしいから(笑)
試した酒はビール、黒ビール、甲類焼酎、本格麦焼酎、本格芋焼酎、赤ワイン、白ワイン、梅酒、日本酒、ブレンデッドウイスキー、シングルモルト、カンパリ、クリームリキュール、ジン、ラム、ウォッカ。評価はA、B、C、Dの4段階。
総合評価の高かったのはビール、甲類焼酎、本格麦焼酎、梅酒、日本酒、最低はシングルモルトに赤ワインとラム。日本酒が高評価だったのは意外だ。
一度ウコン(ターメリック)の力割りを日本酒で試してみようか。ウコンは肝臓にいいらしいから(笑)
飲み友達から郵便物が届いた。開封して思わず「おー、こいつはありがたい」と叫んでいた。中身は非常にマニアックな雑誌である。食文化を研究する者にとっては必読書と言ってもよい。
この内の1冊が「酒とつまみ 第10号(酒とつまみ社)」だ。玉袋筋太郎さんへのインタビューは放送禁止用語の連発で笑いが止まらなかった。
…オレの親父は酒で逝っちゃったわけだけどさ…楽しく飲んでたから、酒のせいにはしたくない…やっぱり酒があったからこそ、親父の思い出があるから
γ-GTPが2000にもなった父親のことを、幻の名車「2000GT」と呼んでいたと言う。麻雀屋が傾いてから父親が暴れ出して10年以上溝があったが、亡くなる前にはふたりで話したり、飲めるようになったのでよかったと回想するくだりが泣かせる。
続いて、【疲れた肝臓を守る簡単つまみ】を興味深く読んだ。「肝臓ツマミの基本は豆と卵とチーズである」と初っ端に書いてあった、栄さんよ。
ヒヨコ豆のカレー味、ゆで卵のチーズのせただけ、キュウリ揉みトースト、鶏のハツのローズマリー焼きは試してみる価値大と思う。家で飲むアテとしては非常に簡単で美味しそうだ。
【酒飲み川柳】の中からひとつ紹介しておこうか。香川県丸亀市の後ろから前から同情さんの作品。
立ちションの はずがズボンの 尻濡らす
経験したくないって(笑)
この内の1冊が「酒とつまみ 第10号(酒とつまみ社)」だ。玉袋筋太郎さんへのインタビューは放送禁止用語の連発で笑いが止まらなかった。
…オレの親父は酒で逝っちゃったわけだけどさ…楽しく飲んでたから、酒のせいにはしたくない…やっぱり酒があったからこそ、親父の思い出があるから
γ-GTPが2000にもなった父親のことを、幻の名車「2000GT」と呼んでいたと言う。麻雀屋が傾いてから父親が暴れ出して10年以上溝があったが、亡くなる前にはふたりで話したり、飲めるようになったのでよかったと回想するくだりが泣かせる。
続いて、【疲れた肝臓を守る簡単つまみ】を興味深く読んだ。「肝臓ツマミの基本は豆と卵とチーズである」と初っ端に書いてあった、栄さんよ。
ヒヨコ豆のカレー味、ゆで卵のチーズのせただけ、キュウリ揉みトースト、鶏のハツのローズマリー焼きは試してみる価値大と思う。家で飲むアテとしては非常に簡単で美味しそうだ。
【酒飲み川柳】の中からひとつ紹介しておこうか。香川県丸亀市の後ろから前から同情さんの作品。
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経験したくないって(笑)