寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

倉敷市玉島の通町商店街を歩く(前編)

2013年07月17日 | 
旧仮名遣いで「思ひ出」と書かれた元パチンコ屋、1階はどうやら車庫のようだ。歴史ある通町(とおりまち)商店街入口前を溜川の支流が流れる。

溜川支流

昔は女性が川端で洗い物をしていたのだろう。まさに昭和の風が吹いているという感じだ。初めて訪れる町なのに何度も来ているのかのような錯覚に陥る。

通町商店街入口

高橋荒物店

商店街に入ると右手に高橋荒物店(玉島2丁目7‐27)が見える。2階に取り付けられた胃腸薬「胃活(いかつ)」の木製看板、シルクハットの紳士が時代を感じさせる。明治32年(1899)に発売され大ヒットとなった「胃活」の製造元は信天堂山田安民薬房(大阪市)。

後にロート製薬となり目薬のトップメーカーに成長し「パンシロンでパンパンパン」のCMで一世を風靡したことは記憶に新しい。明治大正生まれの人にとって「胃活」は現代のパンシロンに匹敵するくらいの商品であったに違いない。

胃活の看板

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参院選の期日前投票へ行こう!

2013年07月17日 | 日記
今月21日は投票日。広島選挙区には6人が立候補した。政権担当能力のある政党はただ一つだから選ぶのはすごく簡単である。

広島選挙区の立候補者

日曜日は私用で投票に出掛けることができないので期日前投票に行った。会場は市役所の1階。それなりに人は来ていた。

福山市役所


垢共を 一人残らず 仕置きする

私はこういう思いを込めて一票を投じた。特亜の利益を最優先する虚臭活動家如きは犬のク〇同様価値無しである(笑)

まともな国へ

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倉敷市玉島中央町・解体工事が行われる前の港水門

2013年07月16日 | 
港橋のすぐ西側に港水門があった。溜川に水門が完成したのは昭和23年(1948)だが、少し下流に排水機場が出来て役目を終えた。私が玉島を訪れたのは昨年の夏、港水門の解体工事が始まる少し前だった。

ALWAYS三丁目の夕日のロケが行われた場所

港水門

ここは映画『ALWAYS三丁目の夕日』のロケが行われたことで非常に有名になった。既に銘板は取り外されていたが、その雄姿をギリギリ瞼に焼き付けることが出来た。

港水門その2

港橋南詰そばでチェックを行う解体工事関係者に『いい時に来ましたね』と言われた。男の表情には少し寂しさが滲み出ていた。私は元祖夫婦焼の店(玉島3丁目1‐1)の横を通り過ぎ懐かしい商店街の方へ歩いて行った。


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オクラの梅肉おかか和え

2013年07月16日 | 食材
オクラを塩を加えて沸騰水で30秒ほど茹でて冷水に取る。水気を拭き取り1cmの長さに切って梅肉ペースト(薄口醤油と味醂で味を調えたもの)と鰹節と和える。甘酸っぱい味付けのオクラは蒸し暑い日の酒肴としておすすめしたい。胡麻和えとはまた違った美味しさがある。

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倉敷市玉島中央町・羽黒山南麓を歩き港橋北詰に立つ

2013年07月15日 | 
羽黒神社拝殿前から石段を下る。これが表参道だと思われる。羽黒山の南麓には大きな三階建ての家屋があった。

三階建て

元床屋

神社周辺にはレトロな床屋、船宿、銭湯(既に廃業)などが残り、その形状から昭和30年代前半辺りまでは玉島がそれなりに栄えていたことが伺える。色っぽい飲み屋もあったようだし(笑)

居酒屋

百萬両という居酒屋(玉島中央町1丁目18‐1)の前まで来ると古びた細い橋が通行止めとなっていた。橋の親柱(北詰)には「みなとはし」と書いてあった。

港橋北詰

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鉄のフライパンでホットケーキを焼く 

2013年07月15日 | 家飯
急にホットケーキを食べたくなり市販の粉を探した。粉に卵と牛乳を加え泡だて器でかき混ぜて生地のもとを作る。鉄のプライパンでホットケーキを焼く際に気をつける点がいつくかある。

先ず熱したフライパンを一旦火から外して温度を下げること。第二は生地を弱火で焼くこと。第三は裏返して蓋をして蒸し焼きにすること。以上の三条件を守ればホットケーキを焦がすことはない。

母が昔焼いてくれたホットケーキには大概マーガリンがのせてあった。今はメイプルシロップ(+バター)派が主流のようだが、私はシンプルにバターを塗って食べるのが好きだ。素朴な味は大人になっても忘れないものだ。

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アコウ(キジハタ)骨蒸し

2013年07月14日 | 家飯
これまでに何度か書いたが、私がアコウ(キジハタ)の美味しさを初めて知ったのは広島県ではなく愛媛県(今治市)であった。巷で幻と言われるアコウ(今治ではアコ)の造りやアラが小さなスーパーで普通に売られており値段もそれほど高くはなかった。所謂庶民が買い求める魚の一つであることに驚きを隠せなかった。

