(彼岸花咲く、西濃の土手@烏江~美濃高田間)
9月。というか正確には10月の上旬なのだが、養老鉄道を訪問。8月のお盆過ぎから会社が忙しくなり、天候不順もあいまった9月はろくすっぽカメラを触っていなかったようだ。今回、改めて2023年の撮影成果のフォルダを眺めていたのだけど、いっちばん薄いのが9月なんですよね。連休2回もあったのに何があかんかったんだろうねえ。そうそう。この9月には5年連続で富山に行ってたんだよね。その記録も崩れてしまったんだよなあ・・・という9月の消化不良を抱えながらの養老鉄道。実は、そんなに積極的に行きたい!みたいな感じもなかったんです。富山になんとなく行きそびれて、その代替で訪問を決めたようなそんな感じ。それでも、近鉄や東急のオールドタイマーたちが活躍している姿を見るのは嬉しいこと。そう派手な味わいもないけど、大垣駅前の金蝶園で水まんじゅうも食べたし、薩摩カイコウズ街道で飛騨牛も買えたし、一日運用に入ってくれたラビットカー塗装の2連を追いかけては楽しい一日を過ごしました。
10月。最近部活に塾にと忙しい中学2年の息子を連れて、久し振りに横浜駅のMVで「休日お出かけパス」を叩く。向かったのは8月に新規開業した宇都宮ライトレール。半日間程度の滞在でしたが、息子と一緒に乗ったり降りたり。しっかり宇都宮ギョーザも決めた充実の日帰り旅となりました。約70年ぶりに開業した新設の軌道路線ですが、開業から3ヶ月弱で早くも乗客100万人を突破したという優良コンテンツとなりました。LRTによって宇都宮駅周辺の商業圏と、県のテクノポリス計画に基づいた工業団地群と、これに付随した新興住宅地域をうまく結節させたこと。LRTを入れればすぐ地方が活性化するわけではなく、導入までの長い間にじっくりと街づくりを続けていた宇都宮市と栃木県の勝利と言えるのではないでしょうか。宇都宮の例を見て、「LRT万能論」みたいな記事が平然と垂れ流されているのを見ると、いっぺん乗りに来てみたら?って思ってしまうんですよね。