(夜明けを待つ@長野電鉄・信濃竹原駅)
正月休みってのは年末年始的なやる事がありますので、大掃除だったり大晦日だったり初詣だったり親戚との挨拶事だったりと行事が盛りだくさん。なので、正月明けの成人の日に絡んだ三連休ってのが、自分の趣味と向き合ったり好きな事をしたり出来る本当の正月休みなのではないかと思います。そういう意味での2023今年の撮り始め、どこにしようかな・・・という事で色々と考えたのですが、長野電鉄に行って来ました。思えば自分の中で「地方私鉄巡り」というものをライフワーク的にし始めたのって、それこそ15年前くらいに2000系を追い掛けて長野電鉄に行くようになったのがきっかけだったように思うんですよ。そういう意味での原点回帰と言うか温故知新と言うか。年の初めに改めて「原点」の部分を確かめるのもいいんじゃないかなあと。
長電に通い始めた頃は・・・どんくらいだったっけな。木島線が廃線になって、ちょっとあって「ゆけむり号」こと小田急HiSE10000系が導入された頃か。まだ日比谷線車両も3連(3600系)がブイブイ走ってたし、2000系も朝夕のB特を中心にA・D編成が健在で、8500系が新車みたいな扱いをされてたかな。屋代線は夏でも非冷房鯨2連で扇風機という劣悪環境、木島線に続いて廃線か?みたいな雰囲気になっていて、地元自治体の温度によるお決まりの「活性化協議会」の開催だったり、増発の社会実験なんかをしてたのを記憶している。その長電に通い始めた頃・・・2000系D編成を信濃竹原で撮影したカットがあった。季節は同じ冬、軒先に垂れる氷柱に信州の冬の厳しさを見る。
今回の長電行。そういう意味で温故知新、なので、そんな信濃竹原で撮影した雰囲気をあえて定点撮影的な感じで収めてみる。そうだった、以前の信濃竹原は、老朽化した駅舎側の入口を締め切って県道側の通路から出入りするようになっていたな。最近になってこの旧駅舎の価値が見直され、再整備しているようではあるのだが・・・それでもパルプ踏切側の貨物ホームにあった上屋はいつの間にか取り壊され、入線する車両も2000系ではなく3000系(日比谷線03系)に変わった。温故知新と言うけれど、やはり変わるべきものは変わっている。当たり前の事ではあるけれど。