地元でも大アコウを販売する鮮魚店はいくつかあるが、アラ(頭)を別に置く所は流石に質が高い。そこの店主は客に骨蒸し(酒蒸しのこと)にして食べることをすすめていた。

蒸す前に頭に塩をして20分程度放置する。脱水作用で臭み成分を流出させ肉に塩味をつけるのが目的である。頭は霜降りして冷水に取り鱗などを丁寧に落とす。

霜降り

下処理の終わった頭に酒(+昆布出汁)を回しかけて好みの野菜と一緒に15~20分を目安にして蒸し上げる。ポン酢の他に用意するものは紅葉おろし。上品な味のほほ肉を噛みしめている時は最高に幸せである。

骨蒸し

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倉敷市玉島中央町の天台宗・羽黒山清瀧寺

2013年07月14日 | 
天台宗・羽黒山清瀧寺(せいりゅうじ)は羽黒権現の別当寺として建立された。別当寺とは神社を管理するために置かれた寺のことである。羽黒神社と清滝寺が建つ羽黒山は元々阿弥陀島と呼ばれる小島であった。

備中松山藩(水谷氏の時代)に所領を増やすために干拓が盛んに行われて玉島新田が造成されるが、この阿弥陀島(現在の羽黒山)は干拓を進める上で非常に重要な場所だった。長尾から阿弥陀島までが陸続きとなり船穂方面から高瀬通し(所謂運河)を高瀬舟が下り物資を運んだ。高瀬舟の発着場である船溜まりはタテソース本舗(玉島中央町1丁目7‐8)辺りにあったと言われている。

羽黒山周辺地図

参考までに羽黒山周辺の地図を載せておく。清瀧寺から約100m北へ行った所に分院なるものが存在する(玉島中央町1丁目6‐8の南西付近)ことはあまり知られていない。

清瀧寺別院

清滝寺別院2

百度石脇の石柱に刻まれた傅教大師(でんきょうだいし)は最澄を指す。清瀧寺は傅教大師第十四番霊場にあたる。私は町歩きの最後で偶然分院を見つけた。これも何かの縁であろう。

清滝寺別院3

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アコウ(キジハタ)造り・わた生姜煮

2013年07月13日 | 家飯
造りにもいろいろあって薄造りや(湯)洗いを出す料理屋は多い。薄造りの類はどうも「みみっちい」感じがするので自分でやる時には少し薄めに身を引く。夏の鱸(スズキ)の造りも美味しいが、品という点ではアコウの敵ではない(笑)

普通は捨ててしまうわたも丁寧に掃除すれば酒肴としてよみがえる。弾力に富む胃袋やねっとりした肝をアテにゆっくり酒を飲むのは楽しい。

肝・心臓・胃袋の煮付け

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倉敷市玉島中央町の羽黒神社(その3)

2013年07月13日 | 
詩碑の左京亮(さきょうのすけ)水谷候とは備中松山藩・第二代藩主を指す。羽黒神社を建立した水谷(みずのや)勝隆公の長男・勝宗(かつむね)公は寛文五年(1665)に社殿を改築して元禄二年(1689)二月に亡くなっている。

熊田神社

熊田恰の石碑

羽黒神社の境内社は非常に多いが、最も有名なのは玉島を戦火から救った熊田恰を祀る熊田神社である。玉垣の近くに神社概要を記した石碑が建っている。私は神社に隣接する寺へ寄ることにした。

羽黒神社に隣接する寺院

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分からず屋に冷静に対応する広島県知事

2013年07月12日 | 広島県政
湯崎知事が昨日福山の港町を訪れ架橋推進派と話し合いの場を持った。かつて観光課長を務めたというオッサンがテレビカメラを意識しゴロツキ発言をしたのに対して聡明な知事はあくまでも冷静であった。

毎回汚い言葉を発して己の柄の悪さとオツムの弱さを広く知らしめることに私は不快の念を禁じ得なかった。観光客は増えるどころかむしろ減少するだろう。もともと単体での魅力が希薄なことをはっきりと指摘されている地域にとっては大きなマイナスである。

知事が国宝の明王院(草戸町)を福山観光の目玉に位置付けようとしているのは自然な流れだ。今後観光地としてのランクが逆転することは十分に有り得る。オッサンの上司だった人物(元なんたら対策部長)の無責任さには市中心部の人間も堪忍袋の緒が切れそうだ。

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夏の魚の最高峰・アコウ(キジハタ)

2013年07月12日 | 食材
アコウ(キジハタ)の旬は暑い夏である。その美味しさは目利きのプロも素直に認めるほど。一時は漁獲高が減り幻の魚と呼ばれたが、種苗放流の継続によって手に入りやすくなっている。ひょんなことで私は40cm級のアコウを捌くことになった。表面がヌルヌルしていて鱗を落とすのが大変だった(笑)

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豚角煮と和からし

2013年07月11日 | 家飯
うだるように暑い日には肉を食いたくなる。豚バラブロックを角切りにして煮込んで適度に脂を抜く。味付けはあくまでも控えめにする。煮汁に水溶き片栗粉でとろみをつけ肉と茹で野菜に回しかける。

お湯を加えてかき混ぜた和がらしを肉にのせると味がキリリと締まる。旨みたっぷりの煮汁のおかげで野菜が更に美味しく食べられる。豚の角煮は無駄のない料理である。薬味を工夫し丼仕立てにしても面白い。

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